はっぽう‐しゅ〔ハツパウ‐〕【発泡酒】
発泡酒(はっぽうしゅ)
大麦、ホップ、水、麦芽(モルト)、などが原料の醸造酒。ビールと似た味わいだが、ビールよりも価格が安いのが特徴。発泡酒は、1994年から販売が始まった。価格の手頃感から、6年連続で売れ行きを伸ばしている。ビール・発泡酒市場で、発泡酒は22%の販売比率を占める。
発泡酒は、麦芽の使用量がビールよりも低くなっている。具体的には、水以外の原料に占める麦芽の重量比が、67%未満のものが発泡酒だ。対して、麦芽の量が67%以上のものはビールだ。
発泡酒は、ビールよりも酒税が安くなっている。例えば、ビールは 350mlで77.7円が酒税として課税される。ところが、麦芽量が25%未満の発泡酒の場合、 350mlで 36.75円が酒税だ。ビールと発泡酒の価格差は、酒税が大きく影響していると言える。
アサヒを除くキリン・サッポロ・サントリーの3社で、発泡酒は販売されてきた。アサヒは当初は発泡酒に乗り気ではなかったが、2001年2月に「本生」を発売し、発泡酒市場に参入した。
(2000.08.19更新)
発泡酒
発泡酒(過去)
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ホップス - 1994年10月発売。当時は麦芽使用率50%以上でも税がビールより軽減したことに注目し、麦芽使用率65%で低価格化を実現。 ホップス ドライ - 1995年5月発売。上記ホップスの辛口タイプ。マグナムドライのルーツ。 スーパーホップス - 1996年5月発売。同年秋の酒税法変更に先駆け、麦芽比率25%未満に対応。詳細は「スーパーホップス」を参照 スーパーホップス マグナムドライ - 1999年6月10日発売。サントリーのシェア向上に大きく寄与した。後にスーパーマグナムドライにリニューアル。 スーパーマグナムドライ - 2002年6月25日発売。名称がアサヒビールとの訴訟問題に発展した影響で、和解案として表記を「Superマグナムドライ」に変更)。後にマグナムドライにリニューアル。詳細は「ドライビール#ポスト・ドライ戦争」を参照 マグナムドライ - 2007年2月6日にMDゴールデンドライへ全面刷新。 MDゴールデンドライ - 2007年2月6日発売。2012年6月頃製造終了。マグナムドライの後継商品。アルコール分を6%に高め、大麦を20%増量することで、辛口でありながらコクや飲み応えを両立した。当商品の製造終了に伴い、サントリーは発泡酒事業から全面的に撤退した。 麦の薫り - 1999年2月24日発売。麦芽使用率50%未満の「プレミアム発泡酒」という位置づけだったが、価格の中途半端さが受け入れられなかった。その後、副原料に未発芽の大麦を使用するのが一般的になった。 風呂あがり 生 - 2001年7月発売。 ダイエット 生 -2001年10月10日発売。2012年3月中旬製造終了。詳細は「ダイエット生」を参照 MD爽快仕込 - 2002年2月発売。クリアでシャープなキレ味。 炭濾過 純生 - 2002年4月発売。新製法として「炭濾過仕上げ」「磨き麦使用」を取り入れ、まろやかで飲みやすい味に仕上げた。 Ad生(アドナマ) - 2002年6月発売。缶に広告を載せることで安価な販売価格を実現させていた。 楽膳 - 2003年6月発売。麦芽根を使用。「お腹にたまらない発泡酒」。後に美味楽膳にリニューアル。 ゼロナマ - 2008年3月発売。糖質ゼロ。 豊か 生 - 2009年6月2日発売。同社は発泡酒事業の縮小化を行っている。(詳細は「発泡酒#2000年代後半以降の市場縮小」を参照)。しかし売り上げは振るわず同年中に製造を終了している。 おいしいZERO - 2014年(平成26年)9月2日発売。プリン体0.00 mg・糖質0%の発泡酒で、MDゴールデンドライ製造終了以来、発泡酒市場に再参入となった。現時点では同社発泡酒で最後のレギュラー新商品となっている。
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発泡酒
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麦芽又は麦を原料の33 %以下としたビール風の発泡性を有する雑酒。ほとんどの国ではビールの酒税はアルコール分が低いため安いが、日本では非常に高いため、手頃な価格のビール風飲料として工夫された。第三のビールも参照。
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発泡酒
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サッポロ 北海道生搾り 詳細は「北海道生搾り」を参照 サッポロ 極ZERO2013年6月19日発売。糖質ゼロに加え、プリン体0.00mgを実現。 当初「第3のビール」(リキュール(発泡性).mw-parser-output .jis2004font{font-family:"源ノ角ゴシック JP Normal","源ノ角ゴシック JP","Source Han Sans Normal","Source Han Sans","NotoSansJP-DemiLight","Noto Sans CJK JP DemiLight","ヒラギノ角ゴ ProN W3","ヒラギノ角ゴ ProN","Hiragino Kaku Gothic ProN","メイリオ",Meiryo,"新ゴ Pr6N R","A-OTF 新ゴ Pr6N R","小塚ゴシック Pr6N M","IPAexゴシック","Takaoゴシック","XANO明朝U32","XANO明朝","和田研中丸ゴシック2004絵文字","和田研中丸ゴシック2004ARIB","和田研中丸ゴシック2004P4","和田研細丸ゴシック2004絵文字","和田研細丸ゴシック2004ARIB","和田研細丸ゴシック2004P4","和田研細丸ゴシックProN",YOzFont04,"IPA Pゴシック","Yu Gothic UI","Meiryo UI","MS Pゴシック";font-feature-settings:"jp04"1}①)として発売していたが、国税庁から第三のビールに該当しない可能性を指摘され、2014年5月に販売打切り、2014年7月15日より発泡酒として再発売。2017年4月、社内調査で第3のビールに該当すると結論付け、国税当局や国税不服審判所に返還を求めたが退けられたため、返還を認めないとした処分の取り消しを求め、東京地方裁判所に提訴した。2019年2月6日、東京地方裁判所(古田孝夫裁判長)の判決があり、第3のビールには「該当しない」として、自主納付した酒税約115億円の返還を求めたサッポロ側の主張を退けた。古田裁判長は「製品の製造工程、過程で採取された各種データなどを検討した結果、製品は『その他の発泡性種類』(第3のビール)に該当しないものと判断した」と述べた。
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発泡酒
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ドラフティー(1995年 - ) ドラフティーブラック(1996年 - ) ブロイ(1998年 - ) スタールビー(1998年) - アセロラ果汁を加えた赤いビール。酒税法上は発泡酒。クリスマスシーズンに向けての限定品として発売された。 冷製辛口(2000 - 2002年) ブロイ本選り(2002年) きりっと(2002年) ファインラガー(2002年) - 二段階長期熟成を採用していた。麒麟麦酒から自社の主力商品であるキリンラガービールと紛らわしいと反発があり、訴訟問題に発展した。しかし、他の発泡酒が値下げしたことで苦戦し、ブランド確立が出来なかったことや訴訟問題の影響もあり2002年8月で生産終了し、それによって同年9月に和解が成立した。 樽生仕立(2002年) 鮮烈発泡(2003年) 五穀の恵み 五穀まるごと生 のみごたえ〈生〉(2002年) - 麦芽と大麦の合計使用率でビール並みの67%を実現していた。指先大の小さなサラリーマンが巨大な女性の胸の谷間で癒されるというCMが主婦層の反発を買い、発売間もなくCM放映が中断。出鼻をくじかれる格好となり、新たなCMに差し替えるも売上が伸びず販売終了となった。 北海道生搾り ハーフ&ハーブ 北海道生搾り ファイバー 北海道生搾り とれたてホップ 麦100%生搾り クールルビー(2004年、イオングループ限定) - アセロラ果汁を加えた赤いビール。酒税法上は発泡酒。1998年のスタールビーと同様に、クリスマスシーズンに向けての限定品として発売された。 サッポロ冷醸〈生〉(発泡酒、北海道限定) - CMには、北海道日本ハムファイターズ(現中日ドラゴンズ)の小笠原道大選手が登場した。 サッポロ雫〈生〉(2006 - 2007年5月) サッポロ凄味〈生〉(2007年5月16日 - 2008年2月) サッポロビバライフ(2008年4月16日 - 2009年1月)糖質オフの機能性発泡酒。原材料にスピリッツを含むが、使用するスピリッツが大麦ではなく糖蜜を原料とするため、酒税法上の分類が第三のビールではなく発泡酒となる。 サッポロ 道産素材北海道限定販売。大麦やホップは富良野・オホーツク地区で栽培したものを使用するなど、原料の75%以上が北海道産素材。2009年4月21日-2010年2月頃。 サッポロ 道産素材-SELECT-北海道限定販売。麦芽使用率を従来の道産素材と比べ10%アップさせ、ラベルをクラシカルなものに変更した。財団法人日本穀物検定協会北海道支部認定の道産原料使用登録食品。2010年2月16日-2010年12月頃。 サッポロ ショコラブルワリー〈ビター〉/〈スイート〉(期間・数量限定)2009年-2011年1月に限定発売。北海道のチョコレートメーカー「ロイズコンフェクト」とのコラボレーションによる発泡酒。原料にチョコレート麦芽とカカオを使用している。そのため法律上ビールと表示できない。ただし税率はビールと同じである。 まずは「ビター」が2009年1月14日にインターネットで先行販売後、同年1月30日からは北海道限定で店頭販売されたが早々に完売した。2010年1月13日より再度数量限定で発売し、今回は販売エリアを全国に拡大した。またインターネット限定で新たに「スイート」もラインナップに追加された。2011年は1月12日より発売。今回は2種類とも店頭販売される。
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