防火壁とは? わかりやすく解説

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ぼうか‐へき〔バウクワ‐〕【防火壁】

読み方:ぼうかへき

火災延焼を防ぐために設け耐火構造の壁。


ぼうかへき 防火壁 fire division wall


防火区画

(防火壁 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/17 08:39 UTC 版)

防火区画(ぼうかくかく)とは、建築基準法に定められた区画で、火災時に火炎が急激に燃え広がることを防ぐためのものである。準耐火建築物及び耐火建築物に求められるもので、技術的基準は建築基準法施行令第112条に定められている。


  1. ^ 防火戸の前に荷物を置いたり、常時閉鎖型の防火戸を固定するなど、防火戸が作動しない状態にすることは、人命にかかわる重大な危険を生じるため、けして行ってはならない。雑居ビル火災の項目も参照のこと
  2. ^ 建築基準法においては、階段は火災の発生しない場所であると想定され、排煙設備も備えられない。階段は小規模の火災でも使用不能となるため、火災が発生した際の対処を考えるよりも、火災を発生させないこと、万が一発生した場合は別の避難経路を使用することを考えたほうが現実的である。こうした理由から、階段には可燃物を保管してはならない。また、重要な避難経路であるため、たとえ可燃物でなくとも、階段を倉庫にして避難の支障としてはならない。


「防火区画」の続きの解説一覧

防火壁

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/02 02:09 UTC 版)

防火区画」の記事における「防火壁」の解説

防火区画似た概念が防火壁である。これは、準耐火建築物でも耐火建築物でもない一定上の面積建築物備えられる建築基準法第26条規定され技術的基準建築基準法施行令113条に定められている。 防火壁は、耐火構造であるだけでなく、その壁自体自立できることを求められる火災によって片方部分燃え落ちても、防火壁自体残って類焼を防ぐためである(準耐火建築物耐火建築物は、主要構造自体火災耐える構造のため、燃え落ちて防火区画崩れることは想定されない)。 なお、大面積の建築物そもそも厳し防火避難規定求められるため、通常は準耐火ないし耐火建築物として設計される。この事情から、実際に防火壁を備えた建築物を見ることは希である。 しばしば見られる事例として、古い木造療養所長い渡り廊下に防火壁が備えられるものがある。こうした建築物建築され当時は現在よりも防火避難規定緩く、また療養所自体求められる快適設備少なかったなどの理由から、平屋平方向に広い木造療養所は、けして非現実的なものでは無かったのである施設性質上、建物間をつなぐ渡り廊下吹きさらしにはできず、全て外壁によって囲まれた。この形式は、渡り廊下火災時に導火線になって広い部分類焼させるおそれがあるが、この渡り廊下を防火壁で区画することで問題解決しているのである。さらに、渡り廊下であれば防火壁は小さなものですむ(幅、高さともに数メートル程度の壁でよい)という利点もある。 現在では、こうした療養所は準耐火ないし耐火鉄筋コンクリート造とするのが通常であるため、このような防火壁を見る機会少なくなっている。

※この「防火壁」の解説は、「防火区画」の解説の一部です。
「防火壁」を含む「防火区画」の記事については、「防火区画」の概要を参照ください。

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