3D CAM
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 15:51 UTC 版)
自由曲面を含む加工のための2軸同時から3軸以上の同時移動データを出力する。CADで定義可能な形状をすべて扱えるため、デザイン性の高い製品に多用される(身近な例: マウスの筐体)が、工具定義をCAM側で行うため、プログラムは定義した工具専用となり汎用性は低く、また、形状を直線近似で加工するため、精度が低下する場合が多い。形状データはCADからの3次元データを使用する。一般に2Dと2.5Dの機能を含んでいるが、3D専用のものもある。また、自由曲面上での輪郭動作に制限のあるCAMを2.8Dと呼ぶ場合もある。 積層型のラピッドプロトタイピング(RP)に用いられるシステムも、出力は2.5D的ではあるが、このタイプに分類される。 4/5軸割出し加工、4軸同時制御加工、5軸同時制御加工などは3DCAMのオプションとして用意されている。 複合旋盤にも用いられている。
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