酸化カルシウムとは? わかりやすく解説

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さんか‐カルシウム〔サンクワ‐〕【酸化カルシウム】

読み方:さんかかるしうむ

カルシウム酸化物石灰石焼いて作るを注ぐと多量の熱を発生して水酸化カルシウム消石灰)となる。漆喰(しっくい)・モルタル使用。また消石灰カーバイドなどの製造原料化学式CaO 生石灰(せいせっかい)。石灰

「酸化カルシウム」に似た言葉

酸化カルシウム(高炉スラグ粗骨材中の)

読み方さんかかるしうむ
【英】:calcium oxide

結晶質高炉徐冷スラグ骨材中の酸化カルシウム(CaO含有量多くなると、鉱物的に崩壊(β-2CaO・SiO2のγ-2CaO・SiO2への転移による崩壊)することが考えられる実際高炉スラグ粗骨材ではほとんど問題ないが、安全を重視してJIS A 5011-1(コンクリート高炉スラグ骨材 第1部高炉スラグ骨材)では45%以下と規定している。

Lime

分子式CaO
その他の名称Calcium oxide、酸化カルシウム、Quic lime、Lime、生石灰
体系名:カルシウムオキシド


物質名
酸化カルシウム
化学式
CaO
原子量
56.1
融点(℃)
2572
沸点(℃)
2850
密度(g/cm3
3.37

無色個体吸湿性を持つ。

酸化カルシウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/31 09:36 UTC 版)

酸化カルシウム
識別情報
CAS登録番号 1305-78-8 
PubChem 14778
ChemSpider 14095
UNII C7X2M0VVNH
E番号 E529 (pH調整剤、固化防止剤)
国連/北米番号 1910
RTECS番号 EW3100000
ATC分類 QP53AX18
特性
化学式 CaO
モル質量 56.0774 g/mol
精密質量 55.957506
外観 から青白、もしくは黄色茶色の粉
匂い なし
密度 3.34 g/cm3[1]
融点

2613 °C, 2886 K, 4735 °F[1]

沸点

2850 °C, 3123 K (100 hPa)[2]

への溶解度 1.19 g/L (25 °C), 0.57 g/L (100 °C)、発熱反応[3]
への溶解度 溶(グリコール砂糖水にも同様)
メタノールへの溶解度 不溶(ジエチルエーテルN-オクタノール)
酸解離定数 pKa 12.8
熱化学
標準生成熱 ΔfHo −635 kJ·mol−1[4]
標準モルエントロピー So 40 J·mol−1·K−1[4]
危険性
安全データシート(外部リンク) hazard.com
EU Index 記載なし
NFPA 704
0
3
2
引火点 燃焼性なし
関連する物質
その他の陰イオン
その他の陽イオン
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

酸化カルシウム(さんかカルシウム、Calcium oxide、quick lime)は化学式 CaO で表される化合物。慣用名として、 生石灰(せいせっかい[5][6])とも呼ばれる。生石灰は「しょうせっかい」とも読めるため、消石灰と区別するため「きせっかい[7]」と呼称される場合がある。腐蝕性英語版のあるアルカリで、室温では結晶である。石灰という語はカルシウムを含む無機化合物の総称であり、石灰岩のようにケイ素マグネシウムアルミニウムなどよりカルシウムの炭酸塩酸化物水酸化物が多く含まれている岩石も指す。対照的に、生石灰は純粋な化合物のみを指す。

生石灰は比較的安価で、酸化カルシウム(塩基無水物英語版)とその誘導体である水酸化カルシウムは重要な汎用化学物質英語版である。

調製

炭酸カルシウム熱分解を利用する。炭酸カルシウムを825 °C以上[8]に加熱すると二酸化炭素を放出して生ずる。融点は2572 °C。通常は石灰岩や貝殻石灰窯で強熱して製造する。このプロセスは煆焼と呼ばれる。

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「酸化カルシウム」の例文・使い方・用例・文例

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