高床土壁塗双倉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/11 09:46 UTC 版)
史跡のほぼ中央にある最大級の建物の高床土壁塗双倉(ならびくら)は、床面積125m2を超す大型倉庫である。復元に際し、法隆寺網封蔵を参考に土壁と茅葺にされている。 古代の文献により、郡衙において中心的で巨大な正倉は法倉と呼ばれ、土壁構造が多かったと推定される事から、土壁で復元された。現存する古代の土壁の倉として奈良県の法隆寺封蔵を参考にしている。そして、遺跡東南隅の2棟が双倉になる可能性があるため、同蔵と同じ双倉構造にしている。屋根は、本遺跡の瓦出土量が少なく、瓦葺建物は考えにくいことから茅葺になった。
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