文化干しとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > 文化干しの意味・解説 

ぶんか‐ぼし〔ブンクワ‐〕【文化干し】

読み方:ぶんかぼし

魚介類干物セロハンラップフィルムなどで包んだもの。また、天日でなく乾燥機などで乾燥させた干物


文化干し

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/04 06:15 UTC 版)

文化干し(ぶんかぼし)は、元は魚の干物セロファンで包み込む手法。のちに天日干しの対義語として、冷温風機を用いた乾燥手法の意味を持つ[1]

干物の包装材として木箱や新聞紙を用いた時代に、東京都江東区1950年創業の水産加工物会社「東京仙印商店」が、セロファンに包んでみたところ、見栄えがとても良く仕上がり販売した[2]

1967年刊行の図書は、10年ほど前から始まった吸湿剤を使用した簡便な乾燥法、と紹介している[3]。吸湿剤として砂、石灰、わら灰、珪藻土など土地で求めやすい素材を食塩と配合して用い、天日に頼らないため乾燥に際して虫や黴菌が付かず衛生的だが、製品は生干しのために、高温の季節は腐敗に注意が必要で[4]、販売時にセロファンの包装紙で包む際も密封せず、製品の水分を放出させている[5]、と記している。

参考文献

参照

  1. ^ 語源探偵団 文化干しはなぜ<文化>?”. 2022年9月23日閲覧。
  2. ^ 灰干し熟成おいしさの秘密(おまけの雑学)”. 築地東仙. 2016年4月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月23日閲覧。
  3. ^ 竹井 1967, pp. 135–136
  4. ^ 竹井 1967, p. 136
  5. ^ 竹井 1967, p. 137


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「文化干し」の関連用語

文化干しのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



文化干しのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの文化干し (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS