だく‐おん【濁音】
濁音
濁音
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/22 14:10 UTC 版)
いっぽうバ行に関してはハ行よりずっと安定的で、こうした多様な変化を見ることもないまま [b] 音を維持して今日に至っているとみられる。但し奈良時代は、バ行子音の幾つかが 有声両唇破擦音[b͡β]だったと推定する人もいる。 なお、一部の語彙ではバ行とマ行の間のゆらぎが見られる。「さびしい」に対する「さみしい」、「かぶる」に対する「こうむる」、「蛇」に対する方言の「へみ」、「薔薇」「茨」と、その古語にあたる「うまら」など。
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濁音
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 16:20 UTC 版)
日本語の濁音の頭子音は、話者にもよるが、一般に語頭および撥音の後では破裂音または破擦音に、撥音の後を除く語中または語尾では摩擦音に発音されることが多い(時期:ジキ→記事:キジ、動作:ドウサ→作動:サドウ、看板:カンバン→鞄:カバン)。少なくとも、撥音の後を除く語中・語尾の濁音は、語頭および撥音の後に比べればその閉鎖と破裂の度合いが弱まり、摩擦音に近くなる傾向がある(一部の方言では、前鼻音化により、語中・語尾の濁音が語頭の濁音より逆に閉鎖と破裂の度合いが強くなることがある)。ただし、ガ行音の場合、通常、語頭では破裂音に発音されるが、撥音の後では話者により鼻音(=鼻濁音)に発音される場合と破裂音に発音される場合があり、また、撥音の後を除く語中または語尾では鼻音に発音される場合と破裂音あるいは摩擦音に発音される場合がある(学習:ガクシュウ、見学:ケンガク、科学:カガク)。
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濁音
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/13 17:43 UTC 版)
小さい音、肝臓や心臓などの実質臓器で聴かれる。無気肺、胸水、腹水、胸膜炎、心嚢液貯留などが考えられる。
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濁音
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/07 22:32 UTC 版)
た行の仮名に濁点つけて表す濁音は、だ行の「だ」「ぢ」「づ」「で」「ど」であり、その頭子音の音素は/d/である。だ行各音の頭子音のうち、「だ」「で」「ど」は、文節の頭または撥音(「ん」)の後では有声歯茎破裂音[d]、それ以外では有声歯摩擦音[ð]またはそれに近い音(閉鎖密着度の弱い有声歯茎破裂音)に[要出典]、「ぢ」は文節の頭または撥音(「ん」)の後では有声後部歯茎破擦音[dʒ](「ち」の子音を有声化した音)、それ以外では有声後部歯茎摩擦音[ʒ](「し」の子音を有声化した音)またはそれに近い音(閉鎖密着度の弱い有声後部歯茎破擦音)に、「づ」は文節の頭または撥音(「ん」)の後では有声歯茎破擦音[dz](「つ」の子音を有声化した音)、それ以外では有声歯茎摩擦音[z](「す」の子音を有声化した音)またはそれに近い音(閉鎖密着度の弱い有声歯茎破擦音)に発音される。だ行のローマ字表記は日本式では da zi zu de do であり、ヘボン式では da ji zu de do である。 「ぢ」と「じ」、「づ」と「ず」の発音は、それぞれ音声学上同一であるので、現代仮名遣いでは、これらの音をそれぞれ同一音として扱い、一部の例外を除き、「ぢ」「づ」を使用せず、「じ」「ず」に統一して表記する。同様に、ぢゃ行の発音はじゃ行と同一であるので、現代仮名遣いでは、一部の例外を除き、じゃ行に統一して表記する。(さ行の記事参照)但し、他でもない「ぢ」と「づ」の表記が不採用になった原因(「じ」と「ず」の表記が不採用にならなかった原因)は、明らかではない。
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濁音
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/22 14:10 UTC 版)
「濁音」も参照 「は行」の各文字に濁点を付けた濁音「ば行」音の頭子音の音素はすべて有声音に統一しており/b/である。音声学上の発音は、文節の頭および撥音 (「ん」)の後では「ば」、「べ」、「ぼ」の頭子音は有声声門摩擦音[ɦ]ではなく有声両唇破裂音[b]、「ぶ」の頭子音ももちろん有声両唇摩擦音[β]ではなく有声両唇破裂音[b]、それ以外では有声両唇摩擦音[β]またはそれに近い音(閉鎖密着度の弱い有声両唇破裂音)であり(この場合、「ば」、「べ」、「ぼ」では有声声門摩擦音[ɦ]も含む)、「び」の頭子音は文節の頭および撥音 (「ん」)の後では有声硬口蓋摩擦音[ʝ]ではなく有声両唇硬口蓋破裂音(英語版)[bʲ]、それ以外では有声両唇硬口蓋摩擦音(英語版)[βʲ]またはそれに近い音(この場合、有声硬口蓋摩擦音[ʝ]も含む。閉鎖密着度の弱い有声両唇硬口蓋破裂音)である。したがって、「ば」、「び」、「ぶ」、「べ」、「ぼ」をは行を有声化して発音するなら、単語の音節が2つ以上で、それらの頭子音が第2音節以降にあるかを探して、その単語を発音すれば良い。「ば行」のローマ字表記は日本式、ヘボン式ともに ba bi bu be bo である。 濁音「ば行」は、外来語の[v](ドイツ語ならwの場合が多い)を表すのに使われることがある。そのドイツ語でのqの文字は、ふつうquとかqwという結合で用いられ、kwの綴りと同じ[kv]を表すため、「く」+「ば行」をくっつけて「くば」「くび」「くぶ」「くべ」「くぼ」を表すこともある。ヴの記事を参照。
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濁音
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/30 06:44 UTC 版)
さ行音の仮名に濁点をつけたざ行音(濁音)の頭子音(音素)は /z/である(音韻論)。音声学上は、「ざ」「ず」「ぜ」「ぞ」の頭子音は文節の頭または撥音や促音の後では有声歯茎破擦音 [d͡z](「ツ」の有声子音)が、それ以外では有声歯茎摩擦音 [z](「ス」の有声子音)またはそれに近い音(閉鎖密着度の弱い有声歯茎破擦音)が一般的であり、「じ」の頭子音は硬口蓋化して、文節の頭または撥音や促音の後では有声歯茎硬口蓋破擦音 [d͡ʑ] が(「チ」の有声子音)、それ以外では有声歯茎硬口蓋摩擦音 [ʑ](「し」の有声子音)またはそれに近い音(閉鎖密着度の弱い有声後部歯茎破擦音)になる。硬口蓋化しない外来音の [zi] を仮名で表す場合は、しばしば「ズィ」と表記される。ざ行音の日本式ローマ字表記は za zi zu ze zo、ヘボン式ローマ字表記は za ji zu ze zo である。
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濁音
出典:『Wiktionary』 (2018/07/06 05:14 UTC 版)
名詞
- 日本語において、か行/k/、さ行/s/、た行/t/、は行/h/のそれぞれの各音についての、が行/g/、ざ行/z/、だ行/d/、ば行/b/の各音。これらは前者が無声音で後者が有声音であるという関係を持つ(しかし、ば行はぱ行/p/の有声音である。)。これらは平仮名、片仮名に共通して存在するが、一般的には、片仮名のみでの用法として、ウに濁点をつけたヴ(ヴァ行/v/)も用いられる(これはファ行/f/の有声音)。清音のうち、か、さ、た、は行の各音に濁点(濁音符)をつけることで文字が成る。ただし、これ以外の清音に濁音符をつけたもの(例えば「あ゛」)も用いられることがある。
語源
対義語
関連語
翻訳
- 英語: voiced sound
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