殺菌
乳牛から搾られた生乳は、食品としての安全性と保存性を確保するために、加熱殺菌してから市場に流通します。牛乳のパッケージに、成分表示と一緒に「殺菌130℃ 2秒」などの殺菌方法が明記されています。 日本で行なわれている殺菌方法は62〜65℃で30分加熱する「低温長時間殺菌法」、72〜75℃で15〜16秒加熱する「高温短時間殺菌法」、120〜130℃で2秒間加熱する「超高温瞬間殺菌法」、140〜150℃で1〜2秒加熱する「超高温瞬間滅菌法」の4種類に大別されます。 高温殺菌法の利点は、大量に処理することが可能で、経済的な効率が高く、ほとんど無菌状態になるため、長期保存が可能になることが上げられます。しかし、ここ数年、低温保持殺菌の牛乳の割合が増加しています。 |
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殺菌[sterilization]
殺菌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/01 19:40 UTC 版)
殺菌(さっきん、英: sterilization)とは、病原性や有害性を有する糸状菌、細菌などの微生物を死滅させる操作のことである。滅菌と違って具体的な程度は定義されておらず、効果は保証されない。電磁波、温度、圧力、薬理作用などを用いて細菌などの組織を破壊するか、生存が不可能な環境を生成することで行われる。病原体の除去(感染症の予防)、食品の鮮度保持、などが主な目的である。対象とする細菌などによっては効果が期待できない方法もある。人体や有益な生物への障害、高熱や腐食による装置の破損、食品の風味の変質などを引き起こすことがあるので、適切な方法を選択することが重要である。低温殺菌法のパスチャライゼーション(英語名: pasteurization)はルイ・パスツールからきている。
殺菌
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