スリーディー‐シージー【3DCG】
読み方:すりーでぃーしーじー
3DCG
別名:3次元コンピュータグラフィックス,三次元コンピュータグラフィックス,3次元グラフィックス,三次元グラフィックス
3DCGとは、CG(コンピュータグラフィックス)のうち、コンピュータ上で立体空間の情報を生成し、仮想的な3次元の世界を投影したCGのことである。
3DCGでは、基本的に、3次元座標上に置かれた点を頂点として仮想的立体を構成(モデリング)し、その各面に材質などを再現する情報を与え、任意の光の強さ、光源の位置などから物体を照らすことで再現される。演算処理の過程が2DCGとは大きく異なり、その点で2DCGとは区別される。
3次元コンピュータグラフィックス
(3DCG から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/10 22:40 UTC 版)
3次元コンピュータグラフィックス(さんじげんコンピュータグラフィックス、英: three-dimensional computer graphics)は、コンピュータの演算によって3次元空間内の仮想的な立体物を2次元である平面上の情報に変換することで奥行き感(立体感)のある画像を作る手法である。
注釈
- ^ Phongシェーディング (Phong shading) とはまた違う技術である。
出典
- ^ コンピュータグラフィックス | 3. 3次元変換と投影, 佐藤証, 電気通信大学
- ^ “日本にフルCGアニメは根付くのか?”. CGWORLD.jp/Enhanced-Endorphin. ボーンデジタル/東映アニメーション (2012-2013). 2019年11月13日閲覧。
- 1 3次元コンピュータグラフィックスとは
- 2 3次元コンピュータグラフィックスの概要
- 3 用途
- 4 原理
- 5 制作工程
- 6 制作技法
- 7 サーフェスモデルとボクセル
- 8 各国の3DCG
- 9 脚注
3DCG
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 05:42 UTC 版)
本作は「マクロスシリーズ」では初めて全面的に3DCGを導入した。1994年制作の『マクロスプラス』では一部のみの使用だったが、その後『マクロス VF-X2』などのゲーム開発で経験を積み、本作ではメカ以外にも背景の立体的な空間表現などを試みている。 制作の中心は河森が所属するサテライト。『地球少女アルジュナ』で実績のあるトゥーンレンダリングを使う予定であったが、『戦闘妖精雪風』など他作品との違いを明確にするため、新たにテクスチャマッピングによる質感の表現法を模索することになった。写真とイラストの中間イメージ的なテクスチャを描くため、ハセガワのマクロスシリーズ模型でボックスアートを手がけるイラストレーター天神英貴が参加し、色調やライティングの調整を行った。 本シリーズの代名詞である「板野サーカス」をCGで再現するため、板野一郎自身が特技監督としてモーション監修を行い、3DCGでは軽く見えがちなメカアクションの演出を指導した。戦闘機の3DCGは、アニメーションがキーフレーム間を自動補間するのではなく、通常のアニメと同じように、すべてのモーションを手打するという手法をとっている。VF-0のメカ描写には特に多くのカットが割かれ、説得力のある変形シーケンスや、標的を眼で追うだけで次々とロックオンしていく制御系は、以降のVFシリーズに継承され、VF-25等の最新鋭機にも採用されていることが『マクロスF』の作中で描かれている。第一章では戦闘機形態(ファイター)の3DCGモデルから変形させたロボット形態(バトロイド)が華奢に見えたため、第二章以降は中間形態(ガウォーク)、バトロイドも別個に見映えのいいモデルを作り使い分けている。 一方で、3DCGで迫力が描ききれない場合は通常の手描き作画で処理している。 約2年間の制作期間中3DCG技術の試行錯誤は続き、その経験は『創聖のアクエリオン』『マクロスF』に生かされることになる。河森は本作の設計はテレビ画面では「体感」として伝えきれないもので、そのぶん台詞で説明しなければならないため、OVAよりは大画面・大音響むきの作品だったと振り返っている。 本作品のCGIチームは板野がフライングシーケンスディレクターを担当した特撮映画『ULTRAMAN』(2004年)に参加している。その後板野を通じて円谷プロダクションのCGIチームにノウハウが継承されており、後年の特撮作品にも影響を与えている。
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3DCG
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 13:56 UTC 版)
「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」の記事における「3DCG」の解説
CG制作は前作までのSUNRISE D.I.D.から、『星巡る方舟』で3Dレイアウトを担当していたサブリメイションに代わっている。それに伴い、制作用ツールが3ds MaxからLightWaveに替わっており、前作までの3Dモデルデータは、30 - 40個程度をLightWaveに合うように落とし込んで引き継いでいる。エフェクト系は3ds Max独自の機能を使っているものも多く、単純なデータの流用がほぼできないため、データを一度分解して組み立て直すなど、前作までと同じ見た目のものを再現するのに苦労したという。 上記の通り、演出や絵的な見栄えを優先しており、コスモタイガーIIに金田パースをオマージュした「バージョンK」と呼ばれる3Dモデルを用意したり、戦艦を大きく引き伸ばして巨大感を出すように映したりしている。また、爆発時の破片やパネルラインから漏れる光などには、After Effectsを用いた2D処理による補完を行っている。 一方、前作まででメカ全般の表現・演出を担う「チーフメカニカルディレクター」を担当していた西井正典が本作には不参加となっており、彼が担当していたCGに手描きでディテールを描き足す「ディテールアップ作画」も、本作では規模を縮小している。代わりに、3Dモデルの段階でディテールを盛り込んでいく方針となっている。
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「映画ドラえもん のび太の新恐竜」の記事における「3DCG」の解説
本作では大部分の恐竜が3DCGであり、これは福井県立恐竜博物館のアドバイスを参考に表現した。 CGアニメーションスーパーバイザーを務めた森江康太は、2018年夏におまけ映像に登場する恐竜のCGをまず依頼されており、本作も含めた制作期間としては1年以上関わっている。NHKの恐竜番組を手がけ、恐竜を研究していたことがオファーのきっかけとなった。インタビュー内で森江は表現と再現の差異に言及しており、本作では再現ではなくアニメならではの表現に舵をきったこと、試行錯誤をしながらアイデアを提案したことを語っている。 今井は「いい意味での違和感、主人公たちとは違う時代・世界の存在という異物感、恐竜なりの存在感」を際立たせ、3Dの良さを消さずに全体的なセルアニメの世界の中に入れ込む方法を試行錯誤したという。恐竜のモデルは鱗まで細かく造形された上で、アニメ調ではなく図鑑イラストのような仕上げが施された。 CGで表現された恐竜は25種。約140カットに登場し、1カットに登場する恐竜は最大で200体を超えた。
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3DCG
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/03 07:54 UTC 版)
「Infini-T Force」の記事における「3DCG」の解説
3DCG制作を担当したデジタル・フロンティアにとっては初のテレビシリーズ作品であり、制作工程についてタツノコ側との念入りな調整が行われた。当初はセルルックという選択肢もあったが、一般的な3DCGでの制作となった。これについて鈴木は「もうちょっと踏み込んだところに挑戦したいというのがタツノコの精神」であると語り、「リアルめのバランスの落としどころ」を念頭にバランス調整がなされている。 キャラクターの動きにはモーションキャプチャが用いられ、声優とは別に各キャラクター専任のモーションアクターが1人に1役ずつ割り当てられている。ただし、ラジャ・カーンのみは特殊なキャラクターかつ複雑な芝居を要しないことから、兼ね役となっている。各アクターはオーディションで選ばれ、選考に際してはキャラクターに芝居と動きが合致しているかが重要視された。フェイシャル(表情)については監督の鈴木が全話立ち会いのうえ、フェイシャルチーフとの相談のもとで各話の演出担当者が演技の指示を出している。演出スタッフは鈴木を含め、ほぼ手描きアニメに携わってきたアニメーターや演出家で占められているが、3DCGであることを活かすため、意図的に使用している部分を除いて基本的にフィックスを使用しないカメラワークを心がけている。
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「3DCG」の例文・使い方・用例・文例
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