左官とは?

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さ‐かん〔‐クワン〕【左官】

宮中修理する職人木工寮の属(さかん)として出入り許したところから》壁塗り職業とする人。かべぬりしゃかん


しゃ‐かん〔‐クワン〕【左官】

⇒さかん(左官)


左官

分類日本標準職業分類(平成21[2009]年12月統計基準設定) > 建設・採掘従事者 > 建設従事者建設躯体工事従事者を除く) > 左官
説明土・モルタル・プラスタ・漆くい(喰)の壁材料用いて壁塗りなどの仕事従事するものをいう
事例左官;左官手元壁塗り工;木舞かき工;モルタル塗り工;漆くい(喰)塗り

左官

読み方サカン

概要解説 家屋には必ず壁があります。壁は建物構造を保つとともに美しさ表現しています。この壁を塗るのが左官の仕事です。左官仕上げには、湿度・温度自然の中で調整人間健康管理をしていること、火災時に防火性が高く人命財産を守っていること、塗り壁素材無機質材が多いため人体汚染しないこと、建物美装性に富んでいることなどといった優れた特徴あります。左官は一人前になるまでは5年から7年修行が必要とされ、奥義極めよとすれば10年以上かかるといわれてきました。しかし、現在では技術革新おかげで仕事難しさはかなり軽減されてきたようです。その一方で壁の種類が増え、新し技術が必要になってきています。 必要な能力資格など 左官になるには、特に学歴資格は必要ありません。昔は親方弟子入りして雑用をつとめ、こて磨き才取り、土こねをやり、それからやっと塗り方になるという段階を経て技術習得したものですが、現在では入職後、職業訓練校で学んだり、現場実地作業しながら仕事を教わって技能を身に付けていきます。具体的には、中学または高校卒業後、左官の事業所就職し、見習いになりながら認定高等職業訓練校修行するというケース一般的ようです。左官の技能を示す資格として技能検定があり、建設省定めでは延べ面積3000平方メートル上の現場には、1級左官技能士常駐義務付けているため、検定制度に関する関心は高いといえるでしょう関連する職業

左官

建物の壁や床、土塀などを、鏝を使って塗り仕上げ職種のこと。

左官(漆喰塗)

主名称: 左官(漆喰塗
ふりがな さかん(しっくいぬり)
認定区分 個人
種別 建造物
選定年月日 1998.06.08(平成10.06.08)
解除年月日
解説文:  左官は土壁漆喰壁を塗る技術で、土壁下地の上荒壁塗、中塗塗り重ね上塗によって壁表面仕上げる。漆喰壁は上塗代表的な例である。左官技術は壁の表面美しく仕上げることと、いかに耐久性のある壁を造るかが技術上の最重要課題であり、日本伝統的建築意匠上の重要な要素ともなっていて、わが国文化財建造物修理に欠くことができない中世以前は泥工【でいこう】、壁塗り、壁大工等の呼称呼ばれていたが、近世初頭ころからしだいに左官の名称が使われるようになった。とくに江戸から明治時代にかけて、漆喰塗技術最盛期迎える。亀裂剥落を生じない耐久性のある漆喰壁を造るには、土、石灰、すさ、のり等の材料吟味調合方法、塗ったときの水引加減などが関係し、これらの見極めには豊富な経験が必要である。近年プラスター塗りなどの安価で簡単な施工方法一般化し、伝統的漆喰塗技術は失われつつあり、早急に保護を図る必要がある

左官(古式京壁)

主名称: 左官(古式京壁
ふりがな さかん(こしききょうかべ)
認定区分 個人
種別 建造物
選定年月日 2001.07.12(平成13.07.12)
解除年月日
解説文:  左官は建造物修理にとって欠くことのできない技術であり、書院建築茶室に用いられる京壁と、城郭土蔵に使われる漆喰壁【しつくいかべ】などがある。京壁は、古来より色土を豊富に産する畿内中心に発展し、様々な建造物使用されてきた。その仕上げには地域ごとに固有の色土などを用い、色合い施工方法多様であることから、様々な技法発達し、建造物内外観を特徴づける重要な要素となっている。また、意匠上のみでなく構造的にも重要な部位であり、文化財修理においては美しくかつ強い壁の製作が常に求められるそのためには下地となる竹や藁縄わらなわ】、土壁構成する土、〓【すき】などといった材料吟味施工時においては壁の水引き加減の見極め、鏝【こて】使いなど多彩な技法に応じた技量が必要で、それには豊かな経験に基づいた高度な習熟不可欠である。
 また近年一般建設業界で湿式工法需要減少しているために、伝統的京壁の左官技術体得した技能者激減する傾向にあり、早急に技術保存後継者育成を図る必要がある
 なお、近年新築工事多用されつつある薄付け仕上塗材【しあげぬり】材を用いた工法京壁呼ばれているので、選定名称については左官(古式京壁)とし、伝統的工法であることを示す。

左官(日本壁)

主名称: 左官(日本壁
ふりがな さかん(にほんかべ)
認定区分 団体
種別 建造物
選定年月日 2002.07.08(平成14.07.08)
解除年月日
解説文:  左官の職名近世初期には見られ、それ以前には「泥工【でいこう】」「壁塗り」とも称された。わが国伝統的左官技術には、表面を土で仕上げ古式京壁きょうかべ】と、漆喰しっくい仕上げとする漆喰壁があり、日本壁総称される。
 良質日本壁を製作するためには、各種素材吟味から施工まで高度な熟練が必要であり、文化財建造物修理においては、製作された壁の強度美観修理工事良否大きく影響する。しかし、日本壁製作のような湿式工法には十分な工期熟練が必要であるため、近年一般建築においては乾式工法主流となっている。また湿式工法についても、モルタル下地のうえに合成樹脂資材仕上げ工法などが一般化していることから、良質日本壁を製作できる技術者激減している。
選定保存技術(団体)のほかの用語一覧
工芸技術:  玉鋼製造  苧麻糸手績み  阿波藍製造
建造物:  左官  建造物修理  建造物彩色  建造物装飾

左官

読み方
左官さかん

左官

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/05 14:46 UTC 版)

左官(さかん)とは、建物土塀などを、こてを使って塗り仕上げる仕事、またそれを専門とする職種のこと。「しゃかん」ともいうこともある[1]2020年「伝統建築工匠の技:木造建造物を受け継ぐための伝統技術」がユネスコ無形文化遺産に登録され、この中に「左官(日本壁)」が含まれている[2]


  1. ^ 語源由来辞典
  2. ^ 「伝統建築工匠の技:木造建造物を受け継ぐための伝統技術」のユネスコ無形文化遺産登録(代表一覧表記載)について”. 文化庁 (2020年12月17日). 2021年6月5日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i 間宮良行『家を建てる前に読む住まいの仕組み事典』西東社、2013年、149頁
  4. ^ 現代建築職人事典編集委員会「左官」『現代建築職人事典』工業調査会,p131


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