甲州市塩山下小田原上条伝統的建造物群保存地区とは? わかりやすく解説

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甲州市塩山下小田原上条伝統的建造物群保存地区

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/10 06:16 UTC 版)

甲州市塩山下小田原上条
上条集落の街並み
重要伝統的建造物群保存地区
基本情報
所在地 山梨県甲州市
種別 山村養蚕集落
選定年月日 2015年(平成27年)7月8日
選定基準 3
面積 15.1ha
座標 北緯35度44分17.2秒 東経138度46分14.7秒 / 北緯35.738111度 東経138.770750度 / 35.738111; 138.770750座標: 北緯35度44分17.2秒 東経138度46分14.7秒 / 北緯35.738111度 東経138.770750度 / 35.738111; 138.770750
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甲州市塩山下小田原上条伝統的建造物群保存地区(こうしゅうしえんざんしもおだわらかみじょうでんとうてきけんぞうぶつぐんほぞんちく)は、山梨県甲州市にある伝統的建造物群保存地区。国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されている。甲州市塩山下小田原の一部、約15.1haの範囲である。

概要

甲州市塩山下小田原(旧:塩山市下小田原)にある上条集落は、江戸時代には畑作を中心とした山村集落として栄え、明治時代中期以降に政府の振興策などから養蚕に転じた[1]。屋根裏で養蚕を行うため、江戸時代に建築された茅葺切妻造の主屋には屋根前面の中央部を切り上げた特徴的な「突き上げ屋根」が付加されるようになり、昭和時代中期までには棟に越屋根を上げた桟瓦葺切妻造の主屋も建てられ、地域独特の形式を持つ民家が周囲の環境と一体となって、明治時代以降の養蚕ぶりをつ伝えている[1]。また、地形を利用した神仏と村民の住み分けや接点としての観音堂の集会所利用など、江戸時代から続く習慣が今も保存されている[2]

2014年伝統的建造物群保存地区条例が施行され、2015年重要伝統的建造物群保存地区選定の申請書を提出し、同年7月8日に正式に選定された[2]。県内では早川町赤沢に続き2地区目の選定となった。

重要伝統的建造物群保存地区データ

地区名称:甲州市塩山下小田原上条

種別:山村・養蚕集落

選定年月日:2015年7月8日

選定基準:(3)伝統的建造物群及びその周囲の環境が地域的特色を顕著に示しているもの

面積:15.1ha

主な建造物・施設

  • もしもしの家
  • 観音堂
  • 福蔵院

アクセス

周辺情報

脚注

  1. ^ a b 甲州市塩山下小田原上条”. 文化遺産オンライン. 2023年10月1日閲覧。
  2. ^ a b 甲州市塩山下小田原上条 (山梨県)”. 重要伝統的建造物群保存地区一覧. 2023年10月1日閲覧。

関連項目

外部リンク




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