かた‐かな【片仮名】
読み方:かたかな
《「かた」は不完全の意で、漢字の一部分を用いるところから》万葉仮名として用いた漢字の偏(へん)・旁(つくり)・冠(かんむり)・脚(あし)など、その一部を取って作り出された音節文字。「阿→ア」「伊→イ」「宇→ウ」の類。平安時代に訓点が用いられるようになってから、その記入用として発達したが、現在では、主に外国語や擬声語・擬態語などの表記に用いる。大和仮名。五十音仮名。かたかんな。 →平仮名
かた‐かんな【片▽仮名】
片仮名
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/18 06:42 UTC 版)
五十音と撥音
注釈
出典
- ^ 『国語学大系』第四巻(厚生閣、1938年)および『新しき図案文字の描き方 初心者の為に』(国民書院、1940年)「片仮名の起源」(10頁)[1]参照。
- ^ 正倉院文書 御野国大宝二年戸籍(702年)、石神遺跡出土木簡(665年)における「牟」字の「ム」表記など。
- ^ 『三省堂大辞林』「平仮名」の項
- ^ 『三省堂大辞林』「片仮名」の項
- ^ 小松英雄 『徒然草抜書』〈『講談社学術文庫』947〉 講談社、1990年 ※第二章「うしのつの文字」
- ^ J・C・ヘボン 『和英語林集成』〈『講談社学術文庫』477〉 松村明解説 1989年 巻頭・付表
- ^ 「日本語の世界4:片仮名」『大辞林特別ページ』、三省堂 。 2022年5月17日閲覧
- ^ 万葉仮名|国史大辞典・日本国語大辞典・日本大百科全書・世界大百科事典|ジャパンナレッジ (japanknowledge.com) 2022年5月17日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 國語學大系 P.166-171 福井久蔵 1940年
- ^ a b c d 國語學大系 P.100 福井久蔵 1940年
- ^ a b c d e f g h i j k l 新井白石 『同文通考 中之三』
- ^ 國語史: 文字篇 P.248 山田孝雄 1937年
片仮名
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 08:04 UTC 版)
以下は、合字である。 読み画像文字Unicode字源トイフ - - 「ト云」の合字 トキ - - 「トキ」の合字 トテ - - 「トテ」の合字 トモ 𪜈 U+2A708 「トモ」の合字 ドモ ゙ 𪜈゙ - 「ドモ」の合字 ヨリ - - 「ヨリ」の合字 以下は、合字ではない。 読み画像文字Unicode字源イフ - - 「云」の草体 コト ヿ U+30fF 「事」の略体 シテ 𬼀 U+2CF00 「為」の略体 トキ - - 「時」の略体 ナリ 𬻿 U+2CEFF 「也」の草体
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片仮名
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 14:42 UTC 版)
「JIS X 0208」の記事における「片仮名」の解説
5区に収められる。86文字である。平仮名に対応する文字に加えて、「ヵ」、「ヶ」および「ヴ」が含まれる。
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