土壁(つちかべ)
土壁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/09/08 01:21 UTC 版)
補強用に藁も塗り込められている。
土壁(つちかべ)は、土を用いて作られた壁の総称。世界的には日干し煉瓦を積み上げたり、型枠内に土を入れて突き固める版築であることが多いが、日本の土蔵などにみられるものは壁土を塗り重ねた壁構法である[1]。
工法
Norman Davey著『建築材料の歴史』では、土壁をせき板や型枠を用いない方法、せき板や型枠を用いる方法、土(粘土)のブロックを積み上げる方法、泥で煉瓦を作り予め乾燥させて用いる方法の4種類に分ける[2]。
特に、せき板や型枠を用いる方法は、古代アイルランドでは籠枠を使って円形住居が作られたほか、ローマ時代の建築にもこの方法を使ったものがある[2]。木の板や丸太などを並べて仕切った空間に土を詰めて突き固める中国や日本の版築もこの方法にあたる[2]。日本では一般的に竹の骨組みを縄で組み(竹小舞、たけこまい)、藁などを練り込んだ土で塗り込めた壁を土壁ということが多い[3]。
フランスのピゼ(Pise de terre)も木枠を使って土を入れて突き固めたものである[2]。このピゼには、木で作った軸組の間に藁を混ぜた泥土を充填したものと、小石や砂利を下地に泥土を仮枠に詰めて突き固めて作ったものがある[4]。
一方、ペルシア語でチネ(chineh)、アラビア語でタウフ(tauf)またはトウフ(touf)と呼ばれる土壁は、せき板や型枠を使わずに切り藁や積草を泥と混ぜて固めたものである[2]。
構造
工程
以下は小舞(木舞[5])を組んで塗り重ねる構造での説明である。
様式と技術
ギャラリー
脚注
- ↑ 山田宮土理. “壁のなかから伝わる職人の息づかい・心づかい”. 日本左官業組合連合会. 2026年8月16日閲覧。
- 1 2 3 4 5 松谷敏雄「ピゼとチネ - 泥壁考序説 -」『東洋文化研究所紀要』第58巻、43-92頁。
- ↑ “土壁”. 特定非営利活動法人スーパーコンポジット研究会. 2021年8月10日閲覧。
- ↑ 太田邦夫、浅井賢治、丸山純、羽生修二「住居における木造架構の比較研究(4)」『住宅建築研究所報』第10巻、一般財団法人 住総研、1984年、279-298頁、doi:10.20803/jusokenjo.10.0_279。
- 1 2 3 “用語の説明”. 早稲田大学. 2026年8月16日閲覧。
- ↑ 字通,世界大百科事典内言及, 日本大百科全書(ニッポニカ),家とインテリアの用語がわかる辞典,リフォーム用語集,デジタル大辞泉,精選版 日本国語大辞典,普及版. “土壁とは”. 2022年5月28日閲覧。
- 1 2 3 左官 公開日:2008年3月、出版社:職業訓練教材研究会、編集者:職業能力開発総合大学校基盤整備センターp.30-31
- 1 2 日経クロステック(xTECH). “土壁はどうやって地震力に抵抗する?”. 日経クロステック(xTECH). 2022年5月30日閲覧。
関連項目
土壁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 01:06 UTC 版)
バタフナイを投げつけると一定時間突き刺さって足場になる。続けて刺したい場合は、刺したバタフナイの上で次のバタフナイを待つとよい。
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