文献とは? わかりやすく解説

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ぶん‐けん【文献】

読み方:ぶんけん

《「献」は賢人の意》

昔の制度文物を知るよりどころとなる記録言い伝え文書

研究上の参考資料となる文書書物。「参考—」


参考文献

(文献 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/27 14:44 UTC 版)

参考文献(さんこうぶんけん、: reference, works cited, bibliography など)とは、記事書籍・学術論文執筆など、著述を行う際に参考にした図書や文献、新聞記事、またはその書誌事項を記したもの。参考や引用を行った出所を出典(しゅってん、: source, citation)という。

解説

巻末(尾注)や本文中(脚注)に書き記される。一般図書などでは書名、出版年月日、引用・参考ページなどがある。雑誌論文の引用時には雑誌名も記される。最近はインターネットの普及により参考サイトのURLが記されることが増えている。日本の科学技術関連の書誌情報の記述の指針として科学技術振興機構 (JST) の科学技術情報流通技術基準 (SIST) がある。

「参考」や「引用」(著作権法32条)を使用する場合は出典を明示しなければならない。

国立情報学研究所の学術情報データベース「CiNii(サイニィ)」では、参考文献となりうる学術論文や図書・雑誌、所蔵している図書館などが検索できる[1]

方式

英文

  • ハーバード方式(著者名・発行年方式)- 著者の姓と発行年に基づいて示す方式。
  • バンクーバー方式(引用順方式)- 参考文献と本文を引用順の文献番号で関連付け、参考文献の列挙を引用順に行う方式。

参考文献の重要性

学術論文や書籍の執筆などにおいて、他者の意見や研究成果、周知の事実の確認等のために参考文献は重要である。

研究の場合、過去の誰かの先行研究と、自身の研究内容が重複しないようにする確認や、過去にいかなる研究がいかなる論証・プロセスを経て行われ、現在の学説や理論が構築されてきたかを概観する「研究史の整理」、またその後の分析、解釈の段階にいたるまで、参考文献は極めて重大な役割をもっている[2][3][4]

出典

  1. ^ CiNii. “論文詳細表示画面の使い方”. CiNii マニュアル. 2022年7月13日閲覧。
  2. ^ Howard 2012, pp. 199–220.
  3. ^ 村上 2019, pp. 31–79.
  4. ^ 村上 2019, pp. 167–182.

参考文献

関連項目

外部リンク


文献(和文)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/10 09:48 UTC 版)

イサーク・ティチング」の記事における「文献(和文)」の解説

鳥井裕美子「ティツィング─オランダ最初日本学者」、『九州蘭学 越境交流』、133-137頁。 ヴォルフガング・ミヒェル鳥井裕美子・川嶌眞人 共編。(京都思文閣出版2009年)。ISBN 4784214100 イザーク・ティチング、沼田次郎訳『ティチング日本風俗図誌』(新異国叢書雄松堂書店1980年横山伊徳編訳オランダ商館長の見た日本 ティツィング往復書翰集』吉川弘文館2005年2月日蘭交流遺聞 朽木昌綱イサーク・チチング交換書簡集根本惟明訳著、1998年8月、※自費出版で、福知山市役所図書館購入可能。 「チチング宛蘭文書簡集」(1785年-1790年長崎通詞中川淳庵朽木昌綱ほか

※この「文献(和文)」の解説は、「イサーク・ティチング」の解説の一部です。
「文献(和文)」を含む「イサーク・ティチング」の記事については、「イサーク・ティチング」の概要を参照ください。

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文献

出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 05:47 UTC 版)

名詞

ぶんけん

  1. 制度文物を知るための記録
  2. 参考となる書物文書

発音(?)

ぶ↗んけん

関連語


「文献」の例文・使い方・用例・文例

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