水和物とは? わかりやすく解説

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すいわ‐ぶつ【水和物】

読み方:すいわぶつ

結合した形の化学式書け化合物水分子の数により一水和物二水和物などとよぶ。水化物ということもあり、塩類の水和物は含水塩ともいう。


水和物

セメント科学反応によって析出した微細な粒子。この水和物がセメント粒子の間を埋めることでセメントが固まる。

水和物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/28 20:29 UTC 版)

水和物(すいわぶつ、Hydrate)とは、無機化学および有機化学において、水分子を含む物質のことを表す用語である。含まれるのことは、水和水と呼ぶ。




「水和物」の続きの解説一覧

水和物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/13 10:51 UTC 版)

硝酸銅(II)」の記事における「水和物」の解説

Cu(NO3)2(H2O)2.5Cu中心硝酸イオン囲まれ正八面体構造をとる。この水和物は約170酸化銅(II)と二酸化窒素酸素分解する。 2 Cu ( NO 3 ) 2 ⟶ 2 CuO   + 4 NO 2   + O 2 {\displaystyle {\ce {2Cu(NO3)2 -> 2CuO\ + 4NO2\ + O2}}}

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水和物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/21 03:56 UTC 版)

貴ガス化合物」の記事における「水和物」の解説

水中貴ガス圧縮すると水和物が生成するとされる大きな双極子モーメントを持つ水分子貴ガス原子誘起双極子モーメント発生させ、その結果双極子モーメント-双極子モーメント相互作用生じる、と考えられている。原子番号より大きい原子誘起する双極子モーメント大きいため、Xe•6H2O が最も安定な水和物であるとされている。

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水和物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/14 03:38 UTC 版)

塩化ウラン(III)」の記事における「水和物」の解説

塩化ウラン(III)の水和物は以下の3種知られている。 UCl 32 H 2 O ⋅ 2 CH 3 CN {\displaystyle {\ce {UCl3\cdot 2H2O\cdot 2CH3CN}}} UCl 3 ⋅ 6 H 2 O {\displaystyle {\ce {UCl3\cdot 6H2O}}} UCl 3 ⋅ 7 H 2 O {\displaystyle {\ce {UCl3\cdot 7H2O}}} いずれも適量プロピオン酸存在下でアセトニトリル中で塩化ウラン(IV)を還元する生じる。

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水和物(hydrate)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/03 09:39 UTC 版)

結晶水」の記事における「水和物(hydrate)」の解説

結晶水を持つ塩は水和物として知られる水素結合存在することによって高次構造形成されるため、水和物の構造は非常に複雑である。歴史的に多くの水和物の構造未知であったため、化学式中では水分子結合様式省き、点を使って組成示した。以下に例を挙げるCuSO4•5H2O — 硫酸銅(II) 五水和物 CoI2•6H2O — ヨウ化コバルト(II)六水和物 SnCl2•2H2O — 塩化スズ(II) 二水和物 20世紀後半から最も一般的な水和物の構造結晶学によって明らかにされ、点を用いた組成式廃止されつつあるが、単純化のために利用されることもある。溶液にすれば離れてしまうので、多くの塩では水の結合様式は重要ではない。例えCuSO4•5H2O と無水CuSO4 から調製した水溶液は同じである。ゆえに、水和度合い化学当量決定するときのみ考慮される(1モルCuSO4•5H2O は1モルCuSO4 より重い)。一方で水和の量が化学的性質大きな影響を及ぼすこともある。例え無水塩化ロジウム(III) RhCl3 はほとんど溶けず有機金属化学では役に立たないが、RhCl3•3H2O は多様な用途を持つ。また、塩化アルミニウム AlCl3 の水和物はルイス酸としては弱くフリーデル・クラフツ反応に使うことができない。従って AlCl3試薬は水和物の形成を防ぐため空気中の湿気避けて保存する必要がある硫酸銅(II) 五水和物はカチオン [Cu(H2O)4]2+] と結合したアニオン SO42からなる銅イオン2つ別の硫酸イオンからの酸素原子と4個の水分子、計6個の酸素原子によって囲まれている。5個目の水分子結晶格子中の離れた場所にあり、銅イオンとは直接結合していない。ヨウ化コバルト(II) は[Co(H2O)6]2+ と2個の I− として存在する塩化スズ(II) では、Sn中心三角錐型で(O/Cl−Sn−O/Cl の平均角度83°)、2個の塩化物イオンと1個の水分子結合している。2個目の水分子塩化物イオンおよび配位している水分子水素結合している。 結晶水静電気的引力によって安定化されるため、+2価や+3価のカチオンや−2価アニオンを含む塩に多く見られる。ある化合物重量多く結晶水占めることもあり、グラウバー塩芒硝硫酸ナトリウム十水和物Na2SO4•10H2O は重さ50%以上がである。

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水和物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/30 08:12 UTC 版)

硝酸ウラニル(VI)」の記事における「水和物」の解説

無水和物1、2、3、6水和物が知られているが、風解ないしは潮解性示し、6水和物が比較安定である。無水和物黄色無定形粉末であり、2、3水和物は黄色結晶で,緑色蛍光発する。 6水和物は UO3 または U3O8 を硝酸に溶かして濃縮すると,黄色斜方晶系柱状または板状晶として得られ黄緑色の強い蛍光発する対す溶解度は52.0 g (15 °C) で、エタノールジエチルエーテルアセトンなどに溶け二硫化炭素ベンゼンリグロインなどには溶けない

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