burgeon
「burgeon」とは・「burgeon」の意味
「burgeon」は英語の単語で、主に「急速に成長する」または「発展する」という意味を持つ。この単語は、植物が芽吹く様子を表す古い英語の単語から派生したものである。そのため、「burgeon」は文字通りには「芽吹く」を意味するが、現代英語では「急速に成長する」または「発展する」という抽象的な意味でよく使われる。「burgeon」の発音・読み方
「burgeon」の発音はIPA表記では /ˈbɜːrdʒən/ となる。カタカナ表記では「バージョン」となる。日本人が発音する際のカタカナ英語の読み方は「バージョン」が近い。「burgeon」の定義を英語で解説
「burgeon」は、"to grow or develop quickly"と定義される。この単語は、主にビジネスや経済の文脈で使用され、企業や市場などが急速に成長または発展している状況を表すのに適している。「burgeon」の類語
「burgeon」の類語としては、「flourish」、「thrive」、「prosper」などがある。これらの単語も「急速に成長する」または「発展する」という意味を持つが、それぞれ微妙にニュアンスが異なる。「burgeon」に関連する用語・表現
「burgeon」はしばしば「burgeoning industry」や「burgeoning market」などの形で使用される。これらの表現は、急速に成長または発展している産業や市場を指す。「burgeon」の例文
1. The burgeoning technology sector shows no signs of slowing down.(急速に成長しているテクノロジーセクターは減速の兆しを見せていない。)2. The city has burgeoned into a vast metropolitan area.(その都市は広大な都市圏に急速に発展した。)
3. The company's profits are expected to burgeon in the next fiscal year.(その会社の利益は次の会計年度に急増すると予想されている。)
4. The burgeoning population in the city has led to an increase in housing demand.(都市の急増する人口は住宅需要の増加を引き起こした。)
5. The country's burgeoning economy is attracting investors from all over the world.(その国の急成長する経済は世界中の投資家を引きつけている。)
6. The burgeoning interest in environmental issues has led to an increase in green businesses.(環境問題への急増する関心は、グリーンビジネスの増加を引き起こした。)
7. The burgeoning demand for renewable energy is driving the growth of the industry.(再生可能エネルギーへの急増する需要が産業の成長を牽引している。)
8. The burgeoning art scene in the city is attracting artists from all over the country.(都市の急成長するアートシーンは、全国からアーティストを引きつけている。)
9. The burgeoning market for electric vehicles has led to increased competition among manufacturers.(電気自動車の急増する市場は、製造業者間の競争を増加させた。)
10. The burgeoning field of artificial intelligence offers many opportunities for innovation.(急成長している人工知能の分野は、多くの革新的な機会を提供している。)
version
「version」とは、意見・見解・型のことを意味する英語表現である。
「version」とは・「version」の意味
「version」とは英語の名詞で、基本的に「意見」「見解」「説明」「型」「版(はん)」といった意味を表す。他に「翻訳本」、聖書の「~語版」、分娩を容易に行うための「胎児回転」、子宮などの「異常傾斜」といった意味を持つ。日本語で「バージョン」として定着している。「version」の複数形は「versions」と表記される。「version」の覚え方として、「バー(ver)でジョン(sion)の意見に耳を傾ける」などの語呂合わせが挙げられる。「version」の発音・読み方
「version」の発音記号は、アメリカ英語で「və́ːrʒən」、イギリス英語で「və́ːʒən」と表記される。「version」の読み方をカタカナで表記すると、アメリカ英語で「ヴアジョン」、イギリス英語で「ヴァージョン」となる。「ヴアジョン」の「ア」、「ヴァージョン」の「ァー」にアクセントを付けて発音をする。「version」の語源・由来
「version」の語源は、「回る」「引き返す」「変化する」といった意味のラテン語の動詞「vertere」から来ている。「vertere」の過去分詞から「回転」「翻訳」といった意味の中世ラテン語の名詞「versionem(主格はversio)」となった。さらにフランス語の名詞「version」を経由して、中英語の後期に「version」と変化した。そして現代英語の「version」へと至る。1580年代のおいて、「version」は別の言語への「翻訳」を意味したが、1780年代に「意見」「見解」といった意味が加わった。「version」の類語
「意見」「見解」といった意味の「version」の類語として、以下の単語が挙げられる。・account(説明)
・explanation(説明)
・description(説明)
・view(見解)
・understanding(理解)
・statement(声明)
・report(報告)
・analysis(分析)
・impression(印象)
「型」「版(はん)」といった意味の「version」の類語として、以下の単語が挙げられる。
・form(形状)
・variety(バラエティー)
・sort(種類)
・kind(種類)
・class(クラス)
・style(スタイル)
・model(モデル)
・type(タイプ)
・genre(ジャンル)
「version」を含む英熟語・英語表現
「version」の略とは
「ver.」と表記される。「ver.」の後に数字が用いられると、「第○版」を意味する。
「alpha version」とは
ソフトウェアやハードウェアの「試作版」「評価版」といった意味を指す。日本語で「アルファ版」「アルファバージョン」とも言う。「アルファ版」開発の初期段階において、テスターや開発者に向けてソフトウェアなどの性能や使い勝手を検査・評価してもらうために作られる版である。
「beta version」とは
ソフトウェアやハードウェアの販売直前に試用される「テスト版」を指す。日本語で「ベータ版」「ベータバージョン」とも言う。「アルファ版」よりも開発が進んだ状態であり、テスターや開発者に加えて一般ユーザーにも配布して不具合が無いかを確認してもらう。
「Authorized Version」とは
日本語で「欽定訳聖書」と翻訳される。イングランド国王の命令により翻訳された聖書を指す。19世紀末までイングランド国教会で用いられた唯一の聖書である。特に有名なのが1611年のイングランド王「ジェームズ1世」の命令によって翻訳された聖書であり、「Authorized Version」がその聖書を指す場合もある。1611年の聖書を英語で「King James Version」とも言う。
「version control」とは
データを作成・更新する際に変更履歴を保存し、後日履歴を追跡・管理を可能にするシステムである。プログラムの開発や文書管理などで採用されている。日本語で「バージョンコントロール」「バージョン管理」「ソース管理」とも言う。
「version」に関連する用語の解説
「another version」とは
「もう1つの版」「改訂版」「焼き直し」といった意味である。日本語で「アナザーバージョン」として定着している。
「version」の使い方・例文
「version」の使い方として、以下の例文が挙げられる。・If you buy the software, please upgrade to the latest version.(ソフトを買ったら、最新版にアップグレードしてください)
・Let's listen to his version of what happened at school.(学校でなにが起きたのか彼の意見を聞きましょう)
・I am looking for the Italian version of this novel.(私はこの小説のイタリア語版を探している)
バージョン【version】
バージョン
バージョン[version]
バージョン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/27 16:25 UTC 版)
バージョン、ヴァージョン(英語: version)とは、元々はラテン語の「転換」の意味であり、«vertere, vers—»(回転する、向きを変える)から転じて、
- 1 (個人的なまたは特殊な立場からの)説明, 解釈, 意見, 異説〔of〕
- 2a 〔文芸作品などの〕改作, 脚色, 翻案, 〜版
- 2b 〔原型・原物に対する〕異形, 変形, 改作, 改造
- 2c 〔特定の楽曲・役に対する〕(演奏者・俳優などの独自の)解釈, 演奏, 演出
- 3a 翻訳, 訳文, 訳書
- 3b [通例 V](聖書の)訳 — 出典、研究社 新英和中辞典 第6版
などの意味で用いられる。略文は「ver.」。
概要
「バージョン」は工業製品や創作物のような主たる固有物の本来の名称に続けて付加的に記述することで、その固有物のさらに詳しい属性を示す目的で用いられ、メタデータの1つと言える。この語の使用に関しては何らかの定義や規則が存在するわけではない。少数ながら「ヴァージョン」と表記されることもある。
現在では、利用者に対して提供された順番を明示するためにバージョンという語を用いることが多く、このように時系列順を示す目的のものは数字や時にはアルファベットで分りやすく表記されることが一般的である。特にコンピュータ用のソフトウェアでは、出版物の「版」のように機能の変更を含む改良版であることを示すことにこの語を用いることが多い。
また、時系列とは別に、1つの主たる製品名、または製品ファミリ名の下で複数の派生型を持つことで製品ラインナップを形成するものでは、各派生型がそれぞれ異なるバージョンと呼ばれる事があり[要出典]、自動車や電気製品での「グレード」などに相当する。また、このように顧客が求める機能や趣向の違いに幅広く対応させる目的とは別に、音楽のような芸術分野では同じ主題に対して異なる作品を生み出した場合の区別にもこの語が用いられることがある。
コンピュータ・ソフトウェア
一般にコンピュータ用ソフトウェアは、単一の製品を一度だけ出荷して終了することは比較的少なく、最初の出荷時の製品に含まれていた不具合を取り除いたり、新たな機能を追加したり、既にある機能を改良したりして、そのたびに以前とは異なる版の製品を出荷することがよく行われている。このような時系列による違いを明示することで、流通や利用段階での混乱を避ける目的で、主たる製品名に「バージョン」や「リリース」、「リビジョン」という形での付加的な名称を加えている[注釈 1][1]。
バージョン間の違いはピリオド記号で区切られた数字の並びで表現されることが一般的であり、改良が進むに従ってこれらの数値が大きくなる。数字に加えてアルファベットも用いられる事がある。進んだバージョンのソフトウェアをコンピュータ上で使用可能な状態にすることを「バージョンアップ」と呼ぶ。
初回の正式提供ではまず「1.0」というバージョン番号が与えられ、次回の改良版では、その改変された程度の違いによって大きな変更時(メジャーバージョン)には「2.0」とされたり、中程度(マイナーバージョン)では「1.1」とされ、不具合修正のみなど小さな変更(ビルドまたはメンテナンスバージョン)では「1.0.1」といった具合に表現するのが一般的である[2][3][注釈 2]。また上位の数字が加えられると下位の数字はゼロに戻される(例:1.2.3→1.3.0)。 ただし、Windows OS本体および付随するマイクロソフト製コンポーネント(Win32 DLL、実行プログラム、COMコンポーネント、および.NET Frameworkアセンブリ)のように、ビルド番号は初版からの通し番号となっており、メジャー番号やマイナー番号が変更されてもリセットされずに継続的にインクリメントされる管理方式もある[4]。.NET Frameworkアセンブリの開発においては、典型例としてメジャー番号・マイナー番号に変更があった場合、コンポーネントのインターフェイス互換性が失われていることを意味する規則が提示されている[5]。
表記法は「1.0.0」のようにピリオドが2つ以上ある方式と「1.00」のようにピリオドが単一の方式があり、前者ではピリオドが複数あることから一般的な小数点表記と齟齬があるとして疑問を呼ぶことがあるが、ソフトウェアによっては「1.0.10」などのバージョン番号も存在し、必ずしも単一の実数値のようには扱われていない。
正式提供前の開発途上では、進行段階(マイルストーン)に応じて「アルファ版(α)」「ベータ版(β)」「リリース候補版(RC)」に分類され、各段階でのリビジョン番号を付して「1.0.0a1」のように表記するのが一般的である。仕様自体が未定な実験的な段階では「0.8」や「0.9」といったバージョン番号が与えられることもある。正式提供前の先行版は「プリ・リリース」(Pre-release)や暫定版を表す「プリリミナリー」(Preliminary)とも呼ばれる。
同じタイトルのソフトウェアであるが、最初から機能や価格に差異を持たせて複数の派生製品を提供する場合には、それぞれの製品は「バージョン」ではなく「エディション」(edition)と呼ぶことが多い[注釈 3]。
音楽
音楽作品の世界では、同一の楽曲を異なる歌手や演奏者が録音して発表したり、同一の楽曲を違う環境および楽器で録音したり、発表後に改変したりすることによって「バージョン」の違いが発生し、それぞれを「〜バージョン(ヴァージョン/Ver)」、「バージョン違い」などと称する。
この場合、各バージョン間には時系列的な前後や録音環境の差異はあっても、音楽作品としての価値に上下関係があるわけではない(ただし、その楽曲を収録した商業製造物としてのレコード、CDなどの販売実績、ヒットチャートでの順位等には当然差が出る)。
同じ素材(楽曲)を基にした異なる「作品」が存在するという意味である。
音楽の演奏自体は、100%コンピュータでプログラミングしたものを再生するような場合以外、寸分たがわぬものを再演するのは論理的に不可能で、ある演奏者が同一の楽曲をまったく同じアレンジ・テンポで演奏したとしても、それが複数回にわたれば微妙な違いが随所に現れ、まったく同じ演奏結果にはならない。
一般に音楽は、レコード・CD等の媒体やインターネットを通じて「記録物」として流通する状態と、コンサート会場などで演奏者によって生演奏されている状態で存在するが、音楽における「バージョン」という語彙は、一般的に記録物として発表された(繰り返し再生可能な)状態のものに適用され、生演奏におけるその個々の演奏の「出来栄え」の違い自体を逐一「バージョン違い」と称することはない。
音楽においてバージョン違いが生まれるプロセスには複数あるが、代表的なものとしては以下のとおりである。いずれも記録物として配布された時点で「バージョン」が発生する。
- すでに特定の演奏家、歌手など(以下まとめて「演者」)が録音して作品として発表した楽曲(以下「既発表作品」)を、その本人以外の演者が自分の演奏・歌唱であらためて録音して発表する(詳細は「カバー」参照)。
例)「ツイスト・アンド・シャウト」(作詞・作曲:バート・ラッセル・バーンズ、フィル・メドレー)は、アトランティック・レコードに所属していたトップ・ノーツによって1961年に発表されたのが最初。その後アイズレー・ブラザーズ、ビートルズなどがカバーして録音・発表した。カバー・バージョンが発表された時点で、最初のトップ・ノーツ・バージョンは「オリジナル・バージョン」と称されるようになり、その他は「アイズレー・ブラザーズ・バージョン」、「ビートルズ・バージョン」などと呼んで区別することになる。 - 楽曲を作詞・作曲した者(以下まとめて「作者」)が、特定の演者に提供した自分の楽曲を後にあらためて自分自身の演奏・歌唱で録音する(詳細は「セルフカバー」参照)。
例)「世界に一つだけの花」は2003年3月にアイドル・グループSMAPの歌唱したオリジナル・バージョンが発表され、後に作者である槇原敬之がセルフカバーし、2004年8月に自身のアルバム『EXPLORER』に収録して発表した。「SMAPバージョン」、「槇原敬之バージョン」が存在することになる。この場合、(「楽曲」という観点から見れば「槇原敬之のオリジナル作品」であるが)歌唱した成果物としての「オリジナル・バージョン」はあくまでも先に発表されたSMAPの方である。 - 特定の演者が、自分自身の既発表作品の元となった楽曲をあらためて演奏・歌唱し、録音して発表する(詳細はリメイク[注釈 4]参照)。
アレンジなどに大幅な改変を施して過去の作品との差別化を図る場合と、作品自体にはあまり手を加えず、録音環境の進歩、演者自身の技術の向上のみを訴求ポイントにする場合がある。一部これを「セルフカバー」と称する場合がある。 - 特定の作者の楽曲を異なる演者がそれぞれに録音し、ほぼ同時期に発表する(競作)。
例)1979年に三浦弘とハニーシックス、敏いとうとハッピー&ブルー、田辺靖雄がそれぞれリリースした「よせばいいのに」(作詞・作曲:三浦弘)がこれに相当する。 - 既発表作品をコンサートなどで演奏し、その場で録音した音源を発表する。ライブ・バージョン(古くは「実況録音」)などと称する(詳細はライブ・アルバムを参照)。
演者自身が過去にスタジオで録音して発表した楽曲を、後日コンサート会場で生演奏してそれを録音したものを発表した場合、先に発表された元となる音源を「スタジオ・バージョン」などと称する。この場合にも、自分自身の既発表作品をライブで演奏する場合と、他の演者の既発表作品をそのライブで採り上げて演奏したカバーである場合もある。 - 既発表作品に対し、演者自身の歌や演奏の再録音をすることなく改変作業を施す。
アナログ・レコードの時代には、アルバムに収録された比較的演奏時間の長い楽曲をシングルカットする際に、1コーラス削る、イントロやエンディングを短くする、間奏をなくす等の編集を行い、演奏時間を短くしてリリースするという手法がとられることがあった(シングル・バージョン)。
また、再録音はせずにトラックダウン(ミックス)をやり直すなどした「リミックス」、マスターテープにまで遡って音質向上措置を施す「リマスター」などの作業によってもバージョン違いが生まれる。(詳細は「ミキシング」、「リミックス」、「マスタリング」などを参照)
この他、シングルとアルバムが同時発売もしくは発売日が近接している場合、シングルの価値を低下させない為などの理由から、アルバムにはバージョン違いを収録する場合がある(アルバム・バージョン)。 - 既発表作品にさらになんらかの演奏を付加する。
例)サザンオールスターズの楽曲「思い過ごしも恋のうち」は元々アルバム『10ナンバーズ・からっと』(1979年4月5日リリース)の収録曲で後にシングルカットされたが、その際、新田一郎アレンジのブラスセクションが新たにサビのバックに被せられた。 - 既発表作品にアレンジの異なったバージョンを後日改めて発表する。
例)ジャッキー吉川とブルー・コメッツの楽曲「草原の輝き」(1968年6月30日リリース)の場合、オリジナル・バージョンはティンパニーとチェンバロの音のイントロで始まり、全体的にストリングスを強調したオーケストラ調のアレンジを絡めたアレンジとなっていたが、およそ2か月後に発表されたアナザー・ヴァージョン(同年9月1日リリース)はオリジナル・バージョンに対し、シンバルとドラムの音のイントロで始まり、全体的にグループ自身の演奏をより前面に押し出し、更にオーケストラ調のアレンジを極力抑えた形のバージョンとなった。ちなみにこの楽曲はオリジナル・バージョン、アナザー・バージョン共に筒美京平のアレンジによるものである。
特定ジャンルでの用法
レゲエのシングルレコードでは、多くの場合B面にはA面曲のオフヴォーカル(いわゆるカラオケ)が収録されている。多くのジャンルでは「インストルメンタル」「バッキング・トラック」などと呼ばれるのに対し、レゲエにおいてはこのカラオケを特に「ヴァージョン」と呼ぶ。
テイク
録音スタジオで演奏者が録音を行う際、ただ1回の演奏で完全なものが録音できることはごくまれであり、プロデューサーからOKが出るまで何度か同じ楽曲の演奏・録音が繰り返されることになる。
この、完成形ができるまでの間に録音された各音源は「バージョン」とは呼ばず「テイク」と呼ばれ、「テイク1」「テイク2」など「○回目の録音」という意味で呼ばれる。
ただしこの「テイク違い」の音源が、特定作品の再リリースの際に「ボーナス・トラック」のような形で収録されて公式に発表され、作品として流通した場合には「バージョン違い」として扱われる場合もある。
〜エディション
特にアルバム単位で、オリジナル作品に一定の付加価値を与えて聞き手(買い手)にとってより魅力的なパッケージを制作して再リリースするような場合、「コレクターズ・エディション」、「リミテッド・エディション」などと称する場合がある(あくまでも販売戦略上レコード会社が任意で決める呼称であり、用法に定義・規則はない)。
これも広義の(楽曲単位ではなく「販売物」としてのアルバム単位での)別バージョンといえる。
この場合の付加価値とは、先に挙げたリミックス、リマスター等楽曲部分に対する音質向上措置、ライナーやブックレットなど添付物のグレードアップ、既発表音源のアウトテイクやライブ・バージョンなどの追加収録(ボーナス・トラック:作品によってはこの追加収録だけでCD1枚分もしくはそれ以上になる場合がある)、アナログ・レコード時代の装丁の復刻など、購買意欲を刺激するための様々なアイデアが盛り込まれる。
出版
出版業などでは、発刊された書籍は(ビジネス書、実用書、文学作品などその内容を問わず)装丁を替えたり、誤植を修正したり、加筆を加えたりしながら版を重ねる。 書籍の場合一般に「第○版第○刷」といった表現が用いられ、「バージョン」という呼び方はされない。
ゲームソフト
1996年に任天堂がゲームボーイ用ソフトとして発売した『ポケットモンスター 赤・緑』が社会現象的な人気を博すと、同じ任天堂の『ゼルダの伝説 ふしぎの木の実』や他社の『メダロット』、『ドラゴンクエストモンスターズ2 マルタのふしぎな鍵』、『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記』、『SDガンダム英雄伝』、『クロスハンター』など、『ポケモン』の販売方法を模倣した、携帯ゲーム機でバージョン違いのゲームを同時若しくはやや遅れて発売するやり方が1990年代末から2000年代初頭にかけて流行した。
脚注
注釈
- ^ コンピュータ・ソフトウェアにおける「バージョン」は、出版業界における「版」の概念に近いが、出版物では「全面改訂」などでない限りは大規模な内容の変更は行われないのに対して、コンピュータ・ソフトウェアでは(出版物の誤字脱字に相当する)バグ修正(バグ・フィックス)に加えて、機能の追加や修正といった大規模な変更が頻繁に行われる傾向がある。
- ^ 提供開始後のソフトウェアにバグが発見されて適切な修正が可能になった時に、供給側からそのソフトウェアを使用している利用者に対して、多くの場合は無償でバージョンアップ用のソフトウェアが配布される。このような修正の内、小規模なものは修正パッチなどと呼ばれて、一般的なバージョンアップとは区別される傾向がある。こういったバグの修正を含んで機能向上なども行える場合には、時に有償による提供が行われる。大規模な更新などを行うもの主に指すが修正パッチを読み込むだけのものも含めて、利用者に手間を掛けずに自動的にバージョンアップ作業が行える「アップグレードツール」と呼ばれるソフトウェアがある。利用者は自らの使用しているソフトウェアのバージョンを管理しておき、新たなバージョンが提供を開始されれば、それを自ら入手して更新することが一般的であるが、一部のソフトウェア・メーカーはインターネットを経由して利用者側のソフトウェアのバージョンを把握して、新たなバージョンが配布段階になれば利用者の同意の元に自動的に更新作業を遠隔的に行えるようにしている。
- ^ 「エディション」で分ける例としては、マイクロソフト社のMicrosoft Windows XPには「Home Edition」、「Professional」、「Media Center Edition」といった機能の異なる複数のエディションが存在する。
- ^ 映画の場合の「リメイク作品」とは、自分の作品であるか他者のものであるかを問わず、過去に公開された映画をおおむね同一のプロットで(細かい点には変更が加えられることが多い)、監督、出演者などを違えてあらためて撮影・公開することを言う。
参照元
- ^ リビジョンとは、ソフトウェアやハードウェア、規格などを改訂したり、修正したときの番号や版数を表わす。同様の意味を持つ言葉として、ソフトウェアの版数を表わす「バージョン」がある。厳密にはリビジョンとバージョンは意味が違うが、内容を更新するという意味合いにおいては、ほぼ同じと考えて差し支えない。KDDI - 用語集 - リビジョン
- ^ “.NET Framework 4: Version Class”. Microsoft MSDN (2010年6月). 2011年2月25日閲覧。
- ^ “Java SE Documentation: Appendix 2: Sun-Supported Specification-Version and Implementation-Version Formats”. Oracle. 2011年2月25日閲覧。
- ^ Windows Vista以降の歴代WindowsのRTMビルドのビルドナンバーには法則があった事が明らかに | 気になる、記になる…
- ^ コンポーネントのバージョン管理
関連項目
- アプリケーションソフトウェア
- システムソフトウェア
- オペレーティングシステム
- コンピュータ
- バグ
- パッチ
- バージョン管理システム
- アップデート
- アウトテイク
- ディレクターズ・カット
- カバー
- セルフカバー
- 編曲
- ライブ・アルバム
- トリビュート・アルバム
- リミックス
外部リンク
「バージョン」の例文・使い方・用例・文例
- このバージョンは単純な方法をエンドユーザに提供します
- どのバージョンで記述するかを文書の初めに宣言します
- そろそろこのソフトをバージョンアップするべきだと思う。
- この歌の裏面はインストバージョンだ。
- コンバージョンレートを上げるべく、われわれは商品説明の改良を行った。
- 両者とも同じバージョンでなければならない。
- この商品の将来のバージョンをより良くするために我々にご協力ください。
- 改訂バージョンを一時間以内に私に送ってください。
- このコンプレッサーは改良前のバージョンだ。
- この度複数のバージョンで入手可能です。
- 現在のバージョンは2年前にリリースされています。
- 最新バージョンが手に入ります。
- 私はそのアプリを新しいバージョンにアップデートできました。
- そのアプリを新しいバージョンにアップデートできました。
- 次期OSに対応した新バージョンについては、まもなく提供予定となっております。
- 新バージョンは従来の製品にはない機能を多数搭載しています。
- このプロダクトの最新バージョンは2.4です。
- 旧バージョンをご利用の方には新バージョンへの移行を推奨しています。
- 念のため、ご利用中のソフトウェアのバージョンをご確認下さい。
- 今回のバージョンはセキュリティ面で大幅な機能強化が図られています。
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