ギブス‐せき【ギブス石】
ギブス石(Gibbsite)

熊本県下益城郡松橋町内田
Al(OH)3 画像の幅約6.5cm
ボール状をした微細なギブス石の塊です。
よめじょ団子とも呼ばれるもので、火山灰を含む土壌中で見付ります。
ギブス石(Gibbsite)

Baoshan,Yunnan Province,China
Al(OH)3 画像の幅約4cm
薄緑色をしたギブス石の腎臓状集合体です。
ギブス石としては珍しいタイプの標本で、短波の紫外線で緑色
に蛍光します。
ギブス石
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/13 06:38 UTC 版)
ギブス石 | |
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分類 | 水酸化鉱物 |
化学式 | Al(OH)3 |
結晶系 | 単斜晶系 |
へき開 | 一方向に完全 |
モース硬度 | 3 |
光沢 | ガラス光沢 |
色 | 白色 |
条痕 | 白色 |
比重 | 2.4 |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 |
ギブス石(ぎぶすせき、gibbsite)とは、水酸化アルミニウム(Al(OH)3)よりなる鉱物(水酸化鉱物)。ボーキサイト(アルミニウム鉱石)を構成する主要鉱物の1つである。多形にバイヤー石(Bayerite)、ノードストランド石(Nordstrandite)、ドイル石(Doyleite)があるが、外見で区別は不可能である。
アメリカ合衆国マサチューセッツ州バークシャー郡リッチモンドで発見され、同国の鉱物学者・鉱物コレクターのジョージ・ギブスにちなみ命名された。命名者はジョン・トーリー。
球状の集合体として産出することが多く、結晶は稀である。
用途
アルミニウム原料。
関連項目
参考文献
- 松原聰監修 『鉱物カラー図鑑』 ナツメ社、1999年、ISBN 4-8163-2693-6。
- 国立天文台編 『理科年表 平成19年』 丸善、2006年、ISBN 4-621-07763-5。
外部リンク
- Gibbsite(mindat.org)
- Gibbsite Mineral Data(webmineral.com)
固有名詞の分類
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