病原体とは? わかりやすく解説

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びょうげん‐たい〔ビヤウゲン‐〕【病原体】

読み方:びょうげんたい

生体寄生して病気起こさせる原生動物細菌・ウイルスなどの生物


病原体

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病原体(びょうげんたい、: pathogen)とは、生体(生物)に寄生して病気を起こさせる原生動物細菌ウイルスなどの生物[1]。寄生する生物類のなかでも特に病原性を持つもの。


  1. ^ 小学館『デジタル大辞泉』
  2. ^ a b c d e f g h i 日本大百科事典、【病原体】


「病原体」の続きの解説一覧

病原体

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ぼーん・ふりーくす!」の記事における「病原体」の解説

ウラシル体内交戦する所謂ボスクラス存在勝利しなければならない相手だが、敗北することで得られるモノ”も。 シノマ 声:甲賀忍 病原体たちの親玉ウラシルとそう変わらない少年ぐらいの容姿をしているが、他の病原体たちより早く生まれたため、彼らの長兄に当たる。生意気な性格持主体内最初に出会ったとき、ウラシルに対して俺たちと同じ匂いがする」と意味深なセリフ吐いた。名前のモデルは「癌腫」を意味するcarcinoma」。 アルテル 病原体たちの次男心臓根城にしている。シノマが唯一その実力を認め存在であり、ストイックな武人。「強き者弱き者喰らうのは当然」と考えており、相手に対して一切情け容赦をかけることなく、「紅血刀」「帝血刀」の二刀流による圧倒的な戦闘力猛攻仕掛けてくる。また、戦う前には瞳が黄色白眼赤色変化する。名前のモデルは「動脈」を意味するartery」。 ヴェニエ 声:杉原茉莉 病原体たちの長女。脳に生息している。病原体の中では最も頭が良いが、それだけプライド高く、常に他人見下すような口調で話す。チャイナドレスのような服を身にまとい、扇を持ち眼鏡をかけているが、スタイルひかえめ一人称「僕」右腕神経細胞のような触手変化し相手絡みつくまた、戦う前には瞳が赤色白眼紫色変化する。名前のモデルは「静脈」を意味するvein」。 グランデュラ 声:楠鈴音 病原体たちの次女脾臓に巣くっている。露出の多いデザインドレス姿で、スタイル抜群である。サディスティックかつ淫媚な性格で、自身の操るスライム寝そべるようにしており、戦闘時にも相手スライム責めにすることを好むまた、戦う前には瞳が青色白眼綠色変化する。名前のモデルは「腺」を意味する「glandular」。 ムズクル 病原体たちの末弟肝臓出会う最初に相対する病原体。筋骨隆々とした大男であるが、粗雑な性格で、頭もあまり良くないらしい。変身する右手の鋏のようになり、背中からも節足動物の足のようなものが何本も生えてくる。また、戦う前には瞳が紫色白眼赤色変化する。名前のモデルは「筋肉」を意味するmuscle」。

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媾疫」の記事における「病原体」の解説

媾疫の病原体はトリパノソーマ属原虫である。伝統的に媾疫トリパノソーマ(Trypanosoma equiperdum Doflein, 1901)と呼ばれているが、近年になって分類学このような種は存在せずブルーストリパノソーマ(Trypanosoma brucei)の変異型だと考えられるようになってきた。 トリパノソーマ属としては例外的な原虫で、主な寄生部位生殖器粘膜であり、血液中に観察することは困難である。錐鞭毛型のみで変態一切行わない。また交尾により感染するため媒介動物関与しない点も極めて例外的である。形態的には通常のブルーストリパノソーマ区別できないが、キネトプラストミトコンドリアDNA存在しないもしくは著しく損傷している)という特徴がある。このためミトコンドリア代謝能力制限されており、元来終宿主であったツェツェバエ体内では生存できなくなった考えられる

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チクングニア熱」の記事における「病原体」の解説

チクングニアウイルス(CHIKV)はトガウイルス科アルファウイルス属に属す節足動物媒介性ウイルスである。カプシド直径60-70 nm58°Cで失活し、また乾燥に弱い。ウイルス株アフリカ西部アフリカ南部から東部アジア3系統大別できる。このうちアジアウイルスネッタイシマカヒトスジシマカ媒介しており、ヒト--ヒトという感染環を形成している。一方アフリカでの保有宿主で、Aedes属の媒介する森林サイクル形成している。

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可移植性性器腫瘍」の記事における「病原体」の解説

腫瘍細胞そのものがCTVTの病原体であり、CTVTは「寄生性のがん」であると考えられている。この細胞株2002500年前に、オオカミもしくはハスキー犬シーズーのようなアジア産の古い犬種生じたものと推定されている。 CTVTの腫瘍細胞イヌの正常細胞くらべて染色体本数少ない。イヌ染色体通常78からなるが、この腫瘍細胞では5764本しかなく形状大きく異なっている。イヌ染色体X染色体Y染色体以外はすべて末端動原体型(acrocentric)であるが、腫瘍細胞では中部動原体型(metacentric)の染色体多くなっている。 この腫瘍ウイルスやその類の病原体によって引き起こされているという証拠はない。CTVTの腫瘍細胞はどれも非常によく似た遺伝組成共有している。特にレトロトランスポゾンLINE断片がん遺伝子1つであるc-mycプロモーター領域挿入されており、これは正常なイヌ細胞では見られない特徴である。

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オムスク出血熱」の記事における「病原体」の解説

病原体であるオムスク出血熱ウイルス (Omsk hemorrhagic fever virus, OHFV) は、フラビウイルス科属すプラス鎖1本鎖RNAウイルスである。同じくダニ媒介性ウイルスであるロシア春夏脳炎ウイルスの一群属する。オムスク以外にもノボシビルスククルガンチュメニ発生例がある。一方でダニ媒介性脳炎異なり西ヨーロッパ日本には広がらず分布シベリア限られる自然界では齧歯類マダニの間で感染環が維持されている。齧歯類ではミズハタネズミ主な自然宿主であるが、北アメリカ原産ユーラシア大陸では外来生物であるマスクラットにも感染成立するマダニでは Dermacentor reticulatus, Dermacentor marginatus, Ixodes persulcatus主な宿主である。ヒトへの感染通常マダニ咬まれることによって起きるが、さらにマスクラットとの接触によっても感染起きうる。マスクラットオムスク出血熱ウイルス感染するヒト同様に症状示して死に至る。この時、感染マスクラット血液や糞、尿に接することでヒトへの感染起きる。 1946年から2000年までの間に1344件のオムスク出血熱患者報告されており、97%北半球森林ステップ発生している。ほとんどの患者4月から12月の間に発生し、最も発生が多いのは秋(9月から10月)で、これはマスクラット狩猟期直後にあたる。 後述のように、オムスク出血熱ウイルス出血熱引き起こしうるが、他のダニ媒介性フラビウイルス出血熱起こすことが知られているのはキャサヌル森林病ウイルスとその変種であるAlkhurmaウイルス、および一部極東ダニ媒介性脳炎ウイルス3つのみである。オムスク出血熱ウイルス系統的にダニ媒介性脳炎ウイルス近縁であり、両者抗原性交差性を持つが、その臨床的特徴異なっている。また、オムスク出血熱ウイルス2000年上前ダニ媒介性脳炎ウイルス分岐した推定される

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ダニ媒介性脳炎」の記事における「病原体」の解説

TBEは、フラビウイルス科フラビウイルス属のTBEVによる。この病原体は、1937年初め分離された。以下の3つのサブタイプ知られる中部ヨーロッパ脳炎ウイルススウェーデンポーランドチェコスロバキアオーストリアハンガリーロシア西部などに分布シベリアサブタイプシベリア地域存在極東サブタイプ極東地域存在シベリア型と極東型は、ロシア春夏脳炎ウイルス呼ばれている。これは日本にも北海道道南地域分布している。ロシア及びヨーロッパ報告では、年間5,000-7,000人に発生している。

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気腫疽」の記事における「病原体」の解説

病原体は偏性嫌気性グラム陽性有芽胞菌群のクロストリジウム属1つである気腫疽である。運動性有し莢膜持たず血液寒天培地上でβ溶血を示す。世界中土壌分布していると考えられる

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ヘルペスウイルス」の記事における「病原体」の解説

ヒトの病原体としては、単純ヘルペスウイルス水痘・帯状疱疹ウイルスエプスタイン・バール・ウイルスサイトメガロウイルスなどがある。獣医学領域では牛ヘルペスウイルス1型5型、豚ヘルペスウイルス1型馬ヘルペスウイルス1型4型ヘルペスウイルス1型鳥類伝染性喉頭気管炎ウイルスなどがしばしば問題になる。また水産学領域ではコイヘルペスウイルス危険な病原体として認識されている。

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ライム病」の記事における「病原体」の解説

本病の病原体であるボレリアは、全長10 μm直径0.2 - 0.3 μm螺旋状のスピロヘータ遺伝学的性状により現在までに10種に分類される。本病を引き起こすものは広義の、ボレリア・ブルグドルフェリ Borrelia burgdorferi であるが、本種は下記のように分けられており、 狭義のボレリア・ブルグドルフェリ B. burgdorferi(アメリカ典型的ライム病の病原体) ボレリア・ガリニ B. garinii(神経症状主として引き起こす) ボレリア・アフゼリ B. afzelii(慢性萎縮性肢端皮膚炎の病原体) などの数種類確認されている。日本ではシュルツェマダニからボレリア・ガリニと、ボレリア・アフゼリが検出されている。

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ネオスポラ症」の記事における「病原体」の解説

詳細は「ネオスポラ」を参照 ネオスポラアピコンプレックス門属す単細胞真核生物である。トキソプラズマ近縁であり、形態生活環もよく似ている2種知られているが、N. hughesiについては不明な点が多く、以下特記なき場合はN. caninumについての知見である。 ネオスポライヌ属終宿主としており、この点はネコ科動物終宿主とするトキソプラズマ明瞭に異なる。終宿主の便とともに排出されオーシスト成熟し中間宿主はそれを経口摂取することで感染成立する急性期にはタキゾイトとして細胞内分裂繰り返しながら全身拡がるが、宿主免疫応答曝される筋肉や脳でシスト作り終生慢性感染続ける。このシスト終宿主経口摂取することで生活環完結するが、別の中間宿主経口摂取した場合も同じサイクルくり返し、また終宿主中間宿主問わず胎盤感染により母から仔へ伝播するともできる

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リッサウイルス感染症」の記事における「病原体」の解説

リッサウイルス属7つ遺伝子型分類され、1〜7の番号振られている。 Genotype 1(狂犬病ウイルスRabies virusGenotype 2(ラゴスコウモリウイルス:Lagos bat virus) ※ 感染例なし Genotype 3(モコラウイルス:Mokola virusGenotype 4(ドゥベンヘイジウイルス:Duvenhage virusGenotype 5(ヨーロッパコウモリリッサウイルス1:European bat lyssavirus type 1; EBL1) Genotype 6(ヨーロッパコウモリリッサウイルス2:European bat lyssavirus type 2; EBL2) Genotype 7(オーストラリアコウモリリッサウイルス:Australian bat lyssavirus; ABLGenotype 2〜7の主な宿主コウモリで、これまでアフリカヨーロッパオーストラリア大陸ウイルス確認されているほか、東南アジアでも抗体を持つコウモリが見つかっている。

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ペット」の記事における「病原体」の解説

ペットとして供される動物が、病原体を媒介することがある動物由来感染症または人獣共通感染症呼ばれる伝染病寄生虫による被害は、飼い主自身のみならず周囲人々に及ぶ場合もあり、致死率の高い感染症存在する日本では気候や飼育下にある動物への衛生対策などにより、動物由来感染症罹患多くはない。 致死率の高い感染症として狂犬病がある。齧歯類通常狂犬病罹患した捕食動物噛まれた際に死亡してしまうため、きわめて稀な事例ではあるが、南米ボリビアでは、2003年ペルー産のペット用ハムスター狂犬病発症した日本では飼い犬に年1回狂犬病予防注射受けさせることが法律義務化されている。

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重症急性呼吸器症候群」の記事における「病原体」の解説

SARSコロナウイルス」も参照 SARS原因病原体SARSコロナウイルスは、コロナウイルス科オルトコロナウイルス亜科ベータコロナウイルス属に分類され、同じ属には中東呼吸器症候群引き起こすMERSコロナウイルス含まれるコロナウイルスエンベロープを持つ1本鎖RNAウイルスで、ゲノムRNAmRNAと同じ配列プラス鎖である。また、コロナウイルス呼吸器・消化器の上細胞親和性を持つが、SARSコロナウイルスでは呼吸器消化管などに発現しているアンジオテンシン変換酵素ACE2感染のレセプタータンパクとなる。SARSコロナウイルスベロ細胞Vero E6細胞)などで細胞培養できる。RNAウイルスではあるが、ゲノム変異ヒト免疫不全ウイルス (HIV) ほど大きなものではなく比較安定だと報告されている。また、環境中でも比較安定であるが(→#予防)、エンベロープを持つため、エーテルクロロホルム感受性がある。このウイルスはコウモリ・ヒトに感染するが、MERSコロナウイルス同じくコウモリ感染するほか、コロナウイルス分類では、コウモリコロナウイルスもこの2種と同じグループ2b含まれるウイルスの特定 当初中国衛生局クラミジア香港大学麻疹ウイルスRSウイルスと同じパラミクソウイルス原因病原体として発表していた。 CDCカナダ国立微生物研究所英語版)は、2003年4月SARSウイルスゲノム特定したエラスムス・ロッテルダム大学研究者たちは、SARSコロナウイルスコッホの原則成り立つことを突き止めたマカク属カニクイザル)へのウイルス感染で、SARS患者同様の症状具体的に鼻腔咽頭糞便からのウイルス分離間質性肺炎)が発生することが実験的に証明されている。 2003年5月下旬最初の症例出た中国広東省地元市場で、食用野生動物用いた研究調査が行われた。この結果ハクビシンからSARSコロナウイルス単離されたが、ハクビシン固有宿主ではなくヒトへの感染キーとなる中間宿主だと推定された。 中間結果では、SARSコロナウイルスパームシベット英語版)からヒトへ、種の壁越えた異種伝播をするとされ、広東省だけで1万頭以上が駆除された。この対応に関しては、パームシベット・ハクビシンをスケープゴートにしたとの批判もある。またシンガポールでは野良猫駆除が行われた。ウイルスは、タヌキイタチアナグマ英語版)(流行地にはシナイタチアナグマ棲息)、イエネコなどからも単離された。 2005年には、中国コウモリから多数SARSコロナウイルス発見されたと報告された。これらのウイルスの系統学的解析から、SARSコロナウイルスコウモリ由来可能性が高いとされコウモリから直接人間感染したか、中国市場販売されていた食用コウモリをはじめとした食用動物を介して人間広まった推測された。コウモリ感染して不顕性感染となるが、SARSコロナウイルスリザーバーになっている推測されている。 2006年遅く香港大学CDC (Chinese Centre for Disease Control and Prevention of Hong Kong University)、広州市疾病予防コントロールセンター広州市CDC)は、パームシベットハクビシン)とヒトから単離されSARSコロナウイルス遺伝的系譜作成し、このウイルス感染症宿主ジャンプしたことを証明した

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微胞子虫」の記事における「病原体」の解説

宿主対す影響は、寿命生殖能力体重及び一般的な体力減少などがある。したがって致死的というよりむしろ慢性的衰弱させてゆくような病気引き起こすことが多い。昆虫甲殻類魚類寄生して農業・漁業深刻な影響与える病原体が知られる。また哺乳類でも自然治癒性の下痢の病原体としてごくありふれているほか、日和見感染起こす病原体が知られている。このほか、粘液胞子虫や、グレガリナ類などに寄生する微胞子虫知られている。

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ラッサ熱」の記事における「病原体」の解説

アレナウイルス科属し1本鎖RNAをもつ。

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Q熱」の記事における「病原体」の解説

偏性細胞内寄生体であるレジオネラ目コクシエラ科コクシエラ属コクシエラ (Coxiella burnetii) によって発症する感染力がたいへん強く、たった1個吸い込んだだけでも感染発病起こす可能性がある。自然界においてウシヤギヒツジイヌネコなどの動物体内に存在する6530分では完全に不活化されるが、6230分及び6330分では一部病原性失わないまた、乾燥強いため、塵埃と共に空気中に存在する可能性が高い。実験室感染しやすく、危険度クラス3指定されている。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 19:48 UTC 版)

マールブルグ熱」の記事における「病原体」の解説

フィロウイルス科マールブルグウイルスよる。エボラウイルスフィロウイルス科 (Filoviridae) 。1本鎖RNAウイルスエボラウイルス電子顕微鏡上の外見は非常に似ている野生動物サルコウモリ鳥類からの空気感染飛沫感染否定できない確認もされていない。 病原体を扱うには、BSL-4施設で行う必要がある

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口蹄疫」の記事における「病原体」の解説

口蹄疫ウイルス」も参照 ピコルナウイルス科(Picornaviridae)アフトウイルス属(Aphthovirus)の口蹄疫ウイルスfoot-and-mouth disease virus, FMDV)によって発生するただ単に「アフトウイルス」といえば口蹄疫ウイルスを指す。アメリカ合衆国では Hoofs and mouth disease とも呼ばれることがあるラブドウイルス科(Rhabdovirideae)ベシクロウイルス属(Vesiculovirus)の水疱性口内炎ウイルスvesicular stomatitis virus, VSV)による水疱性口内炎口蹄疫酷似し症状示し牛丘疹性口炎とともに類症鑑別が必要とされる1898年ドイツ医学者フリードリヒ・レフラーとポール・フロッシュにより病原体が突き止められ細菌より小さいことが確かめられた。これが、初め確認され濾過性病原体=細胞内寄生体一つである。 口蹄疫ウイルスは、大きく分けてO型A型C型、SAT-1型、SAT-2型、SAT-3型、Asia-1型の7タイプ分類される。そして各タイプはさらに複数サブタイプ分けられる

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スペインかぜ」の記事における「病原体」の解説

スペインかぜの病原体は、A型インフルエンザウイルスH1N1亜型)である。ただし、当時はまだウイルスの分離技術十分に確立されておらず、また実験動物であるマウスウサギに対して病原性を示さなかったことから、その病原体の正体不明であったヒトインフルエンザウイルス病原性については、1933年フェレット用いた実験証明された。その後スペインかぜ流行時に採取され患者血清中にこの時分離されウイルス対す抗体存在することが判明したため、この1930年頃に流行していたもの類似のインフルエンザウイルススペインかぜの病原体であると考えられた。 その後1997年8月アメリカ合衆国アラスカ州永久凍土でヨハン・フルティンにより発掘された4遺体から肺組織検体採取されウイルスゲノム分離されたことによって、ようやくスペインかぜの病原体の正体が明らかとなった。 これにより、H1N1亜型であったことと、鳥インフルエンザウイルス由来するものであったことが証明された。その後の研究で、現在のH1N1亜型はすべて、このときの病原体に由来することが示唆された。よってスペインかぜは、それまでヒト感染しなかった鳥インフルエンザウイルス突然変異し、受容体ヒト感染する形に変化するようになったものと考えられている。つまり、当時の人々にとっては全く新し感染症新興感染症)であり、ヒトスペインかぜ対す抗体持っていなかったことが、パンデミック原因になったスペインかぜについては、ゲノム解読された遺伝子からウイルス復元したところ、マウス壊死性気管支炎出血を伴う中程度から重度肺胞炎、肺胞浮腫引き起こすことが判明したこのような強い病原性は、ウイルス表面にあるタンパク質HA赤血球凝集素ヘマグルチニン)が原因である。また、スペインかぜウイルスは、現在のインフルエンザウイルスよりも30倍も早く増殖する能力を持つことが分かっている(増殖司る3つのDNAポリメラーゼによる)。 通常の流行では小児老人死者が多いが、スペインかぜでは若年成人層の死者多かったに関して2005年5月にマイケル・オスターホルム(英語版)はウイルスによって引き起こされるサイトカインストーム原因であるという仮説提唱したが、これに反対する説もある。一方2007年1月に、科学技術振興機構東京大学医科学研究所が、人工合成したウイルス用いてサル実験した結果では、スペインかぜウイルスには強い致死性肺炎免疫反応調節に異常を起こす病原性があることを発表している。 2008年12月に、東京大学河岡義裕など日米研究者グループによって、強い病原性説明する3つの遺伝子特定したことが発表された。 スペインかぜウイルスの毒性は、パンデミック数年後には大きく低下した

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接合菌症」の記事における「病原体」の解説

常在菌として環境中存在している接合菌Rhizopus oryzae、Rhizopus microsporus、Rhizopus stoloniferMucor circinelloides、Cunninghamella bertholletiae(クスダマカビ属)、Apophysomyces elagans、Saksenaea vasiformis(サクセネア属)、Absidia corymbifera、Rhizomucor pusillus など。

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日本紅斑熱」の記事における「病原体」の解説

リケッチア一種である、日本紅斑熱リケッチア(リケッチア・ジャポニカ)によって引き起こされるリケッチア真正細菌の一グループであり、宿主となる他の生物細胞の中でのみ増殖可能な偏性細胞内寄生体である。このうちいくつかの種はヒトに対して病原性を持つが、これらはワイル・フェリックス反応呼ばれる患者血清中に生じ抗体利用した検査法用いて鑑別することが可能であり、以下の3グループ大別される括弧内はワイル・フェリックス反応パターン)。日本紅斑熱リケッチアこのうち紅斑熱群リケッチア分類される発疹チフスまたは発疹熱引き起こす発疹チフスリケッチア(OX2:+, OX19:+++, OXK:–) 紅斑熱を引き起こす紅斑熱群リケッチア(OX2:+++, OX19:+, OXK:–) ツツガムシ病引き起こすオリエンティア・ツツガムシOrientia tsutsugamushi旧名ツツガムシ病リケッチア)(OX2:–, OX19:–, OXK:++

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出血熱」の記事における「病原体」の解説

出血熱引き起こすウイルスとして、フィロウイルス科エボラウイルスマールブルグウイルスラッサウイルスなどのアレナウイルス科ウイルスブニヤウイルス科クリミア・コンゴ出血熱ウイルスSFTSウイルスハンタウイルスリフトバレー熱ウイルスフラビウイルス科デングウイルス黄熱ウイルスオムスク出血熱ウイルスキャサヌル森林病ウイルストガウイルス科チクングニアウイルスなどが有名である。 この中でも特にフィロウイルス科ウイルスエボラマールブルグ)は致死性および感染力の面から最も危険なウイルス評価されることが多い。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 23:44 UTC 版)

エボラ出血熱」の記事における「病原体」の解説

エボラウイルス感染症法により特定一種病原体(国民生命及び健康に極めて重大な影響与えおそれがある病原体)に指定されており、所持輸入譲渡し及び譲受け一部例外除いて禁じられる運搬には都道府県公安委員会への届出が必要である。所持者には帳簿備え記帳義務課せられる米国CDCでは生物兵器として利用される可能性が高い病原体として、エボラウイルスを最も危険度、優先度の高いカテゴリーA分類している。なお、カテゴリーAにはエボラウイルスの他、マールブルグウイルスアレナウイルスラッサ熱および南米出血熱の病原体)、天然痘ウイルスペスト菌炭疽菌ボツリヌス菌野兎病菌指定されている。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/19 04:31 UTC 版)

急性肝膵臓壊死症」の記事における「病原体」の解説

病原体は腸炎ビブリオ(Vibrio parahaemolyticus)などビブリオ属細菌のうち一部毒素産生潜伏期間10日程度海水中での生存期間最長18日間とされている。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 16:42 UTC 版)

アフリカ睡眠病」の記事における「病原体」の解説

アフリカ睡眠病の病原体はツェツェバエ媒介するトリパノソーマという原虫である。分類学的にブルーストリパノソーマ (Trypanosoma brucei) という種であるが、このうち2つ亜種ヒトアフリカ睡眠病引き起こす亜種違いにより病状に差が出るほか、媒介するツェツェバエにも差があるため地理的分布に差がある。 ガンビアトリパノソーマ (T. b. gambiense) 主にアフリカ中央部西部ヴィクトリア湖より西)に分布しており、主な宿主ヒトであるがブタその他の動物からも見出される水辺に多いGlossina palpalisグループ媒介する発症するまでに数か月から数年にわたる慢性的な経過をたどり、その時点ですでに中枢神経冒されている事が多い。報告される症例の9割方はこの原虫よるものである。 ローデシアトリパノソーマ (T. b. rhodesiense) アフリカ南部東部ビクトリア湖より東)に分布しており、狩猟動物家畜主な宿主である。サバンナに多いGlossina morsitansグループ媒介する。数週間発症し急性的な経過をたどる。 なお中南米シャーガス病引き起こすのはクルーズトリパノソーマ (Trypanosoma cruzi) という別種であり、同じトリパノソーマ属原虫であるが性状かなりの差がある。

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病原体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/18 07:27 UTC 版)

重症熱性血小板減少症候群」の記事における「病原体」の解説

詳細は「重症熱性血小板減少症候群ウイルス」を参照 主として重症熱性血小板減少症候群ウイルス(英: Severe fever with thrombocytopenia syndrome virus; SFTSV) を保有するマダニヒトを刺咬することによって感染する潜伏期間は6-14日とみられている。初めての症例報告され中国では、フタトゲチマダニ (Haemaphysalis longicornis)、オウシマダニ (Rhipicephalus microplus) からウイルス分離されており、人間だけでなくダニ咬まれることの多い哺乳動物感染確認されている。 2017年10月には日本徳島県飼い犬から人間感染する事例確認され世界で初めてのペットから人への感染例として報告された。

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病原体

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植物病理学」の記事における「病原体」の解説

病原体としては次のようなものがある。 真菌 - 植物病原体として最も普通である。 卵菌 - べと病ジャガイモ疫病など。 細菌 - 18属ほどが知られるウイルス - 700種以上が知られる線虫 - それ自体が病原体となるもの、また病原体のベクターとなるものがある。 ウイロイド - 小型1本鎖RNAのみからなる最も単純な病原体。 寄生植物 - 害の大きいものとしてネナシカズラなどが知られるネコブカビ - 粘菌類似した病原生物

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病原体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 18:29 UTC 版)

ヨーロッパブナ (植物)」の記事における「病原体」の解説

Biscogniauxia nummularia(英名:beech tarcrust) は、潰瘍および木の朽腐を引き起こす主な病原体(子嚢菌類)である。

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病原体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 15:56 UTC 版)

クリプトスポリジウム症」の記事における「病原体」の解説

クリプトスポリジウム属の数種が哺乳類感染するヒトでは C. parvum と C. hominis(以前C. parvum genotype 1と呼ばれた)が主要な病原体であり、C. canisC. felisC. meleagridis、C. muris もクリプトスポリジウム症引き起こす

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病原体

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住血吸虫症」の記事における「病原体」の解説

吸虫扁形動物)のうち、住血吸虫科属す寄生虫が病原体である。雌雄異体血管寄生するという点で特徴的哺乳類終宿主であり、人に感染する住血吸虫としては、尿路周囲静脈叢に寄生するビルハルツ住血吸虫(Schistosoma haematobium)、門脈など腸管周囲静脈叢に寄生するインターカラーツム住血吸虫(S. intercalatum)、日本住血吸虫(S. japonicum)、マンソン住血吸虫(S. mansoni)、メコン住血吸虫(S. mekongi)の5種が存在するそれ以外にも野生動物家畜感染する種知られており、これらが人に対してセルカリア皮膚炎起こすこともある。

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病原体

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急性灰白髄炎」の記事における「病原体」の解説

詳細は「ポリオウイルス」を参照 急性灰白髄炎ポリオウイルスとして知られるエンテロウイルス属ウイルスの感染によって生じる。この属のRNAウイルス消化器系増殖し、特に咽頭小腸感染巣とする。初期徴候症状までの潜伏期3日から35日までの幅をとるが、一般的には6日から20日の間となる。ポリオウイルスヒトのみに感染し疾患引き起こす病原体である。構造極めて単純で、一本鎖の (+) 鎖RNAゲノムとそれを包むタンパク質の殻、カプシドのみによって構成されるカプシドポリオウイルス遺伝物質保護するだけでなく、ポリオウイルス特定の細胞感染させるともできるこれまで3つの血清型同定されてきた。それぞれ1型2型3型命名されそれぞれわずかにカプシドタンパク質違いがある。3つの血清型全て極めて病原性高く同一症状引き起こす1型は最も感染頻度が高い型で、麻痺との関連性が最も強い。 症状が出るかどうか自然感染ポリオワクチンによる予防接種かどうか問わずポリオウイルス曝露受けたヒト免疫獲得する免疫を持つヒト体内には扁桃消化器系ポリオウイルス対すIgA存在しウイルスの増殖を防ぐ。また、ポリオウイルス対すIgGIgMウイルス中枢神経系運動ニューロン進入するのを防ぐ。ある血清型対す自然感染ないしワクチンは他の血清型対す免疫誘導しないため、完全な防御には各血清型曝露を必要とする。 稀にポリオウイルス以外のエンテロウイルス感染することでポリオウイルス様の症状引き起こすこともある。

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病原体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 05:06 UTC 版)

マイコプラズマ肺炎」の記事における「病原体」の解説

詳細は「マイコプラズマ」を参照 病原体は、粘膜表面細胞外で増殖する増殖結果気管気管支細気管支肺胞などの気道粘膜上皮破壊する。特に気管支細気管支繊毛上皮顕著に破壊され粘膜剥離潰瘍形成みられる。 病原体は熱に弱く界面活性剤により失活する。

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病原体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 04:34 UTC 版)

急性出血性結膜炎」の記事における「病原体」の解説

病原体は、エンテロウイルス EV70 , コクサッキーウイルス CA24v。日本人研究者によって原因ウイルスとして EV70 が発見された。非常に伝染力強く当時特効薬予防法確立されていなかった。結膜炎病気数日治る病気であり、日本のような生活環境優れた場所では、大きな広がり見せないとされていたが、一部地域では集団感染報告されている。

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病原体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/18 15:35 UTC 版)

バンバラマメ」の記事における「病原体」の解説

病害はあまり重要な問題とはみなされていないが、次のような病原体が報告されている。 褐斑病 (Cerscospora canescens & Phyllosticta voandzeia) うどんこ病 (Erysiphe sp.) 立枯病 (Fusarium sp.) 葉枯病 (Phomopsis sp.) 菌核病 (Sclerotium rolfsii) 他の病害虫としては次のようなものがある。 アブラムシ (Aphis sp.) アズキゾウムシ (Callosobruchus sp.) ウンカ一種 (Hilda patruelis アリヅカウンカ科) シロアリ ジャワネコブセンチュウ (Meloidogyne javanica) 齧歯類 寄生植物 (Alectra vogelii ・Striga gesnerioides)

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病原体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/24 15:40 UTC 版)

回帰熱」の記事における「病原体」の解説

回帰熱関連ボレリアのうち、少なくとも十数種が病原性を示すことが知られている。一部例外除き多くの種が軟ダニ呼ばれるヒメダニヒメダニ属 Ornithodoros により媒介される。 Borrelia recurrentis :本種は現在知られる回帰熱関連ボレリアのうち、唯一シラミ媒介するダニ媒介性回帰熱比べ高い致命率(4〜40%)を持つ。 B. hermsii B. turicatae B. parkeri B. mazzottii B. venezulenis B. duttonii B. crocidurae B. merionesi B. microti B. dipodilli B. persica B. caucasica B. latyschewii B. miyamotoi :1995年北海道発見された本種は、従来病原性不明であったが、2012年ロシアでの報告により新たに病原性示唆された。また、この種は例外的にダニ呼ばれるマダニ科マダニ属 Ixodes により媒介される

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病原体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 11:58 UTC 版)

風邪」の記事における「病原体」の解説

原因7 - 8割がウイルスである。日本研究ではかぜ症候群原因8 - 9割がウイルスとも言われ一方で非感染性因子よるもの少数ではあるが挙げられている。

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病原体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 23:52 UTC 版)

ブルータング」の記事における「病原体」の解説

病原レオウイルス科オルビウイルス属ブルータングウイルスで、24血清型確認されている。ヌカカなどの「吸血昆虫」によって感染し接触感染することは無いとされるヒトへの感染例は報告されていない

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病原体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/22 11:42 UTC 版)

狂犬病」の記事における「病原体」の解説

リッサウイルス属属すウイルスは、遺伝子解析血清型分析から、下記7つ遺伝子型 (Genotype) に分類されるGenotype 1(狂犬病ウイルスRabies virusGenotype 2(ラゴスコウモリウイルス:Lagos bat virusGenotype 3(モコラウイルス:Mokola virusGenotype 4(ドゥベンヘイジウイルス:Duvenhage virusGenotype 5(ヨーロッパコウモリリッサウイルス1:European bat lyssavirus type 1; EBL1) Genotype 6(ヨーロッパコウモリリッサウイルス2:European bat lyssavirus type 2; EBL2) Genotype 7(オーストラリアコウモリリッサウイルス:Australian bat lyssavirus; ABLGenotype 1(遺伝子型1型)が従来知られていた狂犬病ウイルスで、Genotype 2(遺伝子型2型)のラゴスコウモリウイルス以外のリッサウイルス属属すウイルスは、ヒト狂犬病様の脳炎起こすことが知られている。

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病原体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 19:49 UTC 版)

A型肝炎」の記事における「病原体」の解説

A型肝炎ウイルスピコルナウイルス科ヘパトウイルス属に属すRNAウイルスである。発見当初ピコルナウイルス科エンテロウイルス属分類されていたが、後にヘパトウイルス属として分類された。形状は、直径約27nmの裸の正20面体で、遺伝子型は7種類分類されているが、血清型1種類界面活性剤エーテル、pH3 程度の酸、温度乾燥に対して抵抗性が強いが、高圧滅菌UV照射ホルマリン処理、塩素剤処理で失活する。

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病原体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 22:12 UTC 版)

広東住血線虫症」の記事における「病原体」の解説

原因となる体は1933年ネズミ血管の中から見い出された事により「住血」と命名され最初住血吸虫分類された。1945年台湾ヒトでの症例報告された。本症の終宿主ネズミであり、ネズミから排出され第1期幼虫中間宿主であるナメクジ類に摂取されると、その体内第3期幼虫まで発育する。このナメクジ類がネズミ摂取される第3期幼虫中枢神経移動し第5期幼虫まで発育する第5期幼虫肺動脈へと移動して成虫となる。中間宿主待機宿主摂取され場合は、第3期幼虫のまま寄生する

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病原体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/26 02:57 UTC 版)

旋毛虫症」の記事における「病原体」の解説

詳細は「旋毛虫」を参照 旋毛虫嚢胞を含む加熱不足の肉の摂食主な感染源となる。ほぼ全ての肉食および雑食動物宿主となりうる。国際的に豚肉がほとんどであるが、熊やの肉が原因となることもある。これまでの日本での人での発生例はいずれ熊肉原因である。 旋毛虫同一宿主終宿主であると同時に中間宿主であるという特徴的な生活環有する経口的に摂取された後、胃の中で嚢胞から幼虫脱出し小腸の壁に侵入して成虫成長し有性生殖を行う。1週間後産まれ幼虫横紋筋移動して嚢胞形成する

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病原体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/30 06:32 UTC 版)

サイクロスポラ症」の記事における「病原体」の解説

サイクロスポラアピコンプレックス門属す単細胞生物である。ヒトサイクロスポラ症引き起こすのはCyclospora cayetenensisである。成熟したオーシスト感染源であり、小腸(おもに空腸)に到達すると脱嚢して粘膜固有層細胞内無性生殖繰り返すその後有性生殖行って生じた未成熟オーシスト糞便中に排出されるオーシスト成熟して感染性を得るには、気温にもよるが外界10日程度を必要とする。

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病原体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/04 18:49 UTC 版)

野兎病」の記事における「病原体」の解説

グラム陰性非運動性芽胞好気性桿菌である野兎病菌 Francisella tularensisが病原体である。本感染したウサギなどの剥皮調理の際に血液や肉に接触することで感染するまた、ノミダニなどを媒介にして経皮的に感染する。なお、ヒトからヒトへの感染起こらない野兎病菌極めて感染力が強いであり、数個から100個という、ごく少数接触しただけで感染成立する。また皮膚の創傷部だけでなく、健康な皮膚からも侵入して感染できるという、他の細菌には見られない特徴を持つ。このため、本扱っている研究者実験室感染するケースも多い。

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病原体

出典:『Wiktionary』 (2021/06/13 12:25 UTC 版)

名詞

病原 びょうげんたい

  1. 病気原因となる微生物ウイルス

発音(?)

びょ↗ーげんたい

翻訳


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