2つのカルコゲンを含む二水素化合物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/04 07:12 UTC 版)
「カルコゲン化水素」の記事における「2つのカルコゲンを含む二水素化合物」の解説
この種の化合物は化学式H2X2で表され、比較的不安定であって、二カルコゲン分子とカルコゲン化二水素に容易に分解される。 例:2 H2O2→2 H2O+O2。 これらの化合物の中で最も重要なのは過酸化水素 H2O2で、水色のほぼ無色の液体であり、水よりも揮発性は低いが密度と粘性は水より高い。 過酸化水素は重要な化合物で、異なるpH値の下、酸化剤としても還元剤としても働き、過酸化金属錯体やペルオキシ酸錯体を形成し、また多くの蛋白質の酸/塩基反応に参加できる。 低濃度の過酸化水素は家庭で例えば消毒剤や髪の漂白に使用されています。 但し 高濃度のものは危険性が高い。 化合物化学式結合長モデル過酸化水素 H2O2 二硫化水素 H2S2 二セレン化水素 H2Se2 — テルル化水素 H2Te2 — — 関連する性質を以下に示す。 性質H2O2H2S2H2Se2H2Te2融点(°C)-0.43 −89.6 ? ? 沸点(°C)150.2 (分解) 70.7 ? ?
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