インスタンス化
【英】instantiation
インスタンス化とは、オブジェクト指向のプログラミングにおいて、インスタンス(クラスを基にした実際の値としてのデータ)を生成することである。
通常、インスタンスはクラスと対比して使用される。例えば「名前、身長、体重」というクラスがあるとすれば、そのインスタンスは「佐藤、170、60」というよう風にして作られる。一つのクラスから複数のインスタンスを作ることができ、それぞれのインスタンスは違った値を持つことができる。また、プログラムの中で実際に扱われるのはクラスではなく、こうして作られたインスタンスの方である。 プログラミングの現場では、クラスを定義したあとで変数などの実体を用意するが、こうした処理がインスタンス化と呼ばれる。
インスタンス化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/28 01:24 UTC 版)
インスタンス化(いんすたんすか、instantiation)とは、以下の意味を持つ。
- 実体化、具体化
- 哲学
- インスタンス化 (計算機科学)。オブジェクト指向プログラミングのコンセプト。オブジェクト (プログラミング)、オブジェクトライフサイクル(object lifetime)を参照。
- テーブルインスタンス(またはデータベースインスタンス)。データベース設計のコンセプト。行 (データベース)を参照。
- World of Warcraft や City of Heroesのような多くのオンラインゲームの目玉である Instance dungeon。
- 生死に関わらず、ものごとの初期の瞬間。ビッグバン理論のコンセプト。ビッグバンが起きた拍子に宇宙の瞬間的 (instantiation)な誕生を表現する。
- インスタンス化のページへのリンク