アロフェンとは? わかりやすく解説

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アロフェン(Allophane)

アロフェン アロフェン
Reppia,Graveglia Valley,Ne,Genova Province,Liguria,Italy
Al2SiO5.H2O 画像の幅約1.5cm、7.5cm

青緑色半透明鉱物がアロフェンです。
小さな球状のアロフェンが集まってぶどう状集合体となってます。

アロフェン(Allophane)

アロフェン
京都府宇治市西笠取 笠取鉱山
Al2SiO5.H2O 画像の幅約1.3cm

白色半透明のぶどう集合体がアロフェンです。
黒鉱型の重晶石鉱床割れ目二次的に生成した鉱物で、
真珠光沢をもつ外観から山真珠とも呼ばれます

アロフェン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/06 05:59 UTC 版)

アロフェン(Allophane)は、アモルファスまたは結晶化度の低い水和アルミニウムケイ酸塩でできた粘土準鉱物である。化学組成は、Al2O3·(SiO2)1.3-2·(2.5-3)H2Oである。原子配列が短距離秩序しかもたないために鉱物ではなく準鉱物となり、赤外線スペクトルやX線回折パターンで同定できる。1816年にドイツテューリンゲン州のグレフェンタール産のものが初めて記載された。アロフェンは、火山ガラス長石風化または熱水作用によって変質したものであり、カオリナイトと似た組成を持つことがあるが、一般的にAl:Siのモル比は2である。pHは弱酸から中性(5~7)である。構造については議論があるが粘土鉱物に似ており、湾曲したアルミナの八面体とケイ素の四面体の層からできている。透過型電子顕微鏡により、直径3~5 nmの球形の隙間があることが示されている。アロフェンは、与ケイ素環境ではハロイサイトに、脱ケイ素環境ではギブス石に変質する。を含む変種も報告されている。






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