window
「window」とは、「窓」や「窓枠」「窓口」「都合の良い時間帯」「チャンス」といった様子や景色を見るために開けられている穴のことを意味する英語表現。
「window」とは・「window」の意味
「window」とは、「窓、窓際、飾り窓、ショーウィンドウ、窓口、外に開くもの」といった窓に関連した意味と、「(何かをするために)都合のよい時間帯、チャンス、手段、方法」といった窓以外の意味を持つ英単語である。後者の意味は「window of opportunity(絶好の機会、千載一遇のチャンス)」といった英語表現などに見られる。また、IT用語における「window(ウィンドウ)」は、コンピューターの画面上に表示されるより小さな画面のことで、ソフトウェアを起動する・ファイルを開くといった動作をすることで出現する。なお、「~に窓を取り付ける」といった動詞の意味も持つ。「window」の複数形
「window」の複数形は「windows」である。「window」の発音・読み方
「window」の発音記号は「wíndou」で、カタカナ読みすると「ウィンドウ」である。「window」の語源・由来
「window」の語源は、「風の目」を意味する古ノルド語の「vindauga」に由来するとされる。「window」を含む英熟語・英語表現
「limited window」とは
「limited window」とは、「限定された時間の空き枠」といった意味を持つ英語表現である。後ろに「of time」と続けて「limited window of time(時間の制限)」といった形で用いられることもある。
「by the window」とは
「by the window」とは、「窓際、窓辺」といった意味を持つ英語表現である。「Could we have a table by the window?(窓際の席でお願いできますか?)」といった形で用いられる。
「window dressing」とは
「window dressing」とは、「ショーウインドウの飾り付けの、外見をつくろう、まやかしの」や「粉飾決算」といった意味を持つ英語表現である。うわべだけをとりつくろう様子を意味するということから、「赤字決算であるにも関わらず、黒字決算であるかのように見せかけること」、すなわち「粉飾決算」も意味する。
「go out the window」とは
「go out the window」とは、「(考えや予定が)完全になくなる、忘れ去られる、すっかり消え去る」といった意味を持つ英語表現である。
「launch window」とは
「launch window」とは、「(ロケットや宇宙船などの)発射時限、打ち上げ可能時間」を意味する英語表現である。日本においてはカタカナ読みした「ローンチウィンドウ」と表現されることもある。
「Window(JavaScript)」とは
「Window(JavaScript)」とは、JavaScriptが動作しているブラウザウィンドウを制御する機能である。正式には「windowオブジェクト」と呼び、これを制御することで新しいブラウザウィンドウを開ける、ポップアップを表示するといった機能の実装が可能になる。アラートを出現させることができるため、ユーザーに何かを促す場合、あるいはプログラミングのテストを行う際などに活用されている。「Window関数」とは
「Window関数」とは、「Oracle」や「MySQL(8.0以上)」などのリレーショナル・データベースで使用できる関数の名称である。「分析関数」とも呼ばれ、特定の範囲内にあるデータを参照し、平均値や累計の計算や項目のランク付けなどができる。似たような関数に「集積関数」があるが、グループごとにデータを集約してしまうので、求める出力結果に応じて関数を選択することが望ましい。「window」の使い方・例文
「window」は「窓、窓枠、窓口」といった「窓」の意味を多く持つ。例えば、「He knocked on the window.(彼は窓をコンコンと叩いた)」や「She sat bored by the window.(彼女は退屈そうに窓際に座っていた)」、「I ran to the ticket window.(私は切符売り場に駆け込んだ)」といった形で用いられる。また、有名なことわざとして「Love comes in at the window and goes out at the door. (愛は窓から入ってきて、戸口から出て行く)」などがある。また、「window」には「何かをするためのチャンス、好機、利用可能な時間」といった意が含まれるので、「I have a window on next Monday.(来週月曜日に空きがあります)」や「Don't miss your window of opportunity.(絶好の機会を逃してはいけない)」といった使い方ができる。その他、「go out the window(完全に消える、すっかりなくなる)」といった慣用句があり、特に考え方や感情、計画など論理的なものを対象に、「My son was sick so appointments went out the window.(息子が病気だったので予定はすっかり消えてしまった)」や「My worry's go out of the window.(心配事はすっかり消えた)」といった表現ができる。
ウィンドウ
ウィンドウとは、マルチタスクOSにおいて、アプリケーションの表示のために設けられた領域のことである。
ウィンドウは、主にPC用のOSで採用されている。ディスプレイ上の一定の領域を占め、移動やサイズ変更、最小化、最大化、終了などの操作ができる。ウィンドウの最上部には、そのウィンドウで表示されているアプリケーションの名称や文書のタイトルなどを表示するタイトルバーに、表示の最小化や最大化、終了を実行するためのボタンが用意されている。タイトルバーの下には、操作用のメニューを表示するメニューバー、ダイレクトに機能を呼び出すツールバーなどが用意されている。さらにその下には、アプリケーションの固有データや操作ボタンなどを表示するエリアを持ち、最下部にはアプリケーションの状態などを表示するステータスバーを持つ。
ウィンドウは、それぞれ一つのアプリケーションと対応している。ウィンドウごとに多種多様な機能が利用可能になっていることで、同時に起動している他のアプリケーションとは独立に、並行して操作を行うことができる。
ウィンドウは、同時に複数存在させることができる。並べ方として、互いに重ならないように並べるタイル表示、自由な位置に配置可能で重ねることもできるオーバラップ表示、一定間隔ずつずれながら重ねて表示されるカスケード表示、などの種類がある。
ウィンドウは、GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)を実現する主要な要素の一つである。ウィンドウ内に表現された文書の内容が、印刷物と同じイメージで表現可能なシステムは、特にWYSIWYG(What You See Is What You Get)と呼ばれている。
ウィンドウを制御しているソフトウェアは、ウィンドウシステム(Window System)と呼ばれている。OSによってウィンドウシステムは異なる。主な種類としては、Unix系で用いられているX Window、Windows(OSと一体になっている)、Macintoshで用いられているAquaなどがある。また、Smalltalkのようなオブジェクト指向プログラミング環境下で、特にMVC(Model View Controller)モデルにおいては、ウィンドウは基本的な表示対象である。Windowsにおいては、プログラムを実行すると、プロセスに対して特定のハンドル値で識別されるウィンドウが付与される。ウィンドウに表示するには、ハンドルを取得し、描画APIを経由して描画を行う。あるウィンドウから別のウィンドウを呼び出す時、後で呼ばれたウィンドウが終了するまで他のウィンドウの操作ができないタイプをモーダル、逆に後で呼び出したウィンドウが終了しなくても他のウィンドウの操作ができるタイプをモードレスと呼ぶ。
ウィンドウシステム: | アプリケーション切替ウィンドウ オーバーラップ オープン ウィンドウ ハードコピー 非アクティブウィンドウ 非アクティブウィンドウスクロール |
ウィンドウ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/09 13:49 UTC 版)
ウィンドウ (英: window) とは、グラフィカルユーザーインターフェイス (GUI) を持つコンピュータのウィンドウシステムにおいて、ディスプレイなどのデバイス上で、各アプリケーションソフトウェアに与えられる視覚的領域のことである。個々のウィンドウは一般的に矩形または角丸矩形の形状を持つ。「ウインドウ」と表記されることもあるが、本記事では「ウィンドウ」で統一する。
概要
窓からアプリケーションを覗いているような様子からこの名前が付けられた。マルチタスクオペレーティングシステム (OS) では複数のアプリケーションが同時に動作するため、ウィンドウでそれぞれのアプリケーションに画面領域を割り当て、ユーザーの操作で切り替えることができる必要がある。一般的なウィンドウシステムでは、ディスプレイ領域を単純に分割して各領域にウィンドウを2次元的に表示するだけでなく、それぞれのウィンドウが上下関係(Zオーダー)を持ち、任意の順序で疑似3次元的に重ね合わせができるようになっている。ウィンドウは木構造によって階層的に管理され、一般的にデスクトップ自身のウィンドウが基底ノードとなる。各ウィンドウ内に、さらに1つ以上の子ウィンドウを持つこともできる。各アプリケーションのプロセスは、一般的にトップレベルウィンドウ(デスクトップをオーナーとする最上位のウィンドウ[1][2])を1つだけ持つが、必要に応じて複数のトップレベルウィンドウを持つこともできる。
選択されている状態のウィンドウをアクティブウィンドウ (active window)[注釈 1]、それ以外の全てのウィンドウは非アクティブウィンドウ (inactive window)[注釈 2] と呼ぶ。
ウィンドウはフォーカスを持つことができ、キーボード入力の情報はフォーカスを持つウィンドウに対して送られる。
主にパーソナルコンピュータ (PC) で使用されるデスクトップOSの場合、ほとんどのウィンドウシステムでは、トップレベルウィンドウを最小化することができ、デスクトップ領域から一時的にそれらのウィンドウを非表示にすることができる。ウィンドウが最小化されるとき、タスクバーに格納されるような遷移アニメーションが発生することが多い。ウィンドウに対応するタスクバー上のボタンやアイコンをクリックすることで、そのウィンドウを再表示することができる。
移動やリサイズ、最小化/最大化/クローズといったウィンドウの操作には、タイトルバーおよびその上に設けられたシステムコマンドボタンと、ウィンドウ枠(フレーム)を用いる。ウィンドウはキーボードでも操作できるように、通例ショートカットキーが用意されている。
一方モバイルOSの場合、マルチタスクであってもその多くは限定されたマルチウィンドウシステムとなっており、ウィンドウ最小化の操作ができない代わりに、利用していないアプリケーションはバックグラウンド状態になる。システム全体の負荷やバッテリー消費を抑えるなどの目的から、ユーザーに直接操作されておらず、画面にも表示されていないバックグラウンド状態のアプリケーションは、利用可能な機能や通信およびイベント受信などの動作に強い制限がある[6][7]。AndroidやChromeOSのように、ユーザーが自由にウィンドウサイズを変更することのできる、デスクトップOSに近いフリーフォームウィンドウモードをサポートするモバイル環境もある[8][9]。
表記
工業分野やコンピュータ業界では古いJIS規格(旧日本工業規格、現日本産業規格)の影響から、用語を片仮名表記する際、最後の長音符は省略するという慣例がある。これに従うと、「ウィンドー」は「ウィンド」となる。例えばJASO D406では、パワーウィンドウ(power window / powered window)は「パワーウィンドー」から転じて「パワーウィンド」と表記されている[10]。なお、JASO D504では、フロントガラス(風防ガラス)を意味するwindscreenは「ウインドスクリーン」と表記されている。しかし、「ウィンド」では「風」の意味を持つwindと紛らわしいということもあり、コンピュータ関連では「ウィンドウ」[11]または「ウインドウ」[12]と表記されることが多い。「ウィンドー」や「ウインドー」と表記されることは少ない。
日本語では英語をそのままカナ表記した外来語として「ウィンドウ」と言うことが多いが、他の言語では「窓」を意味する固有語が用いられるのがほとんどである。なお、日本語でも複合語に限っては「窓」(例:別窓、対話窓)を用いることもある。
Microsoft Windows
マイクロソフトのオペレーティングシステムであるMicrosoft Windowsは、ウィンドウシステムにおけるウィンドウの複数形が名前の由来[13]である。なお、伝統的なUser32サブシステムのGUI部品(ウィジェット)はすべてウィンドウハンドル (HWND
) を持ち、例えばボタンやラベルさえもウィンドウの1つとして存在し、Windows APIを使用してウィンドウハンドル経由で統一的に扱われる仕組みになっている。このウィンドウハンドルはプロセス透過であり、あるプロセスの持つウィンドウに対して、別のプロセスからウィンドウハンドル経由でメッセージを送信することで、そのウィンドウを操作することもできる。
マイクロソフト製のC++用ライブラリであるMFCおよびATLでは、HWND
をラップし、各ウィンドウオブジェクトを抽象化するCWnd
クラスやCWindow
クラスが定義されている[14][15]。
脚注
出典
- ^ Window (Java Platform SE 8 )
- ^ About Windows - Win32 apps | Microsoft Docs
- ^ activeの意味・使い方・読み方|英辞郎 on the WEB
- ^ activateの意味・使い方・読み方|英辞郎 on the WEB
- ^ deactivateの意味・使い方・読み方|英辞郎 on the WEB
- ^ バックグラウンド実行制限 | Android デベロッパー | Android Developers
- ^ Introduction to Backgrounding in iOS - Xamarin | Microsoft Learn
- ^ マルチウィンドウのサポート | Android デベロッパー | Android Developers
- ^ Chrome OS 向けのアプリの最適化 | Android デベロッパー | Android Developers
- ^ JASO 自動車規格目録(2018年4月1日版), 自動車技術会
- ^ マルチウィンドウのサポート | Android デベロッパー | Android Developers
- ^ Macでアプリケーションウインドウを管理する - Apple サポート (日本)
- ^ Where Did Microsoft Windows Get It's Name From?
- ^ Relationship Between a C++ Window Object and an HWND | Microsoft Docs
- ^ Introduction to ATL Window Classes | Microsoft Docs
注釈
- ^ 普通はシステム全体で1つのウィンドウのみに対して言う。また、基本的に全てのウィンドウ(2つ以上のウィンドウ)をアクティブウィンドウにする方法は無い。
- ^ 形容詞activeの対義語はinactiveである[3]。動詞形はactivateであり、「アクティブ化する」「活性化する」「有効化する」などの意味を持つ[4]が、こちらの対義語はdeactivateであり、「非アクティブ化する」「非活性化する」「不活性化する」「無効化する」などの意味を持つ[5]。なお、ウィンドウや付随するウィジェットを操作可能にするという意味での「有効化する」という動詞はenableであり、また操作不能にするという意味での「無効化する」という動詞はdisableである。
関連項目
操作関係
ウィンドウの親ノード
GUI関係
ウィンドウ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 07:34 UTC 版)
「グラフィカルユーザインタフェース」の記事における「ウィンドウ」の解説
アプリケーションがデータを扱うためのグラフィカルインタフェースにおけるひとつの単位となるもの。ウィンドウ内においては、アプリケーションとデータは一体化する。ここにおいて、アプリケーションを操作し、データを管理、生成、編集する。通常はメニュー、アイコンなどを周辺に配置し、中央にデータをおく。
※この「ウィンドウ」の解説は、「グラフィカルユーザインタフェース」の解説の一部です。
「ウィンドウ」を含む「グラフィカルユーザインタフェース」の記事については、「グラフィカルユーザインタフェース」の概要を参照ください。
ウィンドウ
「ウィンドウ」の例文・使い方・用例・文例
- 気晴らしのひとつとしてウィンドウショッピングを楽しむ人は多い。
- 右上にある『バッテン』のボタンが、ウィンドウを消すボタンだよ。
- 私は断然ウィンドウズ派。
- 私はマックを使っていてウィンドウズ95のファイルは読めません。
- ウィンドウズは、拡張子を付けないとファイルを読んでくれない。
- あそこのウィンドウの中にあるのを見せて下さい。
- ダイアログボックスを閉じるには、ウィンドウの右上にある X ボタンをクリックする必要があります。
- ショー・ウィンドウを飾り付ける
- ウィンドウ・ディスプレイは買物客を誘惑した
- ウィンドウまたはアプリケーションを、コンピュータのデスクトップから消す
- ショー・ウィンドウを見る
- アイコンやウィンドウの現れるグラフィカルユーザインタフェースにおけるスクリーン領域
- 1つ以上の開き窓を備えたウィンドウ
- ユーザに情報を要求するために一時的に現れる、グラフィカルユーザインタフェースにおける小さいウィンドウ
- 現在起動中のドキュメントの名がついているウィンドウ最上部にある水平のラベル
- ショー・ウィンドウに飾り付けをする人
- ゴールド・スークのショーウィンドウの中では,18金から24金のブレスレット,指輪,ネックレスがきらめいています。
- 同社はパソコンの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」の販売を開始し,市場の優位を占めるようになった。
- しかし,マイクロソフト社のウィンドウズOSを搭載したコンピュータが長い間マックよりもはるかに多くの人気を得ている。
- これにより,マックは処理速度が上がり,マック上でウィンドウズOSを起動することも可能になる。
ウィンドウと同じ種類の言葉
「ウィンドウ」に関係したコラム
MT4でFXやCFDのテクニカル指標を同じエリアに複数表示するには
MT4でFXやCFDのテクニカル指標を複数表示すると、次の図のようになります。上の図では、EUR/USDのチャート画面にMACD、RSI、ストキャスティクスを描画したものです。画面が4つに分割されて、...
-
FX(外国為替証拠金取引)のチャート分析ソフトMT4(Meta Trader 4)では、リアルタイムで為替レートの気配値を表示することができます。MT4で気配値を表示するには、MT4のメニューから「表...
-
VQは、為替レートの変動率をもとに売買タイミングを計ることができるテクニカル指標です。正式にはVolatility Qualityといいます。VQは、FX(外国為替証拠金取引)のチャート分析ソフトMT...
FXのチャート分析ソフトMT4でよく使うテクニカル指標をまとめて表示するには
FX(外国為替証拠金取引)のチャート分析ソフトMT4(Meta Trader 4)には、さまざまなテクニカル指標が表示できます。1つのチャート画面に複数のテクニカル指標を表示させることもできます。しか...
-
CFDの取引をデモ口座で体験するには、デモ口座を提供しているCFD業者に登録する必要があります。ここでは、GCIフィナンシャルの提供するデモ口座を使ってCFDの取引を体験してみます。GCIフィナンシャ...
-
CFDで自動売買するには、CFD業者の提供する取引ツールに自動売買の機能が付いていることが条件になります。2012年7月現在、自動売買の機能が付いている取引ツールを提供しているCFD業者はGCIフィナ...
- ウィンドウのページへのリンク