床とは?

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とこ【床】

寝るために設けるところ。布団などの寝具調えた場所。また、その布団など。ねどこ。「—を延べる」「—を取る」「病の—」

男女共寝。「—あしらい

地面より少し高くなっていて、板などを張ったところ。ゆか。

「下には大き材木横になっているので、—を張ったようである」〈鴎外山椒大夫

床の間」の略。「—に掛け軸を飾る」

畳のしん。「古—(ふるどこ)」

ぬかみそなど、漬物材料つけ込む所。

川の底。川床

育てるところ。苗床

鉄床(かなとこ)のこと。

10 和船で、舵床(かじどこ)。

11髪結い床」の略。床屋。「浮世—」

12 牛車(ぎっしゃ)の人の乗る所。屋形車箱(くるまばこ)。

[下接語] 餌(え)床・(かな)床・長床(どこ)石床板床浮世床置き床織部床・温(おん)床・牡蠣(かき)床・舵(かじ)床・壁床髪床髪結い床川床蹴込(けこ)み床・地(じ)床・書院床釣り床苗床・糠(ぬか)床・寝床火床袋床・船(ふな)床・踏込(ふみこみ)床・洞(ほら)床・本床・万年床・室(むろ)床・夜(よ)床


しょう【床】

常用漢字] [音]ショウシャウ)(呉) [訓]とこ ゆか

[一]ショウ

寝どこ寝台。「臥床(がしょう)・起床就床病床臨床

腰かけ。「床几(しょうぎ)」

どこ。「温床

物の支えとなる部分底部土台。「火床花床河床鉱床銃床道床

[二]〈とこ(どこ)〉「床屋川床寝床

[三]〈ゆか〉「床板床下高床

[補説] 「牀」は本字


しょう〔シヤウ〕【床/×牀】

【一】[名]室内の板を張った所。ゆか。「—に臥せる

【二】接尾助数詞病院などで病人用のベッド数を数えるのに用いる。


ゆか【床/×牀】

建物の内で、根太(ねだ)を立て地面より高く板を張った部分そのままで、また畳や敷物などを敷いて生活する。また、広く建物の内で、人の立ったり歩いたりする底面

劇場で義太夫節太夫三味線弾きが座る所。舞台上手(かみて)に常設または仮設される。歌舞伎ではチョボ床ともいう。

京都鴨川沿いの茶屋で、座敷から川原張り出してつくった納涼用の桟敷川床。《 夏》

家の中で、一段高く作った所。寝所などにする。

「—の下(しも)に二人ばかりぞ臥したる」〈源・空


しょう シャウ 【床・牀】

1 〔名〕

室内の板どこ。ゆか。〔和英語林集成初版)(1867)〕

② からだを横にして寝るための設備。ねどこ。〔礼記檀弓

こしかけ

2接尾病院などで、病人用のベッドの数を数えるのに用いる。


とこ【床】

〔名〕

① 人の座する台。高さ一尺くらいで土間用いる。

新撰字鏡(898‐901頃)「 止己」

延喜式(927)三四「牀〈長八尺、広五尺、高一尺三寸、厚二寸四分〉長功十人

寝所として設ける所。ねどこ。ふしど。

古事記(712)中・歌謡「をとめの 登許(トコ)のべに 我が置きし つるぎの太刀 その太刀はや」

源氏100114頃)末摘花「心やすきひとりねのとこにてゆるひにけりや」

③ ふとんを敷いたねどこ。また、男女共寝

評判記野郎虫(1660)伊藤古今「床(トコ)にいりての後は、あぢものじゃといふ」

④ ゆか。

読本雨月物語(1776)蛇性の婬「然(さて)見るに、女はいづち行けん見えずなりにけり。此床(トコ)の上輝輝(きらきら)しき物あり」

(5) 畳(たたみ)のこと。現代では畳の心(しん)を、畳表区別していう。

大乗院寺社雑事記寛正三年(1462)一月一三日「長床二帖」

(6) 牛車(ぎっしゃ)の人の乗る所。車の床車箱(くるまばこ)。

三代実録貞観七年(875)九月九日「吾欲此牛不一レ行、乃以手拠車床、閉気堅坐不動」

(7)とこのま床間)②

玉塵抄(1563)一一「軸の物と云が座敷のかざりに床(トコ)の上に台にのせておかるるぞ」

(8) 桟敷(さじき)。涼みどこ。

俳諧己が光(1692)四条納涼夕月夜のころより有明過る比まで、川中に床をならべて、夜すがらさけのみものくひあそぶ」

(9) 葭簀(よしず)ばりにゆかを張るなどして、常時は人の住めない簡単な店。渡船場などの休息所とこみせ

浄瑠璃鑓の権三重帷子(1717)下「床(トコ)の陰に身を潜め、甚平爰に有からは、市の進も此辺にゐらるるはひつぢゃう」

(10)以前は「とこみせ程度であったところから) 髪結床(かみゆいどこ)。床屋

浄瑠璃夏祭浪花鑑(1745)三「床(トコ)の衆今日お払ひ者いかふ遅うござるの」

(11) 和船最後部の船梁で、舵(かじ)を保持する床船梁(とこふなばり)の略称。〔和漢船用集(1766)〕

(12) 犂(からすき)の底の地面にふれる部分の名称。いさり。〔訓蒙図彙(1666)〕

(13)なえどこ苗床)」の略。

(14)かなとこ鉄床)」の略。

[語誌](1)元来土間用いられた①が、住宅寺院板敷になるに伴ってその上に置かれ、室町時代には(5)のように畳を意味するようにもなった。
(2)床は一段高所で、その上段の間には押板がつけられるのが普通であったが、茶室発生とともに上段押板縮小されて一つになり、今日いう(7)の「床の間」となった。


ゆか【床】

〔名〕

家の中に、一段高構えてあって、人が起き臥しするところ。とこ。また、勤行などのために一段高構えたところ。中古では特に、浜床(はまゆか)など。

書紀720神代下(鴨脚本訓)「海神聞き曰はく試みに以て察むといひて乃ち三床(ユカ)を設け請入(いりま)さしむ」

源氏100114頃)「ゆかをば譲りきこえ給ひて、御几帳引き隔て大殿籠る

建築で、根太などによって、地面から高く平面に板などを張りわたして、人がすわったり歩いたりする所。その上に畳などを敷く板張りをもいう。また、広く室内廊下などで、人の立ったり歩いたりする底面をいう。

俳諧新花摘(1784)「床低き旅のやとりや五月雨

劇場などで、浄瑠璃太夫浄瑠璃語り三味線弾き三味線を弾く場所として設けられる高座。ちょぼ床。

浮世草子当世乙女織(1706)四「浄瑠璃年来筑後がひざをはなれず、ゆかを勤る者にて候へば」

④ 夏、河原の上に、茶屋料理屋などが張り出し納涼用の桟敷。特に、京都二条大橋から四条大橋あたりまでの間の賀茂川のものや、貴船川のものが有名。《季・夏

浮世草子島原大和暦(1683)三「やまとばしよりばらどをりのすこし上まで、かはらにゆかをならべて」


ゆかし【床】

〔形シク〕 ⇒ゆかしい(床)


ゆかし・い【床・懐】

〔形口〕 [文]ゆかし 〔形シク〕 (動詞「ゆく(行)」の形容詞化。心ひかれ、そこに行きたいと思う意。「床」「懐」はあて字

① それに心がひかれ、実際に自分で接してみたいという気持表わす

(イ) どんな様子見たい。行って、それを見たいまた、心ひかれている人に、会いたい

*竹取(9C末‐10C初)「五人中に、ゆかしき物をみせ給へらんに、御心ざしまさりたりとてつかうまつらん」

(ロ) 何であるか知りたい。誰であるか知りたい。どんな様子や状態か知りたい。

大和(947‐957頃)四「四位にもなるべき年にあたりければ、むつきの加階たまはりの事、いとゆかしうおぼえけれど、京よりくだる人もをさをさきこえず」

更級日記(1059頃)「いかなるひさごのいかになびくならむと、いみじうゆかしくおぼされければ」

(ハ) 演奏、声などを聞きたい。

源氏100114頃)若菜下「琴は習はしたてまつり給はざりければ、この折をさをさ耳なれぬ手ども弾き給ふらんを、ゆかしとおぼして」

(ニ) 人や物を、自分のものにしたい。欲しい。

落窪(10C後)二「これもよも忘れ侍らじ、又もゆかしう侍り

なつかしい。恋しい。慕わしい

梁塵秘抄1179頃)二「恋しとよ君恋しとよゆかしとよ、逢はばや見ば見ば見えばや」

平家13C前)六「むかしの名残もさすがゆかしくて、手なれし琴をひく程に、やすうもきき出されけりな」

情趣気品優美さなどがあって何となく心がひかれる。上品で深みがある

俳諧野ざらし紀行(1685‐86頃)「山路来てなにやらゆかしすみれ草

人情本春色梅美婦禰(1841‐42頃)三「さすが唄女(げいしゃ)となりぬれど、元は医学(くすし)の娘にて〈略〉昔が知れてゆかしけれ」

〔他ラ四〕

形動

〔名〕


床(とこ)

製麹工程で、蒸米引き込んでから盛りまで堆積しておき、床もみとこもみ)、切返しきりかえし)などの作業を行う場所をいう。

読み方:ゆか

  1. ⑴〔演〕浄瑠璃を語る高座のこと。⑵「ちよぼゆか」の略で、歌舞伎義太夫語りのこと。ちよぼは歌舞伎脚本の地を語る義太夫のこと。

分類 演劇

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読み方:ユカyuka

川床別称

季節

分類 人事


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/03 09:23 UTC 版)

(ゆか)とは、建物の内部空間の各階下面に位置する水平で平らな板状の構造物である。上面に位置する天井とは対になりで結ばれる。天井、壁と合わせ建物内部を外部空間から遮断する役割を担うこともある。多層構造の建物では各階層ごとに床がある。






「床」の続きの解説一覧

出典:『Wiktionary』 (2021/08/12 00:25 UTC 版)

発音(?)

名詞

  1. (ゆか)建物底面
  2. (とこ)日常生活で寝る場所。寝床ねどこ

熟語


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