試作品とは? わかりやすく解説

試作品

作者星新一

収載図書きまぐれロボット
出版社理論社
刊行年月1999.6
シリーズ名新・名作の愛蔵版

収載図書きまぐれロボット
出版社理論社
刊行年月2005.6
シリーズ名フォア文庫

収載図書きまぐれロボット 改版
出版社角川書店
刊行年月2006.1
シリーズ名角川文庫


プロトタイプ

(試作品 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/18 08:12 UTC 版)

プロトタイプ: prototype)は、原型[1]。最初の、形にしたもの。それを土台にしてさまざまなパターンを生み出してゆくための、最初のもの[2]。試作品[1]


  1. ^ しに」という意味になるように造語された用語である。ただしこの言葉を使う人が皆、これを言う前に毎回それをはっきり意識しているかどうかは定かではない。
  2. ^ 野球で打席に立ってバットを振っても、出塁できるのは通常は2〜3割程度にすぎず、残りの7〜8割は結果が出ずベンチに戻る、というのと同じことが、開発の世界でも通常は起きている。消費者の側は、製品化されて自分が眼にすることになったものばかりに気を奪われ、そういったもののプロトタイプの情報ばかりを見ているので、プロトタイプはきっと量産化すると勘違いしているきらいがあるが、そうではなく、たいていのプロトタイプは、何度か作っても期待ほど使い勝手が良くなかったり、期待の性能値が出せなかったり、仕様を詰めて生産コストなどを計算してみたら採算が採れないと判明するなどして、製品化されずに終わる。形にしたことでそのようなことが分かり、無謀な大量生産をせずに済み、破綻を免れることができるということも、プロトタイプを作る目的のひとつである。
  3. ^ いきなりの大量生産したとして、生産ラインの端から次々と出てきたものを見て、その段階で、ほぼ間違いなく品質が不完全な品(不良品)だと気づくことになる。(「かも知れない」ではない、ほぼ間違いなく、である)、大量の不良品を作る結果を生み、不良品は販売することもできず、うっかり販売すれば自社製品の信用はガタ落ちとなりその後は自社製品の売上は低迷する。またうっかり販売してしまった不良品は自社負担で(送料なども負担するなどして)回収しなければならなくなり大赤字であるし、また不良在庫の山を作り出し結局廃棄物として処分するのに莫大な費用がかかる。小規模な会社やスタートアップ企業なら不良品の大量生産を1〜2回するだけで倒産する。大企業も数回やらかすと信用がガタ落ちとなり、販売が低迷し、没落してゆく。もちろん、滅びたければ、どんなガラクタでも大量生産はできる。
  4. ^ 日本においては、プロトタイプの段階から次の段階へ進み、人々に見せてもよい段階に入ったものは「デモ版」「デモ・プログラム」「ベータ版」、まれに「アルファ版」(ベータ版の更に手前)などと呼ばれる。
  5. ^ 他社との競争に勝つために開発段階の技術は、基本的に、他社に漏れないようにする。 秘匿のしかたについて言うと、 サスペンションエンジントランスミッションなどの見えづらい部分について新しい技術を導入する場合、現行型を改造してプロトタイプとする場合もある(その場合、外観ではプロトタイプとは知られない)。フレームや雨避けに関するプロトタイプだと、見る人が見れば現行車種と異なることが分かり、プロトタイプとバレてしまう。秘匿するために、スタイリング決定後に公道で試験を行うプロトタイプは、人々に知られないように、覆面偽装を施すこともある。
  6. ^ 例外はある。人間は他人(他社)の秘密を知りたがるという心理的性質を利用して、まるで釣りの疑似餌のように、人々の関心を釣るために使うのである。マーケティングブランディング手法のひとつである。プリンス・R380トヨタ・2000GT速度記録試験車、果てはソニーが次世代のカーエレクトロニクス・カーデバイスの検証用として試作されたセダン型電気自動車・VISION-Sなどは、宣伝目的で、意図的にメディアに露出された。
  1. ^ a b 精選版 日本国語大辞典「プロトタイプ」
  2. ^ Merriam Webster, prototype.
  3. ^ McDermott, Kara (2018年7月17日). “Eat your heart out, Elon Musk: Behold these ugly electric cars from Seattle's past” (英語). KUOW. http://archive.kuow.org/post/eat-your-heart-out-elon-musk-behold-these-ugly-electric-cars-seattles-past 2021年6月11日閲覧。 
  4. ^ 試作していても《試作止まり》になってしまうことはあるのだが、"試作車は量産に至るのが当たり前だ" と思っている人は、(事後的に)「量産先行車」「先行量産車」などと呼ぶこともある。
  5. ^ JR北海道の相次ぐ事故、不祥事及び、北海道新幹線の開業準備の計画、安全性に伴い開発が中止されたため。



試作品

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/20 03:45 UTC 版)

SS.10 (ミサイル)」の記事における「試作品」の解説

Nord-5201 二枚翼型Nord-5202翼型Nord-5203 最終試作型

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試作品

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/01 05:33 UTC 版)

ソニーマイクロトレーン」の記事における「試作品」の解説

同社サンプル製品は、Nゲージ鉄道模型一般的な直流二線式」が採用されていた。ED75形電気機関車車体真鍮製、屋根プラスチック製構成されていて、動力実車異なり内側車軸2軸が固定され駆動軸外側の2軸は先台車のように左右に転向するようになっていて動力伝達されない遊軸で、製品では軸配置先台車付きB型機関車のような(1-B-1)の軸配置となっている。車体内部動力装置上部には「新開発電気装置」を組み込むための空間確保されている。客車屋根車体プラスチック製床板金属製であった客車塗色茶色である。連結器アーノルト (Arnold)ラピード200 (Rapido 200) 製品類似した独特のものである線路道床のない組立て式で、サンプルセットには直線曲線線路付属していた。線路とは別にポリウレタン製道床がついており、それらの下に敷く線路配置印刷されシート付属していた。ポイントセットには入っていないが、量産構造の手ポイント製作されていた。 パワーパック意匠半球型のもので、当時四角箱型のものばかりだった中で、ひときわ斬新なものであった。 これらの製品サンプルとして配布されたもののほか、マイクロトレーン解散後人手渡ったものもあり、発売されることのなかった「まぼろしNゲージ」として知られるようになった

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