病原体
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病原体
病原体
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「ぼーん・ふりーくす!」の記事における「病原体」の解説
ウラシル体内で交戦する、所謂“ボス”クラスの存在。勝利しなければならない相手だが、敗北することで得られる“モノ”も。 シノマ 声:甲賀忍 病原体たちの親玉。ウラシルとそう変わらない少年ぐらいの容姿をしているが、他の病原体たちよりも早く生まれたため、彼らの長兄に当たる。生意気な性格の持主。体内で最初に出会ったとき、ウラシルに対して「俺たちと同じ匂いがする」と意味深なセリフを吐いた。名前のモデルは「癌腫」を意味する「carcinoma」。 アルテル 病原体たちの次男。心臓を根城にしている。シノマが唯一その実力を認める存在であり、ストイックな武人。「強き者が弱き者を喰らうのは当然」と考えており、相手に対して一切の情け容赦をかけることなく、「紅血刀」「帝血刀」の二刀流による圧倒的な戦闘力で猛攻を仕掛けてくる。また、戦う前には瞳が黄色、白眼が赤色に変化する。名前のモデルは「動脈」を意味する「artery」。 ヴェニエ 声:杉原茉莉 病原体たちの長女。脳に生息している。病原体の中では最も頭が良いが、それだけにプライドも高く、常に他人を見下すような口調で話す。チャイナドレスのような服を身にまとい、扇を持ち、眼鏡をかけているが、スタイルはひかえめ。一人称は「僕」。右腕が神経細胞のような触手に変化し、相手に絡みつく。また、戦う前には瞳が赤色、白眼が紫色に変化する。名前のモデルは「静脈」を意味する「vein」。 グランデュラ 声:楠鈴音 病原体たちの次女。脾臓に巣くっている。露出の多いデザインのドレス姿で、スタイルも抜群である。サディスティックかつ淫媚な性格で、自身の操るスライムに寝そべるようにしており、戦闘時にも相手をスライム責めにすることを好む。また、戦う前には瞳が青色、白眼が綠色に変化する。名前のモデルは「腺」を意味する「glandular」。 ムズクル 病原体たちの末弟。肝臓で出会う、最初に相対する病原体。筋骨隆々とした大男であるが、粗雑な性格で、頭もあまり良くないらしい。変身すると右手が蟹の鋏のようになり、背中からも節足動物の足のようなものが何本も生えてくる。また、戦う前には瞳が紫色、白眼が赤色に変化する。名前のモデルは「筋肉」を意味する「muscle」。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/09 23:41 UTC 版)
媾疫の病原体はトリパノソーマ属の原虫である。伝統的に媾疫トリパノソーマ(Trypanosoma equiperdum Doflein, 1901)と呼ばれているが、近年になって分類学上このような種は存在せず、ブルーストリパノソーマ(Trypanosoma brucei)の変異型だと考えられるようになってきた。 トリパノソーマ属としては例外的な原虫で、主な寄生部位が生殖器粘膜であり、血液中に観察することは困難である。錐鞭毛型のみで変態は一切行わない。また交尾により感染するため媒介動物が関与しない点も極めて例外的である。形態的には通常のブルーストリパノソーマと区別できないが、キネトプラスト(ミトコンドリア)DNAが存在しない(もしくは著しく損傷している)という特徴がある。このためミトコンドリアの代謝能力が制限されており、元来の終宿主であったツェツェバエの体内では生存できなくなったと考えられる。
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チクングニアウイルス(CHIKV)はトガウイルス科アルファウイルス属に属する節足動物媒介性ウイルスである。カプシドは直径60-70 nm。58°Cで失活し、また乾燥に弱い。ウイルス株はアフリカ西部、アフリカ南部から東部、アジアの3系統に大別できる。このうちアジアのウイルスはネッタイシマカやヒトスジシマカが媒介しており、ヒト-蚊-ヒトという感染環を形成している。一方アフリカでの保有宿主は猿で、Aedes属の蚊が媒介する森林サイクルを形成している。
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腫瘍細胞そのものがCTVTの病原体であり、CTVTは「寄生性のがん」であると考えられている。この細胞株は200~2500年前に、オオカミもしくはハスキー犬やシーズーのようなアジア産の古い犬種に生じたものと推定されている。 CTVTの腫瘍細胞はイヌの正常細胞とくらべて染色体の本数が少ない。イヌの染色体は通常78本からなるが、この腫瘍細胞では57~64本しかなく形状も大きく異なっている。イヌの染色体はX染色体とY染色体以外はすべて末端動原体型(acrocentric)であるが、腫瘍細胞では中部動原体型(metacentric)の染色体が多くなっている。 この腫瘍がウイルスやその類の病原体によって引き起こされているという証拠はない。CTVTの腫瘍細胞はどれも非常によく似た遺伝組成を共有している。特にレトロトランスポゾンのLINEの断片ががん遺伝子の1つであるc-mycのプロモーター領域に挿入されており、これは正常なイヌの細胞では見られない特徴である。
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病原体であるオムスク出血熱ウイルス (Omsk hemorrhagic fever virus, OHFV) は、フラビウイルス科に属するプラス鎖1本鎖RNAウイルスである。同じくダニ媒介性ウイルスであるロシア春夏脳炎ウイルスの一群に属する。オムスク以外にもノボシビルスク、クルガン、チュメニで発生例がある。一方でダニ媒介性脳炎と異なり、西ヨーロッパや日本には広がらず、分布はシベリアに限られる。 自然界では齧歯類とマダニの間で感染環が維持されている。齧歯類ではミズハタネズミが主な自然宿主であるが、北アメリカ原産でユーラシア大陸では外来生物であるマスクラットにも感染が成立する。マダニでは Dermacentor reticulatus, Dermacentor marginatus, Ixodes persulcatus が主な宿主である。ヒトへの感染は通常、マダニに咬まれることによって起きるが、さらにマスクラットとの接触によっても感染が起きうる。マスクラットはオムスク出血熱ウイルスに感染するとヒトと同様に症状を示して死に至る。この時、感染マスクラットの血液や糞、尿に接することでヒトへの感染が起きる。 1946年から2000年までの間に1344件のオムスク出血熱患者が報告されており、97%が北半球の森林ステップで発生している。ほとんどの患者は4月から12月の間に発生し、最も発生が多いのは秋(9月から10月)で、これはマスクラットの狩猟期の直後にあたる。 後述のように、オムスク出血熱ウイルスは出血熱を引き起こしうるが、他のダニ媒介性フラビウイルスで出血熱を起こすことが知られているのはキャサヌル森林病ウイルスとその変種であるAlkhurmaウイルス、および一部の極東ダニ媒介性脳炎ウイルスの3つのみである。オムスク出血熱ウイルスは系統的にはダニ媒介性脳炎ウイルスと近縁であり、両者の抗原性は交差性を持つが、その臨床的特徴は異なっている。また、オムスク出血熱ウイルスは2000年以上前にダニ媒介性脳炎ウイルスと分岐したと推定される。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/10 15:58 UTC 版)
TBEは、フラビウイルス科フラビウイルス属のTBEVによる。この病原体は、1937年に初めて分離された。以下の3つのサブタイプが知られる。 中部ヨーロッパ脳炎ウイルス:スウェーデン、ポーランド、チェコ、スロバキア、オーストリア、ハンガリー、ロシア西部などに分布。 シベリアのサブタイプ:シベリア地域に存在。 極東のサブタイプ:極東地域に存在。 シベリア型と極東型は、ロシア春夏脳炎ウイルスと呼ばれている。これは日本にも北海道の道南地域に分布している。ロシア及びヨーロッパの報告では、年間5,000-7,000人に発生している。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/06 00:20 UTC 版)
病原体は偏性嫌気性、グラム陽性有芽胞菌群のクロストリジウム属菌の1つである気腫疽菌である。運動性を有し、莢膜を持たず、血液寒天培地上でβ溶血を示す。世界中の土壌に分布していると考えられる。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/15 08:41 UTC 版)
ヒトの病原体としては、単純ヘルペスウイルス、水痘・帯状疱疹ウイルス、エプスタイン・バール・ウイルス、サイトメガロウイルスなどがある。獣医学領域では牛ヘルペスウイルス1型、5型、豚ヘルペスウイルス1型、馬ヘルペスウイルス1型、4型、猫ヘルペスウイルス1型、鳥類の伝染性喉頭気管炎ウイルスなどがしばしば問題になる。また水産学領域ではコイヘルペスウイルスが危険な病原体として認識されている。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/12 14:28 UTC 版)
本病の病原体であるボレリアは、全長約10 μm、直径0.2 - 0.3 μm の螺旋状のスピロヘータ。遺伝学的性状により現在までに10種に分類される。本病を引き起こすものは広義の、ボレリア・ブルグドルフェリ Borrelia burgdorferi であるが、本種は下記のように分けられており、 狭義のボレリア・ブルグドルフェリ B. burgdorferi(アメリカの典型的ライム病の病原体) ボレリア・ガリニ B. garinii(神経症状を主として引き起こす) ボレリア・アフゼリ B. afzelii(慢性萎縮性肢端皮膚炎の病原体) などの数種類が確認されている。日本ではシュルツェマダニからボレリア・ガリニと、ボレリア・アフゼリが検出されている。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/09 01:05 UTC 版)
詳細は「ネオスポラ」を参照 ネオスポラはアピコンプレックス門に属する単細胞真核生物である。トキソプラズマと近縁であり、形態や生活環もよく似ている。2種が知られているが、N. hughesiについては不明な点が多く、以下特記なき場合はN. caninumについての知見である。 ネオスポラはイヌ属を終宿主としており、この点はネコ科動物を終宿主とするトキソプラズマと明瞭に異なる。終宿主の便とともに排出されたオーシストが成熟し、中間宿主はそれを経口摂取することで感染が成立する。急性期にはタキゾイトとして細胞内で分裂を繰り返しながら全身へ拡がるが、宿主の免疫応答に曝されると筋肉や脳でシストを作り終生慢性感染を続ける。このシストを終宿主が経口摂取することで生活環が完結するが、別の中間宿主が経口摂取した場合も同じサイクルをくり返し、また終宿主・中間宿主を問わず経胎盤感染により母から仔へ伝播することもできる。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/30 19:54 UTC 版)
「リッサウイルス感染症」の記事における「病原体」の解説
リッサウイルス属は7つの遺伝子型に分類され、1〜7の番号が振られている。 Genotype 1(狂犬病ウイルス:Rabies virus) Genotype 2(ラゴスコウモリウイルス:Lagos bat virus) ※ 感染例なし Genotype 3(モコラウイルス:Mokola virus) Genotype 4(ドゥベンヘイジウイルス:Duvenhage virus) Genotype 5(ヨーロッパコウモリリッサウイルス1:European bat lyssavirus type 1; EBL1) Genotype 6(ヨーロッパコウモリリッサウイルス2:European bat lyssavirus type 2; EBL2) Genotype 7(オーストラリアコウモリリッサウイルス:Australian bat lyssavirus; ABL) Genotype 2〜7の主な宿主はコウモリで、これまでアフリカ、ヨーロッパ、オーストラリア大陸でウイルスが確認されているほか、東南アジアでも抗体を持つコウモリが見つかっている。
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病原体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 02:19 UTC 版)
ペットとして供される動物が、病原体を媒介することがある。動物由来感染症または人獣共通感染症と呼ばれる伝染病や寄生虫による被害は、飼い主自身のみならず周囲の人々に及ぶ場合もあり、致死率の高い感染症も存在する。日本では気候や飼育下にある動物への衛生対策などにより、動物由来感染症の罹患は多くはない。 致死率の高い感染症として狂犬病がある。齧歯類は通常、狂犬病に罹患した捕食動物に噛まれた際に死亡してしまうため、きわめて稀な事例ではあるが、南米ボリビアでは、2003年にペルー産のペット用ハムスターが狂犬病を発症した。 日本では、飼い犬に年1回の狂犬病予防注射を受けさせることが法律で義務化されている。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/27 08:44 UTC 版)
「重症急性呼吸器症候群」の記事における「病原体」の解説
「SARSコロナウイルス」も参照 SARSの原因病原体・SARSコロナウイルスは、コロナウイルス科オルトコロナウイルス亜科ベータコロナウイルス属に分類され、同じ属には中東呼吸器症候群を引き起こすMERSコロナウイルスが含まれる。コロナウイルスはエンベロープを持つ1本鎖RNAウイルスで、ゲノムRNAはmRNAと同じ配列のプラス鎖である。また、コロナウイルスは呼吸器・消化器の上皮細胞に親和性を持つが、SARSコロナウイルスでは呼吸器や消化管などに発現しているアンジオテンシン変換酵素のACE2が感染のレセプタータンパクとなる。SARSコロナウイルスはベロ細胞(Vero E6細胞)などで細胞培養できる。RNAウイルスではあるが、ゲノム変異はヒト免疫不全ウイルス (HIV) ほど大きなものではなく、比較的安定だと報告されている。また、環境中でも比較的安定であるが(→#予防)、エンベロープを持つため、エーテルやクロロホルムに感受性がある。このウイルスはコウモリ・ヒトに感染するが、MERSコロナウイルスも同じくコウモリに感染するほか、コロナウイルスの分類では、コウモリコロナウイルスもこの2種と同じグループ2bに含まれる。 ウイルスの特定 当初、中国衛生局はクラミジア、香港大学は麻疹ウイルスやRSウイルスと同じパラミクソウイルスを原因病原体として発表していた。 CDCとカナダ国立微生物研究所(英語版)は、2003年4月にSARSウイルスのゲノムを特定した。エラスムス・ロッテルダム大学の研究者たちは、SARSコロナウイルスでコッホの原則が成り立つことを突き止めた。マカク属(カニクイザル)へのウイルス感染で、SARS患者と同様の症状(具体的には鼻腔・咽頭・糞便からのウイルス分離と間質性肺炎)が発生することが実験的に証明されている。 2003年5月下旬、最初の症例が出た中国広東省の地元市場で、食用野生動物を用いた研究調査が行われた。この結果、ハクビシンからSARSコロナウイルスが単離されたが、ハクビシンは固有宿主ではなく、ヒトへの感染のキーとなる中間宿主だと推定された。 中間結果では、SARSコロナウイルスはパームシベット(英語版)からヒトへ、種の壁を越えた異種伝播をするとされ、広東省だけで1万頭以上が駆除された。この対応に関しては、パームシベット・ハクビシンをスケープゴートにしたとの批判もある。またシンガポールでは野良猫の駆除が行われた。ウイルスは、タヌキ、イタチアナグマ(英語版)(流行地にはシナイタチアナグマが棲息)、イエネコなどからも単離された。 2005年には、中国のコウモリから多数のSARS様コロナウイルスが発見されたと報告された。これらのウイルスの系統学的解析から、SARSコロナウイルスはコウモリ由来の可能性が高いとされ、コウモリから直接人間に感染したか、中国の市場で販売されていた食用コウモリをはじめとした食用動物を介して人間に広まったと推測された。コウモリは感染しても不顕性感染となるが、SARS様コロナウイルスのリザーバーになっていると推測されている。 2006年遅く、香港大学CDC (Chinese Centre for Disease Control and Prevention of Hong Kong University)、広州市疾病予防コントロールセンター(広州市CDC)は、パームシベット(ハクビシン)とヒトから単離されたSARSコロナウイルスの遺伝的系譜を作成し、このウイルス感染症が宿主ジャンプしたことを証明した。
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病原体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/07 04:17 UTC 版)
宿主に対する影響は、寿命、生殖能力、体重及び一般的な体力の減少などがある。したがって致死的というよりむしろ慢性的で衰弱させてゆくような病気を引き起こすことが多い。昆虫、甲殻類、魚類に寄生して農業・漁業に深刻な影響を与える病原体が知られる。また哺乳類でも自然治癒性の下痢の病原体としてごくありふれているほか、日和見感染を起こす病原体が知られている。このほか、粘液胞子虫や、グレガリナ類などに寄生する微胞子虫が知られている。
※この「病原体」の解説は、「微胞子虫」の解説の一部です。
「病原体」を含む「微胞子虫」の記事については、「微胞子虫」の概要を参照ください。
病原体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 09:47 UTC 版)
※この「病原体」の解説は、「ラッサ熱」の解説の一部です。
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病原体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 05:09 UTC 版)
偏性細胞内寄生体であるレジオネラ目コクシエラ科コクシエラ属コクシエラ菌 (Coxiella burnetii) によって発症する。感染力がたいへん強く、たった1個吸い込んだだけでも感染・発病を起こす可能性がある。自然界においてはウシ、ヤギ、ヒツジ、イヌ、ネコなどの動物体内に存在する。65℃、30分では完全に不活化されるが、62℃、30分及び63℃、30分では一部が病原性を失わない。また、乾燥に強いため、塵埃と共に空気中に存在する可能性が高い。実験室内感染しやすく、危険度クラス3に指定されている。
※この「病原体」の解説は、「Q熱」の解説の一部です。
「病原体」を含む「Q熱」の記事については、「Q熱」の概要を参照ください。
病原体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 19:48 UTC 版)
フィロウイルス科マールブルグウイルスによる。エボラウイルスもフィロウイルス科 (Filoviridae) 。1本鎖RNAウイルス。エボラウイルスと電子顕微鏡上の外見は非常に似ている。野生動物のサル、コウモリ、鳥類からの空気感染、飛沫感染は否定できないが確認もされていない。 病原体を扱うには、BSL-4施設で行う必要がある。
※この「病原体」の解説は、「マールブルグ熱」の解説の一部です。
「病原体」を含む「マールブルグ熱」の記事については、「マールブルグ熱」の概要を参照ください。
病原体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 16:03 UTC 版)
「口蹄疫ウイルス」も参照 ピコルナウイルス科(Picornaviridae)アフトウイルス属(Aphthovirus)の口蹄疫ウイルス(foot-and-mouth disease virus, FMDV)によって発生する。ただ単に「アフトウイルス」といえば口蹄疫ウイルスを指す。アメリカ合衆国では Hoofs and mouth disease とも呼ばれることがある。 ラブドウイルス科(Rhabdovirideae)ベシクロウイルス属(Vesiculovirus)の水疱性口内炎ウイルス(vesicular stomatitis virus, VSV)による水疱性口内炎も口蹄疫に酷似した症状を示し、牛丘疹性口炎とともに類症鑑別が必要とされる。 1898年、ドイツの医学者フリードリヒ・レフラーとポール・フロッシュにより病原体が突き止められ、細菌より小さいことが確かめられた。これが、初めて確認された濾過性病原体=細胞内寄生体の一つである。 口蹄疫ウイルスは、大きく分けてO型、A型、C型、SAT-1型、SAT-2型、SAT-3型、Asia-1型の7タイプに分類される。そして各タイプはさらに複数のサブタイプに分けられる。
※この「病原体」の解説は、「口蹄疫」の解説の一部です。
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病原体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 21:44 UTC 版)
スペインかぜの病原体は、A型インフルエンザウイルス(H1N1亜型)である。ただし、当時はまだウイルスの分離技術が十分には確立されておらず、また実験動物であるマウスやウサギに対しては病原性を示さなかったことから、その病原体の正体は不明であった。 ヒトのインフルエンザウイルスの病原性については、1933年にフェレットを用いた実験で証明された。その後、スペインかぜ流行時に採取された患者血清中にこの時分離されたウイルスに対する抗体が存在することが判明したため、この1930年頃に流行していたものと類似のインフルエンザウイルスがスペインかぜの病原体であると考えられた。 その後、1997年8月にアメリカ合衆国アラスカ州の永久凍土でヨハン・フルティンにより発掘された4遺体から肺組織検体が採取され、ウイルスゲノムが分離されたことによって、ようやくスペインかぜの病原体の正体が明らかとなった。 これにより、H1N1亜型であったことと、鳥インフルエンザウイルスに由来するものであったことが証明された。その後の研究で、現在のH1N1亜型はすべて、このときの病原体に由来することが示唆された。よってスペインかぜは、それまでヒトに感染しなかった鳥インフルエンザウイルスが突然変異し、受容体がヒトに感染する形に変化するようになったものと考えられている。つまり、当時の人々にとっては全く新しい感染症(新興感染症)であり、ヒトがスペインかぜに対する抗体を持っていなかったことが、パンデミックの原因になった。 スペインかぜについては、ゲノム解読された遺伝子からウイルスを復元したところ、マウスに壊死性の気管支炎、出血を伴う中程度から重度の肺胞炎、肺胞浮腫を引き起こすことが判明した。このような強い病原性は、ウイルス表面にあるタンパク質HA(赤血球凝集素、ヘマグルチニン)が原因である。また、スペインかぜウイルスは、現在のインフルエンザウイルスよりも30倍も早く増殖する能力を持つことが分かっている(増殖を司る3つのDNAポリメラーゼによる)。 通常の流行では小児と老人で死者が多いが、スペインかぜでは若年成人層の死者が多かった点に関して、2005年5月にマイケル・オスターホルム(英語版)はウイルスによって引き起こされるサイトカインストームが原因であるという仮説を提唱したが、これに反対する説もある。一方2007年1月に、科学技術振興機構と東京大学医科学研究所が、人工合成したウイルスを用いてサルで実験した結果では、スペインかぜウイルスには強い致死性の肺炎と免疫反応の調節に異常を起こす病原性があることを発表している。 2008年12月に、東京大学の河岡義裕など日米の研究者グループによって、強い病原性を説明する3つの遺伝子を特定したことが発表された。 スペインかぜウイルスの毒性は、パンデミックの数年後には大きく低下した。
※この「病原体」の解説は、「スペインかぜ」の解説の一部です。
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病原体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 05:30 UTC 版)
常在菌として環境中に存在している接合菌の Rhizopus oryzae、Rhizopus microsporus、Rhizopus stolonifer、Mucor circinelloides、Cunninghamella bertholletiae(クスダマカビ属)、Apophysomyces elagans、Saksenaea vasiformis(サクセネア属)、Absidia corymbifera、Rhizomucor pusillus など。
※この「病原体」の解説は、「接合菌症」の解説の一部です。
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病原体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/10 06:47 UTC 版)
リケッチアの一種である、日本紅斑熱リケッチア(リケッチア・ジャポニカ)によって引き起こされる。 リケッチアは真正細菌の一グループであり、宿主となる他の生物の細胞の中でのみ増殖が可能な偏性細胞内寄生体である。このうちのいくつかの種はヒトに対して病原性を持つが、これらはワイル・フェリックス反応と呼ばれる、患者血清中に生じる抗体を利用した検査法を用いて鑑別することが可能であり、以下の3グループに大別される(括弧内はワイル・フェリックス反応のパターン)。日本紅斑熱リケッチアはこのうち、紅斑熱群リケッチアに分類される。 発疹チフスまたは発疹熱を引き起こす発疹チフス群リケッチア(OX2:+, OX19:+++, OXK:–) 紅斑熱を引き起こす紅斑熱群リケッチア(OX2:+++, OX19:+, OXK:–) ツツガムシ病を引き起こすオリエンティア・ツツガムシ(Orientia tsutsugamushi、旧名ツツガムシ病リケッチア)(OX2:–, OX19:–, OXK:++)
※この「病原体」の解説は、「日本紅斑熱」の解説の一部です。
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病原体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/23 10:14 UTC 版)
出血熱を引き起こすウイルスとして、フィロウイルス科のエボラウイルスとマールブルグウイルス、ラッサウイルスなどのアレナウイルス科のウイルス、ブニヤウイルス科のクリミア・コンゴ出血熱ウイルスやSFTSウイルス、ハンタウイルス、リフトバレー熱ウイルス、フラビウイルス科のデングウイルスや黄熱ウイルス、オムスク出血熱ウイルス、キャサヌル森林病ウイルス、トガウイルス科のチクングニアウイルスなどが有名である。 この中でも特にフィロウイルス科のウイルス(エボラ、マールブルグ)は致死性および感染力の面から最も危険なウイルスと評価されることが多い。
※この「病原体」の解説は、「出血熱」の解説の一部です。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 23:44 UTC 版)
エボラウイルスは感染症法により特定一種病原体(国民の生命及び健康に「極めて重大な」影響を与えるおそれがある病原体)に指定されており、所持、輸入、譲渡し及び譲受けは一部の例外を除いて禁じられる。運搬には都道府県公安委員会への届出が必要である。所持者には帳簿を備える記帳義務が課せられる。 米国CDCでは生物兵器として利用される可能性が高い病原体として、エボラウイルスを最も危険度、優先度の高いカテゴリーAに分類している。なお、カテゴリーAにはエボラウイルスの他、マールブルグウイルス、アレナウイルス(ラッサ熱および南米出血熱の病原体)、天然痘ウイルス、ペスト菌、炭疽菌、ボツリヌス菌、野兎病菌も指定されている。
※この「病原体」の解説は、「エボラ出血熱」の解説の一部です。
「病原体」を含む「エボラ出血熱」の記事については、「エボラ出血熱」の概要を参照ください。
病原体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/19 04:31 UTC 版)
病原体は腸炎ビブリオ(Vibrio parahaemolyticus)などビブリオ属細菌のうち一部の毒素産生株。潜伏期間は10日間程度、海水中での菌の生存期間は最長で18日間とされている。
※この「病原体」の解説は、「急性肝膵臓壊死症」の解説の一部です。
「病原体」を含む「急性肝膵臓壊死症」の記事については、「急性肝膵臓壊死症」の概要を参照ください。
病原体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 16:42 UTC 版)
アフリカ睡眠病の病原体はツェツェバエが媒介するトリパノソーマという原虫である。分類学的にはブルーストリパノソーマ (Trypanosoma brucei) という種であるが、このうち2つの亜種がヒトにアフリカ睡眠病を引き起こす。亜種の違いにより病状に差が出るほか、媒介するツェツェバエにも差があるため地理的分布に差がある。 ガンビアトリパノソーマ (T. b. gambiense) 主にアフリカの中央部・西部(ヴィクトリア湖より西)に分布しており、主な保虫宿主はヒトであるがブタやその他の動物からも見出される。水辺に多いGlossina palpalisグループが媒介する。発症するまでに数か月から数年にわたる慢性的な経過をたどり、その時点ですでに中枢神経が冒されている事が多い。報告される症例の9割方はこの原虫によるものである。 ローデシアトリパノソーマ (T. b. rhodesiense) アフリカ南部・東部(ビクトリア湖より東)に分布しており、狩猟動物や家畜が主な保虫宿主である。サバンナに多いGlossina morsitansグループが媒介する。数週間で発症し急性的な経過をたどる。 なお中南米でシャーガス病を引き起こすのはクルーズトリパノソーマ (Trypanosoma cruzi) という別種であり、同じトリパノソーマ属の原虫であるが性状にかなりの差がある。
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病原体
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「重症熱性血小板減少症候群」の記事における「病原体」の解説
詳細は「重症熱性血小板減少症候群ウイルス」を参照 主として重症熱性血小板減少症候群ウイルス(英: Severe fever with thrombocytopenia syndrome virus; SFTSV) を保有するマダニがヒトを刺咬することによって感染する。潜伏期間は6-14日とみられている。初めての症例が報告された中国では、フタトゲチマダニ (Haemaphysalis longicornis)、オウシマダニ (Rhipicephalus microplus) からウイルスが分離されており、人間だけでなくダニに咬まれることの多い哺乳動物の感染が確認されている。 2017年10月には日本の徳島県で飼い犬から人間に感染する事例が確認され、世界で初めてのペットから人への感染例として報告された。
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病原体
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病原体としては次のようなものがある。 真菌 - 植物病原体として最も普通である。 卵菌 - べと病、ジャガイモ疫病など。 細菌 - 18属ほどが知られる。 ウイルス - 700種以上が知られる。 線虫 - それ自体が病原体となるもの、また病原体のベクターとなるものがある。 ウイロイド - 小型の1本鎖RNAのみからなる最も単純な病原体。 寄生植物 - 害の大きいものとしてネナシカズラなどが知られる。 ネコブカビ - 粘菌に類似した病原生物。
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病原体
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「ヨーロッパブナ (植物)」の記事における「病原体」の解説
Biscogniauxia nummularia(英名:beech tarcrust) は、潰瘍および木の朽腐を引き起こす主な病原体(子嚢菌類)である。
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病原体
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「クリプトスポリジウム症」の記事における「病原体」の解説
クリプトスポリジウム属の数種が哺乳類に感染する。ヒトでは C. parvum と C. hominis(以前はC. parvum genotype 1と呼ばれた)が主要な病原体であり、C. canis、C. felis、C. meleagridis、C. muris もクリプトスポリジウム症を引き起こす。
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病原体
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吸虫(扁形動物)のうち、住血吸虫科に属する寄生虫が病原体である。雌雄異体で血管に寄生するという点で特徴的。哺乳類が終宿主であり、人に感染する住血吸虫としては、尿路周囲の静脈叢に寄生するビルハルツ住血吸虫(Schistosoma haematobium)、門脈など腸管周囲の静脈叢に寄生するインターカラーツム住血吸虫(S. intercalatum)、日本住血吸虫(S. japonicum)、マンソン住血吸虫(S. mansoni)、メコン住血吸虫(S. mekongi)の5種が存在する。 それ以外にも野生動物や家畜に感染する種が知られており、これらが人に対してセルカリア皮膚炎を起こすこともある。
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病原体
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詳細は「ポリオウイルス」を参照 急性灰白髄炎はポリオウイルスとして知られるエンテロウイルス属のウイルスの感染によって生じる。この属のRNAウイルスは消化器系で増殖し、特に咽頭や小腸を感染巣とする。初期徴候、症状までの潜伏期は3日から35日までの幅をとるが、一般的には6日から20日の間となる。ポリオウイルスはヒトのみに感染し、疾患を引き起こす病原体である。構造は極めて単純で、一本鎖の (+) 鎖RNAゲノムとそれを包むタンパク質の殻、カプシドのみによって構成される。カプシドはポリオウイルスの遺伝物質を保護するだけでなく、ポリオウイルスを特定の細胞に感染させることもできる。これまでに3つの血清型が同定されてきた。それぞれ1型、2型、3型と命名され、それぞれわずかにカプシドタンパク質に違いがある。3つの血清型全てが極めて病原性が高く、同一の症状を引き起こす。1型は最も感染頻度が高い型で、麻痺との関連性が最も強い。 症状が出るかどうか、自然感染かポリオワクチンによる予防接種かどうかを問わず、ポリオウイルスの曝露を受けたヒトは免疫を獲得する。免疫を持つヒトの体内には扁桃や消化器系にポリオウイルスに対するIgAが存在し、ウイルスの増殖を防ぐ。また、ポリオウイルスに対するIgGやIgMはウイルスが中枢神経系の運動ニューロンに進入するのを防ぐ。ある血清型に対する自然感染ないしワクチンは他の血清型に対する免疫を誘導しないため、完全な防御には各血清型の曝露を必要とする。 稀にポリオウイルス以外のエンテロウイルスが感染することでポリオウイルス様の症状を引き起こすこともある。
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病原体
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詳細は「マイコプラズマ」を参照 病原体は、粘膜表面の細胞外で増殖する。増殖の結果、気管、気管支、細気管支、肺胞などの気道粘膜上皮を破壊する。特に気管支、細気管支の繊毛上皮が顕著に破壊され、粘膜の剥離、潰瘍の形成がみられる。 病原体は熱に弱く界面活性剤により失活する。
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病原体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 04:34 UTC 版)
病原体は、エンテロウイルス EV70 , コクサッキーウイルス CA24v。日本人研究者によって原因ウイルスとして EV70 が発見された。非常に伝染力が強く、当時は特効薬、予防法が確立されていなかった。結膜炎の病気は数日で治る病気であり、日本のような生活環境が優れた場所では、大きな広がりは見せないとされていたが、一部の地域では集団感染が報告されている。
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病原体
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病害はあまり重要な問題とはみなされていないが、次のような病原体が報告されている。 褐斑病 (Cerscospora canescens & Phyllosticta voandzeia) うどんこ病 (Erysiphe sp.) 立枯病 (Fusarium sp.) 葉枯病 (Phomopsis sp.) 菌核病 (Sclerotium rolfsii) 他の病害虫としては次のようなものがある。 アブラムシ (Aphis sp.) アズキゾウムシ (Callosobruchus sp.) ウンカの一種 (Hilda patruelis アリヅカウンカ科) シロアリ ジャワネコブセンチュウ (Meloidogyne javanica) 齧歯類 寄生植物 (Alectra vogelii ・Striga gesnerioides)
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病原体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/24 15:40 UTC 版)
回帰熱関連ボレリアのうち、少なくとも十数種が病原性を示すことが知られている。一部の例外を除き、多くの種が軟ダニと呼ばれるヒメダニ科ヒメダニ属 Ornithodoros により媒介される。 Borrelia recurrentis :本種は現在知られる回帰熱関連ボレリアのうち、唯一シラミが媒介する。ダニ媒介性の回帰熱に比べ高い致命率(4〜40%)を持つ。 B. hermsii B. turicatae B. parkeri B. mazzottii B. venezulenis B. duttonii B. crocidurae B. merionesi B. microti B. dipodilli B. persica B. caucasica B. latyschewii B. miyamotoi :1995年に北海道で発見された本種は、従来病原性不明であったが、2012年のロシアでの報告により新たに病原性が示唆された。また、この種は例外的に硬ダニと呼ばれるマダニ科マダニ属 Ixodes により媒介される。
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病原体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 11:58 UTC 版)
原因の7 - 8割がウイルスである。日本の研究ではかぜ症候群の原因は8 - 9割がウイルスとも言われ、一方で非感染性因子によるものも少数ではあるが挙げられている。
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病原体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 23:52 UTC 版)
病原はレオウイルス科オルビウイルス属ブルータングウイルスで、24の血清型が確認されている。ヌカカなどの「吸血昆虫」によって感染し、接触感染することは無いとされる。ヒトへの感染例は報告されていない。
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病原体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/22 11:42 UTC 版)
リッサウイルス属に属するウイルスは、遺伝子解析、血清型の分析から、下記の7つの遺伝子型 (Genotype) に分類される。 Genotype 1(狂犬病ウイルス:Rabies virus) Genotype 2(ラゴスコウモリウイルス:Lagos bat virus) Genotype 3(モコラウイルス:Mokola virus) Genotype 4(ドゥベンヘイジウイルス:Duvenhage virus) Genotype 5(ヨーロッパコウモリリッサウイルス1:European bat lyssavirus type 1; EBL1) Genotype 6(ヨーロッパコウモリリッサウイルス2:European bat lyssavirus type 2; EBL2) Genotype 7(オーストラリアコウモリリッサウイルス:Australian bat lyssavirus; ABL) Genotype 1(遺伝子型1型)が従来知られていた狂犬病ウイルスで、Genotype 2(遺伝子型2型)のラゴスコウモリウイルス以外のリッサウイルス属に属するウイルスは、ヒトに狂犬病様の脳炎を起こすことが知られている。
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病原体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 19:49 UTC 版)
A型肝炎ウイルスはピコルナウイルス科ヘパトウイルス属に属するRNAウイルスである。発見当初、ピコルナウイルス科のエンテロウイルス属に分類されていたが、後にヘパトウイルス属として分類された。形状は、直径約27nmの裸の正20面体で、遺伝子型は7種類に分類されているが、血清型は1種類。 界面活性剤、エーテル、pH3 程度の酸、温度、乾燥に対して抵抗性が強いが、高圧滅菌、UV照射、 ホルマリン処理、塩素剤処理で失活する。
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病原体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 22:12 UTC 版)
原因となる虫体は1933年にネズミの血管の中から見い出された事により「住血」と命名され、最初は住血吸虫に分類された。1945年に台湾でヒトでの症例が報告された。本症の終宿主はネズミであり、ネズミから排出された第1期幼虫が中間宿主であるナメクジ類に摂取されると、その体内で第3期幼虫まで発育する。このナメクジ類がネズミに摂取されると第3期幼虫は中枢神経に移動し、第5期幼虫まで発育する。第5期幼虫は肺動脈へと移動して成虫となる。中間宿主が待機宿主に摂取された場合は、第3期幼虫のまま寄生する。
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病原体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/26 02:57 UTC 版)
詳細は「旋毛虫」を参照 旋毛虫の嚢胞を含む加熱不足の肉の摂食が主な感染源となる。ほぼ全ての肉食および雑食動物が宿主となりうる。国際的には豚肉がほとんどであるが、熊や犬の肉が原因となることもある。これまでの日本での人での発生例ではいずれも熊肉が原因である。 旋毛虫は同一宿主が終宿主であると同時に中間宿主であるという特徴的な生活環を有する。経口的に摂取された後、胃の中で嚢胞から幼虫が脱出し、小腸の壁に侵入して成虫に成長し有性生殖を行う。1週間後、産まれた幼虫は横紋筋に移動して嚢胞を形成する。
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病原体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/30 06:32 UTC 版)
サイクロスポラはアピコンプレックス門に属する単細胞生物である。ヒトにサイクロスポラ症を引き起こすのはCyclospora cayetenensisである。成熟したオーシストが感染源であり、小腸(おもに空腸)に到達すると脱嚢して粘膜固有層の細胞内で無性生殖を繰り返す。その後に有性生殖を行って生じた未成熟のオーシストが糞便中に排出される。オーシストが成熟して感染性を得るには、気温にもよるが外界で10日間程度を必要とする。
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病原体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/04 18:49 UTC 版)
グラム陰性非運動性無芽胞性好気性桿菌である野兎病菌 Francisella tularensisが病原体である。本菌に感染したウサギなどの剥皮や調理の際に血液や肉に接触することで感染する。また、ノミ、ダニ、蚊などを媒介にして経皮的に感染する。なお、ヒトからヒトへの感染は起こらない。野兎病菌は極めて感染力が強い菌であり、数個から100個という、ごく少数の菌と接触しただけで感染が成立する。また皮膚の創傷部だけでなく、健康な皮膚からも侵入して感染できるという、他の細菌には見られない特徴を持つ。このため、本菌を扱っている研究者が実験室感染するケースも多い。
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病原体
出典:『Wiktionary』 (2021/06/13 12:25 UTC 版)
名詞
発音(?)
- びょ↗ーげんたい
翻訳
- アルバニア語: sëmundjeshkaktues (sq)
- イタリア語: patogeno (it) 男性, agente patogeno (it) 男性
- 英語: pathogen (en)
- カタルーニャ語: patogen (ca) 男性
- ギリシア語: παθογόνος (el) (pathogonos) 男性
- スペイン語: patógeno (es) 男性
- トルコ語: patojen (tr)
- ハンガリー語: kórokozó (hu),patogén (hu)
- フィンランド語: patogeeni (fi), taudinaiheuttaja (fi)
- フランス語: pathogénique (fr)
「病原体」の例文・使い方・用例・文例
- 病原体が小孔から体に侵入した。
- ウイルス病原体の検出
- 浄化することによって、微生物または病原体を破壊する
- 病原体を治療する
- 1本鎖のRNAから成るウイルスの植物病原体
- ウイルスである動物病原体
- 原核生物のバクテリア、藍藻、および様々な原始の病原体
- 病原体と寄生体として多くの動物(人間を含んでいる)に起こるグラム陰性の好気菌の類概念
- 乳酸菌と重要な病原体
- ある生活環の段階で多くの病原体を含む脊椎動物の血中細胞に寄生する微小原生動物
- ピロプラズマと畜牛の病原体
- 魚の中では、ほぼ寄生性で、様々な病原体を含んでいる
- 病原体の存在または存在が疑わしい状態を示すさま
- 毒素、強い薬、病原体または環境条件に耐える
- 汚物と病原体を含まない
- 媒介生物が人に噛み付くか接触するとおこる、病原体の間接感染
- 病原体を持っていて、自分は発病しないが、他人に病原体を運ぶ人
- 各種の破壊的な植物病原体を含む子嚢菌の大きな属
- 病原体リケッチアによって引き起こされ、森林ダニによって感染する
- 鳥を媒介して人に感染する病原体リケッチアによる非定型肺炎
病原体と同じ種類の言葉
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