職人とは? わかりやすく解説

しょく‐にん【職人】

読み方:しょくにん

自分技能によって物を作ったり、加工したりすることを職業とする人。大工左官表具師など。

1から)特定の分野技術者技師整備士など。

比喩的に確かな技術優れた技能をもった人。その道専門家。「バントの—といわれる野球選手」「この店の彼女はおいしいコーヒーをいれる—だ」

「職人」に似た言葉

職人

作者佐多稲子

収載図書白と紫―佐多稲子自選短篇集
出版社学芸書林
刊行年月1994.12


職人

作者ミス・リード

収載図書学校40人―ミス・リード小品集
出版社日向
刊行年月2003.11


職人

作者谷口一

収載図書江岸に吹く風
出版社日本民主主義文学会
刊行年月2008.12
シリーズ名民主文学


職人

読み方:しょくにん

  1. 窃盗常習者。〔第二類 人物風俗
  2. 窃盗常習者を云ふ。
  3. 窃盗常習者。
隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

職人

読み方:ショクニン(shokunin)

所在 京都府舞鶴市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

職人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/22 23:33 UTC 版)

彫刻の職人(アルゼンチン
大阪町工場の職人

職人(しょくにん、英語: craftsmanフランス語: artisan)とは、自ら身につけた熟練した技術によって、手作業で物を作り出すことを職業とする人のことである。

日本では歴史的に彼らを尊ぶ伝統があり、大陸より帰化した陶芸工や鉄器鍛冶士分として遇された。

彼らの持つ技術は職人芸(しょくにんげい)とも呼ばれる。

「職人」は主に工業として製品を作る人間を指すことが多く、陶磁器などでも芸術作品として作る者を一般に「陶芸家」と呼ぶように、美術工芸分野では「作家」という扱いである。

概要

産業革命以前には、職人が生産活動の中心となっていた。技術は主に徒弟制度によって伝承されており、職場を訪ね親方の許しを得て弟子入りし、年季奉公をすることが通例であった。技は手取り足取り親方が弟子に教えるのではなく、簡単な作業や雑用を行う合間に盗むものとされ、一人前になるには数年から数十年を要する場合すらあった。

しかし、近年の経済・社会・産業・生活様式の変化に伴い、従来の厳しい徒弟制度の下で職人を目指す若者は激減しており、そのあり方は大きな変革を迫られている。

日本における職人

職人の歴史

『七十一番職人歌合』

日本では古代から様々な職人が存在し、王権国家の成立・経済社会の発展により商工業が成立し、日常生活から神事など宗教活動に到るまで様々な諸職人が誕生した。中近世期も引き続き経済社会の発達により職人分化が進み、中世期の職人の実態については不明な点が多いが、このころには職人歌合類など文学作品において様々な職種の職人の姿が描かれ、職人歌合は朝廷や貴族に従属する職人を和歌によって結縁させ、怨霊鎮魂など呪術的意図によって作成されていたと考えられている[1]。また、職人歌合類は時代の変遷とともに描かれる職種が増加していることから社会の変遷を反映した歴史資料としても活用されている。

中世後期から近世には戦国大名などの地域権力や織豊政権から江戸幕府に至る統一権力が出現し、諸職人も領主権力に把握され諸役免除などの特権を得て奉仕を行った。江戸時代には経済社会・都市の発達に伴い職人はさらに分化し発展した。の御用職人を「十職」といい、大工・畳屋・木びき・紺屋・桧物師・塗師・桶師・鍛冶・屋根職・瓦師を指す[2]。また、近世期には専門的な職人のほか、在方において農間余業として行う零細な商職人活動を行う場合もあり、様々な職人が存在していた。

研究史においては戦後期に歴史学をはじめ美術史国文学など様々なアプローチから歴史的な職人の位置づけが注目され、歴史学では網野善彦らが日本社会における職人の位置づけについて研究を展開し、国文学・美術史においても職人歌合類をはじめ洛中洛外図浮世絵などにおける職人の描かれ方が注目されている。

現代の職人

現在では、手工芸品(特に伝統的工芸品)を作る人や大工左官庭師経師屋(表具師)建具指物石屋・竹芸・塗装・保温板金工・家具木工・硝子・飾り職・蒔絵螺鈿・組子・目立て箪笥といった手工業の職人のほか、例外的なものとしては食品を扱う「寿司職人」、また、特に優れた金属加工技術を有する者を職人と呼ぶ。

「職人気質」(しょくにんかたぎ)という言葉がある。これは「自分の技術を探求し、また自信を持ち、金銭や時間的制約などのために自分の意志を曲げたり妥協したりすることを嫌い、納得のいく仕事だけをする傾向」、「いったん引き受けた仕事は利益を度外視してでも技術を尽くして仕上げる傾向」などを指す。

建築分野に於ける職人の減少は著しいが、その要因の一つに後継者不足の他、海外から輸入されたツーバイフォー工法や、プレハブ工法など、伝統的技術を要しない工法が大手ハウスメーカーなどにより普及した事が挙げられる。[要出典]

しかしながら高度に精密な加工を要求される機械時計の製作や宇宙工学の分野では依然、高い技能を持った職人の存在が不可欠である。たとえばiPodの背面部分の鏡面加工されたステンレスは、日本(新潟県燕市)の町工場の職人による加工が行われている。

また、名工の中にはいわゆる人間国宝に認定されたり、叙勲される者もいる。手工芸分野の人間国宝には、日本工芸会の推薦が必要とされている。その他彼らに対する大臣表彰や地方自治体表彰などもある。

脚注

  1. ^ 岩崎佳枝『職人歌合-中世の職人群像-』平凡社〈平凡社選書〉、1987年12月。ISBN 4582841147
  2. ^ 『浜松城物語-家康から現代まで-』(読売新聞浜松支局編、1978年)p.135.十職の中で大工が一番多かったとする。

参考文献

関連項目

外部リンク


職人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/24 23:41 UTC 版)

大水滸シリーズの登場人物」の記事における「職人」の解説

主に梁山泊内の工房生産・製作を担当拠点建設修理のほか造船兵器開発にも携わるなど、仕事多岐にわたる最終決戦時には多くの職人が、水軍への転属という形で梁山泊から脱出させられた。 湯隆金銭豹子) 鍛冶担当1072年生まれ身長 - 170cm、体重 - 75kg。 (水滸伝熟練鍛冶屋鍛冶の際に飛び散る火花により、顔や体に小さな水疱の後がある。梁山泊前身となる梁山湖の山寨にいたが、王倫逆らったため投獄されていた。晁蓋たちの梁山泊旗揚げにより出獄し以降は、史進鉄棒凌振大砲安道全医療器具など様々な武具道具製作する。字は読めないが、語り合うほどに鍛冶技術向上に余念無く配合率を記した独自の帳面を持つ。梁山泊で特に忙しい職人の一人梁山泊崩壊時に武器を執って官軍の上部隊戦い負傷し安道全の手術を受けていたが、その最中敵兵侵入安道全殺害されたためそのまま死亡。 『楊令伝』で弟子高平登場湯隆から鍛冶教わった経緯振り返り、師を超える鍛冶屋になることを目指している。 李雲青眼虎) 建築担当1067年生まれ身長 - 170cm、体重 - 70kg。 (水滸伝大工の棟梁。赤い髭と僅かに青い色の目を持つ。妻と通じた金持ち殺害して梁山湖の山寨逃げ込み湯隆同じく王倫逆らって投獄されていた。梁山泊旗揚げ後兵舎や各拠点建設活躍重装備部隊兵器開発造船担当阮小二仕事にも関わる自分の名前と旗に書かれ替天行道の字以外は読めず、志にも興味が無いが梁山泊に対しては強い愛着を抱く。梁山泊規模拡大に伴い、後に部下たちを各拠点派遣する梁山泊崩壊時に武器を執って戦い戦死。 『楊令伝』で弟子劉策登場劉策梁山泊の湖寨が陥ちる際に李雲が宋軍に怒っていたこと、自分にとっては父親以上だったことを楊令語っている。

※この「職人」の解説は、「大水滸シリーズの登場人物」の解説の一部です。
「職人」を含む「大水滸シリーズの登場人物」の記事については、「大水滸シリーズの登場人物」の概要を参照ください。

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職人

出典:『Wiktionary』 (2021/10/09 14:46 UTC 版)

この単語漢字
しょく
第五学年
にん
第一学年
音読み

名詞

しょくにん

  1. 自分持っている技術技能で、手作業にて物を作る職業

類義語

翻訳

形容動詞

活用


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