病気の治療法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 08:41 UTC 版)
細菌が原因の場合 オキソリン酸・塩酸クロルヘキシジンなど抗生物質の投与。水槽に入れてしまうと硝化細菌も一緒に死んでしまうので、できれば隔離したほうがいい。 カビ・原生動物 メチレンブルー・マラカイトグリーンなど色素剤投与。薬剤が光分解されることや、溶存酸素が減る。 寄生虫 高濃度の食塩水で粘膜に付いた寄生虫を粘膜ごと落とす(金魚を弱らせたり再発したりと失敗した場合のリスクが高い)。 トリクロルホン(有機リン剤)投与。神経毒の薬物であるため、入れすぎ・魚へ直接かけてはいけない。 浮袋の異常 有効な治療法無し。浮上転覆に伴う爛れは、抗生物質で治療する。 お腹を壊している 数日間、餌を与えない。その後、稚魚用の餌またはプランクトンを少量与え、徐々に量を増やしていく。 種々のトラブルに有効 食塩(ミネラル類やアミノ酸類のなるべく少ない、なるべく「NaCl」に近いもの)を1日0.1%程度ずつ添加し、0.5%(水1Lあたり5g)にする。金魚の生理的食塩水濃度は、ヒトとほぼ同等で0.9%であるため、金魚の体力回復が期待できる。また、トラブルの原因である微生物類のうち、塩に弱いものに対する殺作用も期待できる。 水温を1日1℃程度ずつ上げて28℃にする。金魚の体力回復が期待できる。上記の薬剤添加と併用すると、効果が上がる場合が多い。
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