新製法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 10:00 UTC 版)
近年では、あらかじめ非球面形状に超精密旋盤で加工した型で高温で軟化させたガラスを挟んで製造されたモールドレンズや、球面レンズ上に紫外線硬化樹脂などを重ねて複雑な複合レンズ様に成型した複合非球面レンズのような低コストの非球面レンズが製造可能となり、廉価なカメラレンズや眼鏡のレンズ、光ディスクのピックアップレンズなどに採用されるようになった。 ガラスモールド非球面レンズは、硝材の熱膨張・収縮からあまり肉厚で、大口径のレンズは成形困難とされていたが、トキナーが1997年にHOYAと共同開発したATX20-35mmF2.8では、アタッチメントφ77mmもある大口径レンズの最前玉にガラスモールド非球面を採用し、モールド非球面レンズの大口径化に貢献した。また、現在でも試作品などのための少量生産では型を使わず研削・研磨によって非球面とする創生法も用いられ、研究が重ねられている。
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