製造について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 05:10 UTC 版)
メーカー 「Category:銃器メーカー」を参照 国からガンスミスの資格と国ごとの製造資格(アメリカであれば連邦銃火器免許(英語版))を取得し、製造の届け出をアルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局等に行って製造する。改造する場合も、新たな銃を作る扱いになるのでメーカーや国家機関に確認が必要になる。 日本においては武器等製造法に手続きなどが定められており、例外はあるものの、武器製造事業者の資格者が作る武器についての書類を経済産業大臣に提出して許可してもらわねばならない。 サミュエル・コルト、コルト・ファイヤーアームズ ホーレス・スミス、ダニエル・ベアード・ウェッソン、スミス&ウェッソン ジョン・ブローニング、ブローニング・アームズ、FNハースタル ニコライ・フョードロヴィチ・マカロフ(ロシア語版) 、イジェフスク機械工場 シグ・ザウエル(英語版) ヘッケラー&コッホ ファブリカ・ダルミ・ピエトロ・ベレッタ 非メーカー製 自作・密造したものを総称してジップ・ガンという。 以下に例を示す 2013年に米国テキサス州の非営利団体「ディフェンス・ディストリビューテッド」が3Dプリンターを使用して拳銃を製作するための設計図をインターネットで公開した。この銃は「リベレーター」と名づけられ、設計図をダウンロードすることで3Dプリンターによりプラスチック製の拳銃を作ることが可能である。これにより対面販売と異なり誰でも身元調査なしに銃器を手に入れることが可能で、凶悪犯、テロリスト、精神的に重い病を抱えた人、子どもなども銃を入手できるようになるという懸念が強まっている。また、作成された銃はプラスチック製であるため金属探知機に感知されず、安全保障面での問題も指摘されている。設計データはのちに削除されたが、YouTubeなどでそういった銃の設計についての画像が公開されている。 日本では2014年5月8日、3Dプリンターを使い樹脂で製作した拳銃を警察への届け出なしに所持したとして、川崎市在住の湘南工科大学職員の男性が拳銃の不法所持(銃刀法違反)容疑で逮捕された。警察が男性の自宅を家宅捜索した際、同様の拳銃らしきもの5丁が見つかり押収。そのうちの2つは鑑定した結果、殺傷能力のあるものとみなされた。男性は「拳銃は自宅にある3Dプリンターで印刷し、自分で作ったが、違法だとは思っていなかった」としている。3Dプリンターを使った拳銃の複製品での押収・検挙はこの事件が日本初である。
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