古式京壁とは? わかりやすく解説

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左官(古式京壁)

主名称: 左官(古式京壁)
ふりがな さかん(こしききょうかべ)
認定区分 個人
種別 建造物
選定年月日 2001.07.12(平成13.07.12)
解除年月日
解説文:  左官は建造物修理にとって欠くことのできない技術であり、書院建築茶室用いられる京壁と、城郭土蔵使われる漆喰壁【しつくいかべ】などがある。京壁は、古来より色土を豊富に産する畿内中心に発展し様々な建造物使用されてきた。その仕上げには地域ごとに固有の色土などを用い色合い施工方法多様であることから、様々な技法発達し建造物内外観特徴づける重要な要素となっている。また、意匠上のみでなく構造的に重要な部位であり、文化財修理においては美しくかつ強い壁の製作が常に求められる。そのためには下地となる竹や藁縄わらなわ】、土壁構成する土、〓【すき】などといった材料吟味施工時においては壁の水引き加減の見極め、鏝【こて】使いなど多彩な技法に応じた技量が必要で、それには豊かな経験基づいた高度な習熟不可欠である。
 また近年一般建設業界で湿式工法需要減少しているために、伝統的な京壁の左官技術体得し技能者が激減する傾向にあり、早急に技術保存後継者の育成を図る必要がある
 なお、近年新築工事多用されつつある薄付け仕上塗材【しあげぬり】材を用いた工法も京壁と呼ばれているので、選定名称については左官(古式京壁)とし、伝統的な工法であることを示す。
選定保存技術(個人)のほかの用語一覧
工芸技術:  蒔絵筆製作
建造物:  屋根瓦製作  左官  左官  建具製作  建造物模型製作  檜皮採取



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