ざとは? わかりやすく解説

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「さ」の濁音歯茎有声破擦子音dz]と母音[a]とからなる音節。[dza

[補説] 清音「さ」に対す濁音としては、本来、歯茎有声摩擦子音[z]と母音[a]とからなる音節za]が相当するが、現代共通語では一般にdza]と発音する。しかし、[za]とも発音し両者音韻としては区別されない古くは[ʒa](あるいは[dʒa][dza])であったかともいわれる室町時代末には[za]と発音され近世江戸語以降dza]と発音された。


ザ【the】

読み方:ざ

《英語の定冠詞から》名詞に付けて、その語のもつ性質機能など強調したり、普通名詞をその典型を表す固有名詞のように扱ったりする。広告文映画・テレビ番組雑誌記事タイトルなどに「ザ‐バーゲン」「ザ‐商社」などと用いられる


ざ【×坐】

読み方:ざ

人名用漢字] [音]ザ(呉) [訓]すわる います

すわる。「坐臥(ざが)・坐禅坐像跪坐(きざ)・静坐

すわる所。「坐席

いながらにして。何もせずに。「坐視

かかわり合いになる。「連坐

[補説] もと、「坐」は主にすわる動作に、「座」はすわる場所に用いた。新表記では「座」に書き換える

難読胡坐(あぐら)・憑坐(よりまし)


ざ【座】

読み方:ざ

[音](呉) [訓]すわる います

学習漢字6年

すわる所。また、会合の席。「座興座席座右(ざゆう)/王座講座首座上座即座中座当座末座満座

すわる。「座業座高座禅正座静座

物を置く台。「台座砲座

星の集まり。「星座天秤座(てんびんざ)」

神体を置く所。「遷座鎮座

中世商工業組合。「材木座

近世貨幣鋳造した所。「金座銀座

興行場所。興行団体。「座員一座前座

名のり]おき・くら

難読]出(い)で座(ま)し・狩座(かりくら)・高御座(たかみくら)


ざ【座】

読み方:ざ

【一】[名]

座る場所。座席。「—を占める」「—に着く」

地位。「妻の—」「権力の—」

多くの人が集まっている席。集会の席。また、その雰囲気。「—に連なる」「—がさめる」

座る場所に敷く畳・円座・しとねなど。昔は、部屋の中は板敷きで、座る所にだけそれらを敷いた

物を据えておく場所。台座。「仏の—」

金具の下につける飾り座金(ざがね)。

神仏教えなどを講義する所。「談義の—」

中世朝廷貴族寺社などの保護を受け、座役納める代わりに種々の特権有した商工業者芸能者同業組合

江戸時代幕府によって設けられ貨幣度量衡など特定の免許品を製造した機関。「金—」「銀—」「(ます)—」「秤(はかり)—」

10 江戸時代歌舞伎・人形浄瑠璃などで、官許され興行権表象また、その興行を行う場所。劇場。→座元

11 近世以降演劇・演芸などの芸能従事する人々が興行を行うために結成した団体・集団

【二】接尾

名詞に付く。

劇場映画館劇団などの名に添える。「歌舞伎—」「スカラ—」「文学—」

星座の名に添える。「(さそり)—」「オリオン—」

助数詞

劇場などの数を数えるのに用いる。「江戸三—」

祭神仏像などの数を数えるのに用いる。「弥陀三—」

里神楽の曲の数を数えるのに用いる。「一二神楽

高い山の数を数えるのに用いる。「一四—ある八〇〇〇メートル峰一つ


ざ【挫】

読み方:ざ

常用漢字] [音](慣) [訓]くじく くじける

くじいていためる。「挫傷捻挫(ねんざ)」

途中でつまずく。くじける。「挫折頓挫(とんざ)」


座 (ざ)


ざ 【座】

神道祭神や、仏教坐像仏像数える語。また、里神楽で曲を数える語。→ 宮座

ざ【座】

足元根張りの芸の一つで、細かく岐れた根が横に薄く広がっている様子盤根四方広がり癒着して盤状になった根)もしくは盤根なりかけている根の状態。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/29 05:39 UTC 版)

平仮名
文字
字源 に濁点
JIS X 0213 1-4-22
Unicode U+3056
片仮名
文字
字源 サに濁点
JIS X 0213 1-5-22
Unicode U+30B6
言語
言語 ja
ローマ字
ヘボン式 ZA
訓令式 ZA
JIS X 4063 za
発音
IPA
種別
濁音
「ざ」の筆順
「ザ」の筆順

は、仮名のひとつであり、に濁点をつけた文字である。日本語音節のひとつとして用いられ、1モーラを形成する。

日本語での発音

  • 舌の先を上歯茎に近づけて、隙間から声を摩擦させて通すときに出る有声音有声歯茎摩擦音)。または、いったん舌を上歯茎に付けて、離すときに、狭い隙間を作って摩擦した音を出す有声音(有声歯茎破擦音)、すなわち「」の子音の有声音である。それら二つの「ざ」の発音は、一般的に多くの日本語の話者は聞き分けることをせず、意味上の差異はない。個人差や状況による違いはあるが、語頭では破擦音[dza]となり、母音の後ろでは摩擦音[za]になることが多いと言われている[1]
  • 発音 [ヘルプ/ファイル]

ざ に関わる諸事項

  • 「ザ」は、英語の定冠詞theを表し、日本語での直後の単語の強調として使用されることがある。
  • 「ざ」は単体あるいは長音符と共に使用することにより雑音擬音語として使用されることがある。
  • 「ざ」は、打ち消しの助動詞「ず」に係助詞「は」をあわせた打ち消しの仮定を表す表現として使用される。

参考文献

関連項目

脚注


出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 07:34 UTC 版)

発音(?)

IPA: /za/又はIPA: /tˢa/

接頭辞

  1. 英語の冠詞the発音似ていることから)(通常片仮名用いて名詞の頭につけてその名詞強調する

漢字

文字コード


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「ざ」の例文・使い方・用例・文例

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