養蚕とは? わかりやすく解説

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よう‐さん〔ヤウ‐〕【養蚕】

読み方:ようさん

飼い育て、繭をとること。こがい。「—家」


ようさん 【養蚕】

飼育し、繭を生産すること。日本でも中国でも、貴重な絹を生み出す尊ばれ自体を神とする話もあるし、神と呼ぶ養蚕神の信仰もある。茨城県つくば市神郡にある蚕影神社は養蚕神として有名。これを蚕影山ともいい、路傍祀ることもある。同県日立市川尻町には蚕養神社がある。

養蚕

読み方:ヨウサン(yousan)

カイコを飼うこと

季節

分類 人事


養蚕

読み方:ヨウサン(yousan)

所在 秋田県能代市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

養蚕業

(養蚕 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/14 14:22 UTC 版)

養蚕業(ようさんぎょう)は、カイコ(蚕)を飼ってそのから生糸()を作る産業である。遺伝子組み換えカイコを用いた医薬素材の生産や、カイコを利用して冬虫夏草(茸)を培養するといった新しいカイコの活用も進んでいる。


  1. ^ a b 監修 坂本太郎『日本史小辞典』山川出版社、1995年。ISBN 4634090104 
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  18. ^ a b http://www.silk.or.jp/silk_gijyutu/pdf/zentai.pdf
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  23. ^ にちはら総合研究所-冬虫夏草とは
  24. ^ INC, SANKEI DIGITAL (2017年11月2日). “前橋の一般農家がGM蚕の緑色蛍光繭出荷 量産は世界初”. 産経ニュース. 2020年4月17日閲覧。
  25. ^ UNESCO - Sericulture and traditional production of silk for weaving” (英語). ich.unesco.org. 2022年12月3日閲覧。


「養蚕業」の続きの解説一覧

養蚕

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 20:58 UTC 版)

丹後ちりめん」の記事における「養蚕」の解説

江戸時代末期丹後産の生糸はあまり上質ではなく佐藤信淵1827年文政10年)に刊行した経済要録』では「丹後織等の如き外見美なと雖も易きもの多し」と指摘されている。そのため、丹後ちりめん品質維持・向上には、良質とされた奥州福島産の生糸用いられてきた。ちりめん原材料である生糸を得るための養蚕は、長年様々な飼育法試みられてきたが、確立したのは明治期終わり頃、丹後地方では華氏70前後を保つ折衷がもっと適しているとして普及した他の地方製糸業では、器械利用した工場による大規模経営移ろうかという時期であったが、丹後地方においてはまだ養蚕と製糸分業進んでおらず、養蚕家が自ら育てた繭を自宅で糸にする旧来の体制がとられており、大正時代には「カイコサンを飼わなんだら、百円札がおがめなかった」と言われたほど、農家にとって重要な収入源であったの飼育期は地域により差があるものの、春は5月上~中旬から、夏は7月下旬から、秋は9月中旬からの年3回で、が卵を産み付け種紙購入し、それを孵化させるところから、繭を得るまでに1カ月余り要した。1反の着物地に必要な生糸は約900グラムで、2600粒の繭から作られそれだけの繭を得るための育てるには、98キログラム桑の葉を必要とした。を飼う部屋蚕室といい、母屋座敷これにあてがわれた。家中の畳をあげていっぱい蚕棚つくった。養蚕の間は、2時間おきに4時間の作業要したため、人は夜でも世話しながら蚕棚の間でうたたね寝する、ほぼ不眠不休暮らしぶりであった桑畑世話家内総出行ったが、の飼育はおもに女性仕事だった。 繭から生糸をとるには、熱湯で繭を煮て、繭の糸口6~8個を座繰で1本の生糸にした。これを木の小巻き取り、さらに大枠再度巻き返して綛にした。屋内大量熱湯を沸かすため、養蚕を行う農家平屋でも現代一般的な住居の2~2.5階に相当する高さの吹き抜け高窓備えた造りであった与謝野町加悦重要伝統的建造物群保存地区ちりめん街道」には、現在もその面影を残す民家を見ることができる。 なお、2018年平成30年)現在、京都府内の養蚕農家福知山市の2軒のみとなっており、丹後地方で養蚕を行う農家なくなった

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養蚕

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/21 23:28 UTC 版)

雷 (村上市)」の記事における「養蚕」の解説

政府が県や市町村通じ養蚕の奨励をしていたため、明治20年代にはほとんどの農家が養蚕をしていた。では「蚕糸業組合」が設立され毎年役場収穫量報告をしていた。木村長七家の記録では、5月から6月にかけては「取り」「仕事」「すが取り」のために人を雇っていたとある。

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養蚕

出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 02:27 UTC 版)

名詞

ようさん

  1. かいこ飼育すること。蚕飼こがい。

発音(?)

よ↗ーさん

翻訳


「養蚕」の例文・使い方・用例・文例

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