コンポーネント
コンポーネント
コンポーネントとは、「部品」「成分」「構成要素」を意味する言葉。英語の component に由来するカタカナ表現。ITの分野では「ソフトウェア部品」や「システムの構成要素」などを指す意味で用いられることが多く、自動車産業では車両の構成要素となる部品群を指す場合が多い。いずれにしても、分解可能な最小単位としての部品というよりも、ある程度の機能的まとまりをもった部品を指す意味合いが強い。
英語の component は、com-put(組み立てる)に近い意味合いのラテン語の語彙に由来している。
コンポーネントと同様に「部品」を指す意味で用いられる語彙に「モジュール」が挙げられる。モジュールは「基準寸法」や「基本単位」といった意味を中心とする語である。コンポーネントはそれ自体ちょっとした数の部品から構成されている場合が少なくないというニュアンスを含みやすい。モジュールは、コンポーネントに比べると簡単な要素で構成されているニュアンスを含みやすい。また、モジュールは、他の構成要素(モジュール)との接続・組み合わせがあらかじめ想定されており、追加や交換も比較的用意にできるよう設計されていることが多い。
コンポーネント【component】
コンポーネント
コンポーネント
【英】component, Software Componentry, Component-Based Development, CBD, Component-based software engineering, CBSE
コンポーネントとは、ある機能を実現するために部品化されたソフトウェアのことである。
コンポーネントは、明確なインターフェースを装備した再利用可能なソフトウェア部品を指し、オブジェクト指向が得意とする分割統治と関心事の分離、集合オブジェクトで一つの機能を実現するといった概念が最大限に生かされている。
コンポーネントには、実装部品とサービス部品の二つの見方があり、前者は、GUI部品やEJBなどのプログラムに組み合わせて使うものを指し、後者は、業務機能やWebサービスなど必ずしも実装の実体とは限らないビジネスプロセスの処理単位を指す。
なお、ビジネスプロセスの処理単位をビジネスコンポーネントと呼び、コンポーネントソリューションの要を握っており、サービス指向アーキテクチャ(SOA)を実現するための単位として捉えられている。
コンポーネント
車両構成部品としてのユニット(組立て品)または部品をいう。自動車においては、エンジンやトランスミッション、アクスルなどのユニットを指すことが多いが、乗用車などの室内装備、すなわち計器板、フロントシート、リヤシート、ステアリングホイール、ドアトリム、ヘッドライニングなどを指す場合もある。これらの部品、装置は自動車の走行性能、操作性、居住性など、顧客の好みにより仕様の選択や組み合わせが設定されており、オプション部品として特殊な用途のためのものも設定されていることがある。
コンポーネント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/21 05:07 UTC 版)
コンポーネント(component)または、構成要素とは部品あるいは成分を表し、分野により以下のような意味を持つ。
- 1 コンポーネントとは
- 2 コンポーネントの概要
コンポーネントと同じ種類の言葉
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