転移

デジタル大辞泉

てん‐い【転移】

読み方：てんい

［名］(スル)

１ 場所が他にうつること。また、場所をうつすこと。移転。「施設が—する」

２ 病原体や腫瘍(しゅよう)細胞が、原発巣から血流やリンパ流などを介して他の場所に移り、そこに同様な組織変化を起こさせること。癌(がん)などにみられる。

３ 物質が、ある状態から他の状態へ変化する現象。ふつう結晶相の変化や同素体変化などの相転移をいう。

４ 前に学習したことが、あとの他の学習に影響を与えること。学習を促進する場合を正の転移、逆の場合を負の転移という。

５ 精神分析で、患者が幼児期に親などに対して抱いていた感情を治療者に向けること。

FA用語辞典

転移

読み方：テンイ
【英】：transfer

関連するカテゴリ：

一般リレー

接点接触面とその近傍が、放電やジュール熱の影響を受け、接点材料の一部が相対する接点に移動する現象。

生物学用語辞典

転移

同義/類義語：がん転移, 二次腫瘍
英訳・(英)同義/類義語：dissemination, metastasis

がん細胞が、原発部位から血流や体液にのって移動し、体内の別の部位に増殖巣を作ること。

PDQ®がん用語辞書

転移

【仮名】てんい
【原文】metastasis

体のある部位から別の部位へがんが拡がること。拡がったがん細胞によって形成された腫瘍は、「転移性腫瘍」または「転移巣」と呼ばれる。転移性腫瘍には最初の（原発）腫瘍でみられるものと類似した細胞が含まれる。「metastasis（転移）」の複数形は「metastases」である。

乳がん用語集

転移（てんい）

がん細胞が、リンパの流れや血液の流れに乗って、リンパ節(リンパ節転移)や他の臓器(遠隔転移）に流れ着き、そこで増殖することを言います。

→遠隔転移、 肺・胸膜転移、 肝臓転移、 脳転移、 骨転移、 皮下転移・皮膚転移

短編小説作品名辞典

転移

作者ダン・シモンズ

収載図書ナイトヴィジョン スニーカー
出版社早川書房
刊行年月1990.5
シリーズ名ハヤカワ文庫NV

転移

作者エドワード・ブライアント

収載図書カッティング・エッジ
出版社新潮社
刊行年月1993.2
シリーズ名新潮文庫

転移

作者平山夢明

収載図書東京伝説―呪われた街の怖い話
出版社角川春樹事務所
刊行年月1999.7
シリーズ名ハルキ文庫

転移―イレギュラー

作者周防ツカサ

収載図書ユメ視る猫とカノジョの行方
出版社メディアワークス
刊行年月2006.1
シリーズ名電撃文庫

ウィキペディア

転移

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/01/22 04:42 UTC 版)

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転移（てんい）とは

• 転移 (医学) - 悪性腫瘍が原発巣より他の部位に不連続に拡大すること。
• 相転移 - ある系の相が別の相へ変わること。
• 精神分析学の用語の一つ。精神分析学#転移、防衛機制#転移を参照。
• 転移反応 - 原子または原子団（基）が骨格に変化を与えずに結合位置を変える化学反応。転位反応参照。
• 生化学では転移酵素により触媒される反応（転位反応とは区別する）。
• 転位行動 - 動物が葛藤状況に置かれた時に解発される、全く別の第三の行動。
• 言語転移 - 多言語話者によるある言語から別の言語への言語的特徴の何らかの適応のこと。
• 中島梓のエッセイ集。
• 異世界を舞台とするフィクション作品において、人物としての同一性を保ったまま何らかの形で異世界への移動を果たすこと^[1]。異世界転移。別の人物として生まれ変わるわけではないという点で転生とは異なる。

脚注

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1. ^ 「異世界転生」「異世界転移」のキーワード設定に関して

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ウィキペディア小見出し辞書

転移（マロール）

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/09/02 04:12 UTC 版)

「小説ウィザードリィII 風よ。龍に届いているか」の記事における「転移（マロール）」の解説

術者を含めたパーティを他の場所へ瞬間移動する。一度に6人まで移動可能である。戦闘時の逃走にも使えるが正確な位置指定が出来ないため極めて危険。また有効範囲は１キロ程度。

転移（マロール）

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/03/30 04:54 UTC 版)

「小説ウィザードリィ 隣り合わせの灰と青春」の記事における「転移（マロール）」の解説

術者を含めたパーティを他の場所へ瞬間移動する。一度に6人まで移動可能である。

転移（マロール）

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/06/07 08:29 UTC 版)

「ウィザードリィ外伝 (漫画)」の記事における「転移（マロール）」の解説

自身を含めたパーティ全体を指定した位相へ転移する呪文。但し転移座標の指定を誤れば地上からはるか上空や迷宮の壁の中へ放り込まれてしまう為、行使には細心の注意が必要となる。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

転移

出典:『Wiktionary』 (2021/08/13 12:56 UTC 版)

名詞

転 移 (てんい)

1. 移り変わること。
2. 癌が身体の他の部位に新たな病巣を作ること。

関連語

• 類義語: 移転, 転位

翻訳

• 英語: transference ^(en)

動詞

活用

サ行変格活用

転移-する

Weblio日本語例文用例辞書

「転移」の例文・使い方・用例・文例

• 癌は肺に転移した
• 言語転移
• 植物ゲノムは多くの転移因子を含んでいる。
• 心臓転移は通常小さく複雑である。
• 癌は転移することがある。
• リンパ節への転移はがん治療にとって重要な予後因子のひとつです。
• 転移とは癌細胞が広がることである。
• このガンは肝臓に転移する。
• このガンは転移する。
• 彼は3度大きな手術をしたけれど、癌が転移した。
• 私にはいつから癌の転移が存在していたのかは分からない。
• 私にはいつその癌の転移が発生したのか分からない。
• 胃癌が肝臓に転移したらしい.
• 癌は転移し、患者は救われなかった
• アミノ基は転移させることができる
• ある化合物から別の化合物に転移させることで（アミノ基）を変える
• 突然の転移によって示される
• 腫瘍の転移によって手術が不可能になった
• 転移に関係しているか、または影響を受けるさま
• 転移成長