アルファ‐ばん【アルファ版/α版】
アルファ版
【英】:Alpha Version/Alpha Test Version
ソフトウェアの開発で、主要な部分が完成し、動作できるようになった段階で行うテストや評価をアルファテストと呼ぶ。そのときのソフトウェアをアルファ版という。
アルファは、ギリシャのアルファベットの最初の文字“α”で、「始まり」を意味することから、最初のテストの意味があるとされる。1960年代にIBMが使い始めたとも、米国海軍の艦船のテストで使われていたとも言われているが、なぜこのような呼び方をするのかははっきりしていない。この次の段階のテストをベータテスト(βテスト、ベータ版)という。
開発のかなり早い段階であるため、開発チーム内、もしくはそれに非常に近いメンバーでのみ行うことが多い。また、ソフトウェアの仕様なども、このテストの結果変更されることが多く、動作やユーザーインターフェイスなどが最終仕様でないことを意味するバージョンとして使われることもある。
関連見出し
ベータ版
リリース候補
アルファ版
別名:αバージョン,α版,アルファバージョン
【英】alpha version, α version
アルファ版とは、ハードウェアやソフトウェア、オンラインサービスなどの開発初期段階における試作版・評価版のことである。
コンポーネント単位で開発されたハードウェアやソフトウェアは、個々のコンポーネントに問題がなくても、それを組み合わせた段階で大きなトラブルが発生する場合がある。アルファ版では、こうした問題を解決するために、さまざまな環境で検証・評価が徹底して行われる。アルファ版に対する検証はアルファテストと呼ばれる。
アルファテストの結果に基づき改良を重ねた段階の試作品は、ベータ版と呼ばれる。ベータ版では、完成度の更なる向上のため、開発段階の製品をユーザーに提供してフィードバックする方法が取られる。
設計思想: | デザイン |
開発工程: | アーリーアクセスプログラム アルファテスト アルファ版 オープンベータテスト バージョン バージョンアップ |
アルファ版
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/10 14:17 UTC 版)
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2022年3月) |
アルファ版(アルファばん、α版)とは、性能や使い勝手などを評価するためのテスト用ソフトウェアである。
概要
アルファ版は、開発初期において性能や使い勝手などを評価するためのテスターや開発者向けの版である。未実装の機能があったり、動作が不安定、想定外の動作をする、クラッシュするなどバグが多数存在することが多く、酷い場合にはシステムに深刻なダメージを与えることすらある。そのためベータ版とは異なり、アルファ版が外部に公開されることはほとんどない。オープンソースソフトウェア(OSS)などのオープンな環境で開発されているソフトウェアでは、「デイリービルド/ナイトリービルド」等の名称で一般に公開されている場合もあるが、開発者やテスター向けに公開されているのであって、一般人は使用すべきではない。テスターとしてアルファ版を試すときは、最悪システムが破壊されることもあると覚悟しておく必要がある。
アルファ版で出た問題点やバグを改善し、ユーザーに試用してもらうための版がベータ版である。
関連項目
アルファ版
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 06:52 UTC 版)
「Androidのバージョン履歴」の記事における「アルファ版」の解説
ベータ版のリリース前に、Google内部向けに少なくとも2つのリリースが行われている。"Astro Boy" および "Bender" のコードネームが、これらプレリリース段階の中間目標に対して内部的に用いられていた。 Dan Morrillによって最初のマスコットロゴが作成されたが、現在のAndroidのロゴはIrina Blokによってデザインされたものである。
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