けい‐しゃ【傾斜】
傾斜(地層の)
読み方: けいしゃ(ちそうの)
【英】: dip
【英】: dip
傾いた地層面が水平面と交わる直線方向が走向(strike)で、地層面上で走向に直角な方向が水平面となす角を傾斜という(図参照)。は、火成岩、変成岩などで板状(層状)をなす岩体の面、断層面などにも適用される。走向・傾斜は、地層の分布・発達方向を表す最も基本的かつ重要なパラメーターで、地質調査においては地層の走向・傾斜の測定が基本作業の一つである。また、坑井においてはディップメーターによって地層の走向・傾斜を測定し、掘削前に推定した構造形態や、掘削地点の構造上の位置などと比較、検討したり、傾斜の垂直方向の変化パターンから不整合や断層などの有無、砂岩体のタイプ、砕屑粒子{さいせつりゅうし}の供給方向の推定、検討が行われる。 |
ディップ
けいしゃ【傾斜】
=寝かせ |
傾斜
傾斜
傾斜
勾配
(傾斜 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/21 04:24 UTC 版)
勾配(こうばい、gradient, grade)とは水平面に対する傾きの度合いをいう[1]。地形や土構造物、人工的な構造物、建造物の傾き(傾斜)について言うことが多い。
- ^ 日本国語大辞典、第7巻、p.577、小学館、第1版第2刷、1976年4月15日
- ^ [1] 水辺つくり用語集、法勾配(のりこうばい)、国土交通省東北地方整備局河川部
- ^ 法勾配表、第6章設計資料 土木事業設計基準、長野県建設部、2014年11月版
- ^ 法勾配 「たとえば1:2は2割勾配、1:0.5は5分勾配というように特殊な言い方をします。ちなみに、2割勾配は5分勾配よりも緩やかです」 山形河川国道事務所、国土交通省
- ^ 傾斜の呼称 ジャーゴンの例、「そして、1:0.8だと8分(ぶ)、1:1.5だと1割5分などと呼びます。普通の場合0.8は8割ですから、間違わないでください」、応用地質ジャーゴン集、鹿児島大学理学部地学科
[続きの解説]
傾斜
「傾斜」の例文・使い方・用例・文例
- 土地は川に向かって急に傾斜している
- このスキー斜面はゆるやかに右の方に傾斜している
- 地盤はここから海岸の方に向かって少し傾斜している
- 屋根はちょっと傾斜している
- この傾斜は、40度ある。
- 屋根は鋭い角度で傾斜している。
- その土地は川に向かって緩やかに傾斜している。
- 左傾斜で書く.
- バンク角 《飛行中の左右傾斜角》.
- その土地は南に向かって鋭く[なだらかに]傾斜している.
- 土地はゆるやかに海岸まで傾斜している.
- ゆるやかな傾斜[坂].
- 一方に[左に]傾斜している.
- 30度の傾斜.
- 傾斜して.
- 屋根の傾斜は急すぎる.
- その屋根は急角度に傾斜している.
- 屋根の傾斜度.
- 傾斜地; 高台.
- この土地は湖のほうにゆるやかに傾斜している.
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