硝酸カルシウム

デジタル大辞泉

しょうさん‐カルシウム〔セウサン‐〕【硝酸カルシウム】

読み方：しょうさんかるしうむ

炭酸カルシウムを硝酸に溶かした液から得られる無色で潮解性のある結晶。石灰質土壌中で微生物の作用により窒素化合物が硝化するときにも生ずる。肥料・硝酸塩・花火の製造に使用。化学式Ca（NO₃）₂

日本化学物質辞書Web

硝酸カルシウム

分子式：	CaN2O6
その他の名称：	硝石【ノルウェ-】、Synfat-1006、Saltpeter【Norway】、Calcium nitrate、硝酸カルシウム、Calcium nitrite、Bisnitric acid calcium salt、Dinitric acid calcium salt
体系名：	ビス硝酸カルシウム、二硝酸カルシウム

「日化辞Web」で詳細を見る

ウィキペディア

硝酸カルシウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/10/10 01:33 UTC 版)

硝酸カルシウム

物質名
IUPAC名 硝酸カルシウム Calcium nitrate
識別情報
CAS登録番号	10124-37-5  13477-34-4 (四水和物)
3D model (JSmol)	Interactive image
ChEBI	CHEBI:64205
ChEMBL	ChEMBL3183960
ChemSpider	23336
ECHA InfoCard	100.030.289
EC番号	233-332-1
PubChem CID	24963
RTECS number	EW2985000
UNII	NF52F38N1N  O8T8H4NBBR (四水和物)
国連/北米番号	1454
CompTox Dashboard (EPA)	DTXSID1039719
InChI InChI=1S/Ca.2NO3/c;2*2-1(3)4/q+2;2*-1  Key: ZCCIPPOKBCJFDN-UHFFFAOYSA-N  InChI=1/Ca.2NO3/c;2*2-1(3)4/q+2;2*-1 Key: ZCCIPPOKBCJFDN-UHFFFAOYAF
SMILES [Ca+2].[O-][N+]([O-])=O.[O-][N+]([O-])=O
性質
化学式	Ca(NO3)2
モル質量	164.088 g/mol
外観	無色結晶
密度	2.36 g/cm3
融点	561 ℃
沸点	分解
水への溶解度	121.2 g/100g水（20℃）
構造
結晶構造	立方晶系（無水）,単斜晶系（四水和物）
熱化学
標準定圧モル比熱, Cpo	149.37 J mol−1K−1
標準モルエントロピー So	193.3 J mol−1K−1
標準生成熱 ΔfHo	−938.39 kJ mol−1
危険性
GHS表示:
絵表示
重要な用語	Danger
危険性報告	H272, H302, H315, H319
予防報告	P210, P220, P221, P264, P270, P280, P301+P312, P302+P352, P305+P351+P338, P310, P321, P330, P332+P313, P337+P313, P362, P370+P378, P501
NFPA 704（ファイア・ダイアモンド）	2 0 1 OX
引火点	不燃性
致死量または濃度 (LD, LC)
半数致死量 LD50	302 mg/kg (ラット, 経口)
安全データシート (SDS)	ICSC 1037
関連する物質
その他の 陽イオン	硝酸バリウム;硝酸ストロンチウム;硝酸マグネシウム
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。

硝酸カルシウム（しょうさんカルシウム）は、組成式Ca(NO₃)₂で表されるカルシウムの硝酸塩であり、無機化合物の一種である。ノルウェーでは1913年にノルウェー硝石として販売された。

製造方法

水酸化カルシウムと硝酸の中和により生成する塩である。

${\ce {Ca(OH)2\ + 2HNO3 -> 2H2O\ + Ca(NO3)2}}$

この項目は、化学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（プロジェクト:化学／Portal:化学）。

• 表示
• 編集

Weblio日本語例文用例辞書

「硝酸カルシウム」の例文・使い方・用例・文例

• 硝酸カルシウムの鉱物形
• 硝酸カルシウムという化合物