水素化カルシウム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/18 14:15 UTC 版)
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| 物質名 | |
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Calcium hydride |
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別名
Calcium(II) hydride |
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| 識別情報 | |
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3D model (JSmol)
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| ChemSpider | |
| ECHA InfoCard | 100.029.263 |
| EC番号 |
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PubChem CID
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| UNII | |
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CompTox Dashboard (EPA)
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| 性質 | |
| CaH2 | |
| モル質量 | 42.094 g/mol |
| 外観 | 灰色粉末 (純粋なものは無色) |
| 密度 | 1.70 g/cm3, 固体 |
| 融点 | 816 °C (1,501 °F; 1,089 K) |
| 激しく反応 | |
| 溶解度 | アルコールと反応 |
| 構造 | |
| 直方晶系, oP12 | |
| Pnma, No. 62 | |
| 熱化学 | |
| 標準モルエントロピー S |
41.4 J/(mol·K)[1] |
| 標準生成熱 ΔfH |
−181.5 kJ/mol |
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ギブズの 自由エネルギー (ΔfG⦵) |
−142.5 kJ/mol |
| 危険性 | |
| GHS表示: | |
| Danger | |
| H260 | |
| NFPA 704(ファイア・ダイアモンド) | |
| 関連する物質 | |
| その他の 陽イオン |
水素化ナトリウム, 水素化カリウム |
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特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
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水素化カルシウム(すいそかカルシウム、Calcium hydride)は、化学式CaH2で表されるカルシウムの水素化物である。カルシウムヒドリド、カルシウムハイドライド、略してカルハイとも呼ばれる。純粋な物は白色だが、通常は灰色の粉末。水と激しく反応して水素ガスを放出することから、有機合成において乾燥剤として用いられる。
水素化カルシウムはヒドリド塩であり、塩化鉛(II)と同様の結晶構造を持つ[2]。アルカリ金属とアルカリ土類金属はみなヒドリド塩を形成するが、それらと同様、反応しない有機溶媒に対しては不溶でもある。
合成
300〜400℃の水素とカルシウムから直接合成される。[3][4]
乾燥剤としての利用
水素化カルシウムは水と以下のように反応する。
固有名詞の分類
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