オブジェクトとは? わかりやすく解説

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object

別表記:オブジェクト

「object」の基本的な意味

「object」には、主に二つの意味がある。一つ目は、目的語としての意味で、動詞に続く名詞名詞句を指す。二つ目は、反対するという意味で、ある事柄意見に対して異議を唱えることを示す。

「object」の覚え方

「object」を覚える際には、二つの意味それぞれ別々に記憶することが効果的である。目的語としての「object」は、動詞アクションが向かう対象イメージすることで覚えやすい。一方反対するという意味の「object」は、自分意見立場主張する際に使われることを思い出すことで記憶定着させることができる。

「object」の語源

「object」の語源は、ラテン語の「ob-」(向かって)と「iacere」(投げる)から成る。これらの語源から、「object」は、何かに向かって投げられる対象や、反対する際に立ちはだかる障害物という意味が生まれた

「object」の発音・読み方

「object」の発音は、アクセント第一音節にある場合は /ɑ́bdʒekt/、第二音節にある場合は /əbdʒékt/ となる。前者名詞としての「object」であり、後者動詞としての「object」である。

「object」と「subject」の違い

「object」と「subject」は、共に文法用語であり、それぞれ目的語主語意味する主語は文の主たる行為者であり、動詞アクションを行うものを指す。一方目的語動詞アクションが向かう対象である。

「object」と「objective」の違い

「object」と「objective」は、目的目標意味する点で類似しているが、ニュアンス異なる。「object」は、具体的な対象物目的語を指すのに対して、「objective」は、達成すべき目標目的意味する

「object」を含む英熟語・英語表現

「object to doing」とは

object to doing」は、「~することに反対する」という意味の表現である。この表現では、「object」は動詞として用いられ反対する意味を持つ。

「object」の使い方・例文

1. I gave her an object.(彼女に物を渡した。)
2. The teacher explained the object of the lesson.(先生はその授業目的説明した。)
3. She objects to smoking in public places.(彼女は公共の場での喫煙反対する。)
4. The cat is chasing a moving object.(が動く物体追いかけている。)
5. He couldn't find the object of his affection.(彼は自分想いを寄せる対象を見つけられなかった。)
6. I object to working on weekends.(週末に働くことに反対する。)
7. The object of the game is to collect the most points.(そのゲーム目的は最も多くポイント集めることである。)
8. The subject and object of the sentence are clear.(その文の主語と目的語は明確である。)
9. She objects to the new policy.(彼女は新し方針反対する。)
10. The object of his research is to find a cure for the disease.(彼の研究目的は、その病気の治療法を見つけることである。)

オブジェクト【object】

読み方:おぶじぇくと

対象客観客体。→サブジェクト

文法で、目的語。→サブジェクト

「オブジェクト」に似た言葉

オブジェクト

【英】object

オブジェクトとは、操作対象となっているデータ、または、オブジェクト指向考え方においてプログラムが扱う対象のことである。

オブジェクトは、いわゆる「物体」や「対象」といった意味であるが、現実の世界存在する事象概念を指す場合もあるし、そうした事象概念モデルとして再現したものや、さらには現実世界には存在せずモデル上のみに存在する何物かを指すこともある。

Microsoft Officeアプリケーションでは、文書挿入できる図表ワードアートなどがオブジェクトと呼ばれている。しかしIT用語としてオブジェクトと言った場合には、オブジェクト指向とりわけオブジェクト指向プログラミングについて言及されていることがほとんどである。

オブジェクト指向プログラミングにおけるオブジェクトとは、データ属性)と機能手続き)をひとかたまりにした実体のことである。オブジェクトは、集合としての実体である「クラス」と、個としての実体である「インスタンス」という形で捉えることができる。

オブジェクト指向プログラミングでは、既存のオブジェクトを再利用したり、新たに作成したオブジェクトを組み合わせて、オブジェクト間でメッセージ情報)をやり取りすることで処理を実行させる。オブジェクトを利用して形でプログラム作成していくことで、プログラマ個々のオブジェクトの内部構造動作原理詳細知らなくても、その機能利用できる同時にプログラム再利用容易になるため、ソフトウェア開発生産性飛躍的に向上するといわれている。

なお、オブジェクトやクラスインスタンス概念や定義は、オブジェクト指向言語種類によってニュアンス異なっていることがあり、必ずしも定説になっているとは限らないため、注意要する

パソコン向けオペレーティングシステムOS)の世界ではIBMのOS/2でオブジェクトの概念いち早く導入されアイコンフォルダデータファイルデバイスウィンドウプログラムなど、ユーザ操作対象となるものがすべてオブジェクトとして扱われた。OS/2のGUIは、当時競合であったWindows 95Mac OS見かけ上の大きな違いはなかったが、内部的には、オブジェクト指向によってユーザー容易にカスタマイズできるという特徴備えていた。

プログラミングのほかの用語一覧
オブジェクト指向:  インスタンス化  インターフェース型  インスタンス  オブジェクト  オブジェクト指向  オーバーライド  CORBA

オブジェクト

英語 object

3次元モデル作成必要なすべての形状要素をいう。線、面、それを構成する自由曲線など。カーデザインモデリングではコンピユーター内のモデルデータ量も大きくなるため、通常モデリング作業をしやすくするレイヤー機能を使う。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

オブジェクト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/13 09:23 UTC 版)

オブジェクト (Object)




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「オブジェクト」の例文・使い方・用例・文例

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