き‐の‐こ【×茸/×蕈/▽菌】
読み方:きのこ
《「木の子」の意》菌類のうち、顕著な子実体(しじつたい)を形成するもの。大部分は担子菌類に、一部は子嚢(しのう)菌類に属する。ふつう傘状をなし、山野の樹陰や朽ち木などに生じる。食用となるマツタケ・シイタケ・シメジなどと、有毒なテングタケ・ツキヨタケなどがある。くさびら。たけ。《季 秋》「道かはす人の背籠や—にほふ/秋桜子」


くさ‐びら【草▽片/×蔬/×茸/▽菌】
きん【菌】
きん【菌】
くさびら【菌/茸】
きのこ 【茸・菌】
菌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/05 14:05 UTC 版)
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菌 (きん) とは、元来、キノコを意味した。なお、漢字「菌」の訓は「きのこ」である。
近代には「菌類」、つまりキノコに似ていると考えられた生物の雑多なグループを指すようになった。この意味での「菌」は、学名の「‐mycota」「‐mycetes」など (ギリシア語で「キノコ」) の訳語であることが多い。
菌類には、互いに類縁関係の乏しい多くの系統が含まれる。その中で代表的なのはキノコ・カビ・酵母などを含む真菌で、菌・菌類という言葉で真菌を指すこともある。例えば、「菌界」は真菌の分類群である。
さらに、後になって発見された微小な生物であるBacteria(バクテリア)にも「細菌」という単語が当てられた。一般に耳にする○○菌(結核菌や乳酸菌など)の殆どは細菌に属する。菌という漢字が使われているが、狭義の菌類ではない。
また、1990年になってBacteriaから切り離されたArchaea(アーキア)にも「古細菌」という単語が当てられている。これも菌や細菌という漢字が使われているが、狭義の菌類でも細菌でもない。
「菌」と呼ばれる生物
菌
菌
「菌」の例文・使い方・用例・文例
- 細菌感染
- この洗浄剤には殺菌作用がある
- ただ1人の病原菌保持者がついには何千人もに感染させることもある
- 顕微鏡で見た細菌
- 教授は学会で新種の細菌の発見を報告した
- これらの病原菌は抗生物質がきかない
- 無菌状態で容器に充填された牛乳
- 彼は英国で菌類学を学んだ。
- 飲料水を媒介とする細菌性の伝染病
- バンコマイシン耐性腸球菌は1986年に発見された。
- ムコール菌症は死を招く可能性のある病気だ。
- リステリア症はリステリア菌を含んだ食物を摂取することが原因になる。
- 菌類の系統分類学
- 抗酸性染色検査で結核菌が見つかった。
- 死因は細菌性赤痢だと信じられていた。
- 種菌を調合する
- 少年はこの薬を飲み、ブドウ球菌の除菌に成功した。
- 自分で見つけたキノコは何でも、食べる前に菌学者の意見を聞くべきである。
- 髄膜炎菌多糖(類)ワクチン
- 中温細菌の数は30度か40度あたりで劇的に増加し、それらはしばしば食中毒を引き起こす。
菌と同じ種類の言葉
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