アクリノール
分子式: | C3H6O3 C15H15N3O |
その他の名称: | アクリノール、Rivanol、Ethacridine lactate、Acrinol、リバノール、エタクリジンラクタート、フラビトロール、リビノール、ブシン、アクロラクチン、アクロン、アモエビン、エトジン、ヘクタリン、メチフェックス、リマオン、Flavitrol、Rivinol、Vucine、Acrolactine、Akron、Amoebin、Ethodin、Hectalin、Metifex、Rimaon、NSC-36333、リバオール、Rivaorl、乳酸エタクリジン、2-Ethoxy-6,9-diaminoacridine・lactic acid、アクリノール酸、Acrinolic acid |
体系名: | 7-エトキシ-3,9-アクリジンジアミン・2-ヒドロキシプロパン酸、2-エトキシ-6,9-ジアミノアクリジン・乳酸 |
アクリノール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/11 02:29 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動 ![]() |
|
IUPAC命名法による物質名 | |
---|---|
乳酸6,9-ジアミノ-2-エトキシアクリジン一水和物
|
|
識別 | |
CAS番号 |
1837-57-6 |
PubChem | CID: 15789 |
KEGG | D01248 |
化学的データ | |
化学式 | C15H15N3O・C3H6O3・H2O |
分子量 | 361.39 |
物理的データ | |
融点 | 240 °C (464 °F) |
アクリノール(Acrinol)、化学名乳酸6,9-ジアミノ-2-エトキシアクリジン一水和物(2-Ethoxy-6,9-diaminoacridine monolactate monohydrate)は、分子式C15H15N3O・C3H6O3・H2Oで表される殺菌消毒薬の一つ[1]。別名エトジン(Ethodin)。リバノールの名称で市販されている[1]。分子量361.39。CAS登録番号は1837-57-6。融点240℃(分解)の黄色の結晶性粉末で、水、エタノールには可溶[1]。
特性
アクリノールは、0.05~0.2%の水溶液が殺菌消毒薬として利用される。しばしば市販の絆創膏やガーゼに黄色い消毒薬が染みこんでいるものが見かけられるが、この消毒薬がアクリノールである。 生体組織に対する刺激性は極めて低く、血清、タンパク質の存在下においても殺菌力が保たれる。そのため、化膿局所に使用されることが多い。低濃度のものはうがい薬としても使用される。致死量はマウス、皮下で75 mg/kgである[1]。
殺菌効果
グラム陽性菌、陰性菌いずれにも有効で、ウェルシュ菌、ブドウ球菌、淋菌、連鎖球菌に対し特に活性が高い。作用機序は、生体内でイオン化し、その陽イオン部分が細胞の呼吸酵素を阻害することにより殺菌する。
出典
アクリノール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 05:52 UTC 版)
※この「アクリノール」の解説は、「殺菌」の解説の一部です。
「アクリノール」を含む「殺菌」の記事については、「殺菌」の概要を参照ください。
アクリノールと同じ種類の言葉
固有名詞の分類
- アクリノールのページへのリンク