エタノール【(ドイツ)Äthanol】
読み方:えたのーる
「エチルアルコール」に同じ。
エタノール
分子式: | C2H6O |
その他の名称: | 酒精、アルコール、Alcohol、Ethanol、Ethane-1-ol、Wine spirit、Ethyl alcohol、Alcohol,anhydrous、水和エチル、メチルカルビノール、NCL-CO-3134、テクソール、Ethan-1-ol、エコ消エタ、オー消エタ、O Syoueta、純生局エタ、純生消エタ、消エタコア、消エタサラコール、消毒用エタIP、消毒用エタノール、Ethanol for disinfection、消毒用エタノールFG、消毒用エタノールIPA、消毒用エタノールα、消毒用エタプロコール、Ethaprocohol、消毒用エタプロコール-U、Ethaprocohol-U、消毒用エタライト、Ethalight、消毒用エタライト-B、Ethalight-B、Anhydrous ethanol、Ethaprochol for disinfection、Ethaprochol-U for disinfection、Ethalight for disinfection、Ethalight-B for disinfection、Ethanol-FG for disinfection、Etha-IP for disinfection、Ethanol-IPA for disinfection、Ethanol-α for disinfection、Methyl carbinol、Spirits of wine |
体系名: | エチルアルコール、エタン-1-オール、エタノール |
エタノール
エタノール
無色透明の液体。胃腸から速やかに吸収されて体に循環する。抗菌活性があるので、しばしば、局所的な消毒に使用される。溶媒や保存液として広く用いられ、アルコール飲料の成分でもある。
Name | Ethanol, Ethyl alcohol |
---|---|
MeSH | 68000431 |
Molecular Weight | 46.0684g/mol |
Molecular Formula | C2H6O |
XLogP | -0.1 |
d | 0.789 g/cm3 |
m.p. | −114.3 ºC |
b.p. | 78.4 ºC |
pKa | 15.9 |
CC Attribution-Noncommercial-Share Alike 3.0 Unported
エタノール
エタノール
エタノール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 05:27 UTC 版)
エタノールは、サトウキビやトウモロコシといったバイオマスからの生産方法が確立しており(バイオマスエタノール)、そうした方法による生産量が拡大していることもあって「環境に優しい」ガソリン代替燃料としてとくに近年注目されている。ガソリンと比較してノッキングを起こしにくいことから、ガソリンの改質剤として利用が拡大しているという事情もある。ガソリンとの混合燃料としては、エタノールそのものではなく、エタノールから生成したエチルtert-ブチルエーテル(ETBE)を添加したガソリンも広義のアルコール燃料と理解されている。 純粋のエタノール(無水アルコール)は、ガソリンと容易に混合する。このようにして作られる混合燃料については、エタノールの百分率で表した容積比をxxとして、Exxという形で品質が示される。たとえば、E10といえばエタノールを容積比で10%含む燃料である。このようにエタノールとガソリンを混合した燃料は、ガソホール(gasohol)と呼ばれるが、エタノールとガソリンの混合比率は国あるいは地域ごとに異なっている。 エタノールとガソリンは燃焼特性が異なるが(上記参照)、エタノールの混合比率が低い混合燃料の場合、純粋なガソリンを燃料として利用することが想定されている内燃機関で燃焼しても問題が生じにくいとされている。エタノール混合比率は、各国で普及している内燃機関の特性により上限値が左右される。ブラジルはE25、米国はE10、日本はE3が安全性を確保できる上限としており、2007年4月末から東京都、千葉県、埼玉県で先行販売が開始されたエタノール由来成分混合ガソリン(「バイオガソリン」)はエタノール由来成分(ETBE、上記参照)の含有量が容積比で3%相当となっている。 ガソリンのオクタン価向上剤としてかつて使われていたアルキル鉛は有害だったので代替のオクタン価向上剤が必要だったのと、アルコール/エーテルなどの含酸素燃料をガソリンに混和すると排気ガスの窒素酸化物濃度が減るので、1990年代欧米ではMTBEのガソリンへの添加が進んでいた。しかし、カリフォルニアの田舎町で老朽化して穴のあいた地下タンクから漏洩したガソリンに添加されていたMTBEが、飲料に供されていた地下水に混和して飲用不適になってしまう事件が起こり、米国では2014年までにMTBEのガソリン混和は禁止される事になってしまい、MTBE代替のガソリン混和材としてエタノールの需要が急増した。(詳細 メチルtert-ブチルエーテル参照) ただし、アルコールは水和物で一種の界面活性剤として働き、アルコール混和後の石油は水を懸濁しうるため、水の混入を避けるために、エタノール/メタノール/ETBE/MTBEとも石油に混合後はパイプライン輸送ができない。米国では石油パイプライン輸送をする場合、末端の油槽所でブレンドするため別途エタノールを輸送せねばならない問題が発生している。 エタノールの混合比率が高い燃料を内燃機関の燃料として利用する場合には、点火のタイミングなどを調整しなければ十分な性能が発揮できない。いろいろな混合比率の燃料を利用できるようにした自動車は「flex-fuel vehicles」と呼ばれており、とくにブラジルで広く普及している。ブラジルのflex-fuel vehiclesはE100まで対応できるのに対し、米国で販売されているflex-fuel vehiclesはE85までの対応に止まっており、ここでも国ごとの違いが表れている。 地球温暖化対策などを念頭に、市中で販売されるガソリンに一定比率でのエタノール混合を義務づける国や地域が増えている。たとえば、ブラジルではE20が基本であり、米国でもコネチカット州やミネソタ州ではE10の販売が義務付けられている。 バイオエタノール用の穀物の作付面積が増大するにつれ、飼料用穀物の価格が高騰し、低所得者層の穀物の入手に影響が及びつつある。そこで各国ではおが屑や間伐材等、従来はバイオエタノールの原料として使用されてこなかった資源的な制約の少ない原料を元にバイオエタノールを製造する技術が開発中である。 セルロース細胞壁の分解は熱と化学処理を伴い、従来難しい問題で、セルラーゼで分解することも実施されていたが、前処理に手間がかかり大変であった。メリーランド大学カレッジパーク校のSteve Hutcheson はチェサピーク湾の沼地で発見されたバクテリア(サッカロファガス デグラダンス(英語版))が強力なセルロース細胞壁の分解能を有する事を突き止めた。Zymetis社ではさらに効率よく糖に変更するために遺伝子を組み換えて、72時間で1トンのセルロースバイオマスを糖に変換できる事を実証した。 シロアリの消化器官内の共生菌によるセルロース分解プロセスがバイオマスエタノールの製造に役立つ事が期待され、琉球大学や理化学研究所等で研究が進められる。
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エタノール(別名:アルコール)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 06:52 UTC 版)
「エタノール」の記事における「エタノール(別名:アルコール)」の解説
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エタノール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 09:33 UTC 版)
「フォルクスワーゲン・ド・ブラジル」の記事における「エタノール」の解説
また、ブラジル政府が1970年代より推し進めたエタノール車の普及政策を受けて、早くからエタノール及びバイフューエルエンジンの研究および市場導入を行ってきた。1980年代は台数の2割以上がエタノール車だった。
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エタノール(エチルアルコール)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/21 00:52 UTC 版)
「殺菌料」の記事における「エタノール(エチルアルコール)」の解説
おおよそアルコール分60~70%程度の水溶液としてもやし等の生鮮食品や、食品製造設備、調理器具、従業員の手指消毒まで幅広く使用される。揮発性であるため使用後の洗浄が不要で食品への残留の気遣いが少ないが、密閉していなければ効果が短時間で失われる。同じく揮発性のオゾン水に比べ保存性がよくスプレーボトルのような小規模用途で扱いやすいが、可燃物であるため産業用に多量に保管する場合は消防法上の管理規制が加わる。
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エタノール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/21 14:11 UTC 版)
「2007年のアメリカン・ル・マン・シリーズ」の記事における「エタノール」の解説
2007年2月8日、アメリカン・ル・マン・シリーズはエタノール・プロモーション・アンド・インフォメーション・カウンシル (EPIC) とE10エタノール添加燃料を使用した車両の走行に合意、契約した。燃料は10%のエタノールと85%のガソリンから成る。EPICはまたレイホール・レターマン・レーシングのポルシェをスポンサードした。EPICはインディ・レーシング・リーグでも同チームをスポンサードした。
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エタノール
出典:『Wiktionary』 (2021/08/07 00:23 UTC 版)
名詞
エタノール
翻訳
- アフリカーンス語: etanol (af)
- アラビア語: إيثانول (ar) (ʾiṯānūl) 男性
- イタリア語: etanolo (it) 男性
- イド語: etanolo (io)
- 英語: ethanol (en)
- エスペラント: etanolo (eo)
- カタルーニャ語: etanol (ca)
- ギリシア語: αιθανόλη (el) 女性, αιθυλική αλκοόλη (el) 女性, οινόπνευμα (el) 中性
- スウェーデン語: etanol (sv) 通性
- スペイン語: etanol (es) 男性
- セルビア・クロアチア語:
- チェコ語: etanol (cs) 男性, ethanol (cs) 男性, ethylalkohol (cs) 男性
- 中国語:
- 朝鮮語: 에탄올 (ko)
- ドイツ語: Ethanol (de) 中性, Äthanol (de) 中性
- トルコ語: etanol (tr)
- ノルウェー語:
- ノルウェー語(ニーノシュク): etanol (nn) 男性
- ノルウェー語(ブークモール): etanol (nb) 男性
- ハンガリー語: etanol (hu)
- ヒンディー語: दक्षिन्यव (hi) (dakshinyav)
- フィンランド語: etanoli (fi)
- フランス語: éthanol (fr) 男性
- ブルガリア語: етанол (bg) (étanol) 男性
- ヘブライ語: אתנול (he) (étanol) 男性
- ポルトガル語: etanol (pt) 男性
- ロシア語: этанол (ru) 男性
「エタノール」の例文・使い方・用例・文例
- バイオエタノールを使う方が地球に優しい
- モノエタノールアミンと水の50/50混合液
- エタノールは濃度20パーセントの溶液に追加された。
- 私の技術は、バイオエタノール生産に貢献できると信じています。
- 産業のスケールの発酵からのエタノールの分別蒸留のための装置からなるスチール
- エタノールでラックを溶かすことによって作られた薄いワニス
- 水やエタノールに溶ける、白色または無色の微量の酸を含んだ溶液
- エタノールと酢酸から作られた、香りの良い無色で可燃性の揮発性の液体エステル
- 顕微鏡での観察ができるように組織や細胞を固定する化合物(エタノールまたはホルムアルデヒドなど)
- エタノールアミンという化合物
- 稲わらからできたバイオエタノール
- 川崎重工業は10月6日,同社が稲わらからバイオエタノール燃料を製造することに成功したと発表した。
- 2009年,川崎重工は秋田県農業公社と共同で稲わらからバイオエタノールを製造する試験事業を開始した。
- 川崎重工は秋田県潟(かた)上(がみ)市(し)にある同社の実証プラントでバイオエタノールを製造する。
- 川崎重工は先日,自社のバイオエタノールの実験を行った。
- 同社はその燃料が自動車を安全に動かせることを確認し,そのバイオエタノールが自動車燃料の品質基準を満たしているという確証を得た。
- 同社は自社のバイオエタノールを市場に出すため,製造コストを1リットルあたり40円以下にしたいと考えている。
エタノールと同じ種類の言葉
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