ざ
「さ」の濁音。歯茎の有声破擦子音[dz]と母音[a]とからなる音節。[dza]
[補説] 清音「さ」に対する濁音としては、本来、歯茎の有声摩擦子音[z]と母音[a]とからなる音節[za]が相当するが、現代共通語では一般に[dza]と発音する。しかし、[za]とも発音し、両者は音韻としては区別されない。古くは[ʒa](あるいは[dʒa][dza])であったかともいわれる。室町時代末には[za]と発音され、近世江戸語以降[dza]と発音された。
ザ【the】
読み方:ざ
《英語の定冠詞から》名詞に付けて、その語のもつ性質・機能などを強調したり、普通名詞をその典型を表す固有名詞のように扱ったりする。広告文や映画・テレビ番組・雑誌記事のタイトルなどに「ザ‐バーゲン」「ザ‐商社」などと用いられる。
ざ【×坐】
読み方:ざ
[人名用漢字] [音]ザ(呉) [訓]すわる います
1 すわる。「坐臥(ざが)・坐禅・坐像/跪坐(きざ)・静坐」
2 すわる所。「坐席」
ざ【座】
ざ【座】
読み方:ざ
[名]
3 多くの人が集まっている席。集会の席。また、その雰囲気。「—に連なる」「—がさめる」
4 座る場所に敷く畳・円座・しとねなど。昔は、部屋の中は板敷きで、座る所にだけそれらを敷いた。
8 中世、朝廷・貴族・寺社などの保護を受け、座役を納める代わりに種々の特権を有した商工業者や芸能者の同業組合。
9 江戸時代、幕府によって設けられ、貨幣や度量衡など特定の免許品を製造した機関。「金—」「銀—」「枡(ます)—」「秤(はかり)—」
10 江戸時代、歌舞伎・人形浄瑠璃などで、官許された興行権の表象。また、その興行を行う場所。劇場。→座元
11 近世以降、演劇・演芸などの芸能に従事する人々が興行を行うために結成した団体・集団。
[接尾]
1 名詞に付く。
㋐劇場・映画館・劇団などの名に添える。「歌舞伎—」「スカラ—」「文学—」
2 助数詞。
ざ【挫】
座 (ざ)
ざ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/29 05:39 UTC 版)
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平仮名 | |
---|---|
文字 | ざ |
字源 | さに濁点 |
JIS X 0213 | 1-4-22 |
Unicode | U+3056 |
片仮名 | |
文字 | ザ |
字源 | サに濁点 |
JIS X 0213 | 1-5-22 |
Unicode | U+30B6 |
言語 | |
言語 | ja |
ローマ字 | |
ヘボン式 | ZA |
訓令式 | ZA |
JIS X 4063 | za |
発音 | |
IPA | zä |
種別 | |
音 | 濁音 |
かな | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
仮名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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濁点つき
半濁点つき
|
ざ、ザは、仮名のひとつであり、さ、サに濁点をつけた文字である。日本語の音節のひとつとして用いられ、1モーラを形成する。
日本語での発音
- 舌の先を上歯茎に近づけて、隙間から声を摩擦させて通すときに出る有声音(有声歯茎摩擦音)。または、いったん舌を上歯茎に付けて、離すときに、狭い隙間を作って摩擦した音を出す有声音(有声歯茎破擦音)、すなわち「つ」の子音の有声音である。それら二つの「ざ」の発音は、一般的に多くの日本語の話者は聞き分けることをせず、意味上の差異はない。個人差や状況による違いはあるが、語頭では破擦音[dza]となり、母音の後ろでは摩擦音[za]になることが多いと言われている[1]。
- 発音: ざ
ざ に関わる諸事項
- 「ザ」は、英語の定冠詞theを表し、日本語での直後の単語の強調として使用されることがある。
- 「ざ」は単体あるいは長音符と共に使用することにより雑音の擬音語として使用されることがある。
- 「ざ」は、打ち消しの助動詞「ず」に係助詞「は」をあわせた打ち消しの仮定を表す表現として使用される。
参考文献
- 加藤重広, 安藤智子 (音声学)『基礎から学ぶ音声学講義』研究社、2016年。ISBN 9784327377434。全国書誌番号:22771671。
関連項目
脚注
- ^ 加藤重広 & 安藤智子 2016, p. 71.
ざ
蓙
「ざ」の例文・使い方・用例・文例
- 「ご搭乗ありがとうございます」と客室乗務員が言った
- 耳ざわりな声
- いざ投票というとき彼は棄権した
- 雨が降る前になると,ひざの古傷が痛みだす
- 自分はまちがっていたと認めざるを得ない
- きざな態度
- 上司の指示をなおざりにするわけにはいかない
- 彼女の高慢さゆえに私たちは皆遠ざかっていった
- 彼はサッカーをやっていて右足首をねんざした
- 暖かい日ざしが春の訪れを告げています
- ご助力まことにありがとうございます
- 大ざっぱな見積もり
- やることがうんざりするほどある
- 我がチームは続けざまに5連勝した
- 「この考えをどう思う?」「まんざら悪くないね」
- 彼女は滑って転んでひざをガンと打った
- 彼を殴ってあざだらけにする
- 彼はことわざを引用しながら演説を始めた
- 彼を目の周りにあざができるほど殴った
- 油と水は混ざり合わない
ざと同じ種類の言葉
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