ねん‐せい【粘性】
粘度
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/28 04:40 UTC 版)
粘度(ねんど、ドイツ語: Viskosität、フランス語: viscosité、英語: viscosity)は、物質のねばりの度合である。粘性率、粘性係数、または(動粘度と区別するため) 絶対粘度とも呼ぶ。一般には流体が持つ性質とされるが、粘弾性などの性質を持つ固体でも用いられる。
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- ^ a b 高橋_日本エアロゾル学会 2003, pp. 15–16.
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- ^ Reynolds_Royal Society of London 1886, p. 177.
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- ^ Williams,_Landel,_Ferry._J. Amer. Chem. Soc. 1955, pp. 3701–3707.
- ^ Masuko,_Magill._日本レオロジー学会誌 1988.
- ^ a b 吉田_講談社 2014, pp. 268.
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「粘性」の例文・使い方・用例・文例
- 弾性特性と同様に粘性を持つさま
- 溶かさないで熱することで(鉱石や粉状の金属が)粘性塊になるようにする
- 粘性の測定値の、または、粘性の測定値に関する
- 水の粘性に似ている特性
- ムチン(粘性の唾液成分)を作り出す小さな唾液腺
- 熱帯アメリカによく見られるとげのある高木で、頂生の総状花序をなす黄色い花のあとに鎌形あるいは渦巻き形の食べられる莢がなり、良材、黄色の染料、粘性ゴムがとれる
- 米国南西部産の一年生草本で、堅い木質の枝に粘性のある葉と黄色の花をつける
- 朝や夜に開花し、明るい光の中では閉じる黄色の花を持つ、粘性のある草本の属
- 粘性の腺のある葉を持つ南米産草本
- 粘性の測定単位
- 粘性率のcgs単位で、平方センチメートル当たりの1dyn.sと同じ
- 固体や気体と区別される物質の状態:相対的に低密度、低粘性である
- 甘い無色で粘性のある吸湿性の液体で、皮膚を通して吸収されると有毒であるが、不凍液として、あるいはブレーキ液、さらに化粧品やパーソナルケア用品の保湿剤としても使われる
- ヒアルロン酸を分裂し、その粘性を下げ、結合組織の透過率と流体の吸収を増加させる酵素(商標名Hyazyme)
- ゼリーまたはゼラチンの粘性のある物質
- 水と融和しない、物を滑らせやすいまたは粘性のある液体あるいは液状化する物質
- 流体力学において,粘性および圧縮性を持たない仮想流体
- 粘性の強い土壌
- 粘性の大きい物質
- 粘性の流体が運動する時に生ずる摩擦力の流れの方向への成分の総和
粘性と同じ種類の言葉
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