さ‐じき【桟敷】
読み方:さじき
《「さずき(仮庪)」の音変化》
1 祭りの行列や花火の見物などのために、道路や川などに面してつくる仮設の席。桟敷席。
2 劇場・相撲場などで、一段高くつくった板敷きの見物席。江戸時代の歌舞伎劇場では、平土間の左右に一段高く2階造りにつくった上等の見物席。桟敷席。
さん‐じき【桟敷】
桟敷
姓 | 読み方 |
---|---|
桟敷 | さじき |
桟敷 | さんじき |
枡席
(桟敷 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/21 02:11 UTC 版)
枡席(ますせき、桝席・升席とも)とは、日本の伝統的な観客席。土間や板敷きの間を木組みによって人数人が座れるほどの四角形に仕切り、これを「一枡」として観客に提供したことからこう呼ばれるようになった。同じく日本の伝統的な観客席である桟敷(さじき)についても本項で扱う。
- ^ a b c 服部幸雄『歌舞伎ことば帖』岩波書店〈岩波新書〉1999年、ISBN 4004306116 pp.183-192.
- ^ a b 物価も経済事情も異なる江戸時代と現在の単純な比較はできないが、仮に米価をもとに当時の1両が今日の約10万円ほどの価値だったと推定すると、当時の25匁は今日の約4万5000円、当時の1朱は今日の約6500円ぐらいだったことになる。
- ^ この伝統的な桟敷の伝統は現在の歌舞伎座にも「桟敷席」として残っている。→「歌舞伎座座席表」
- ^ 本場所十五日制実施決る『東京日日新聞』昭和14年3月23日夕刊(『昭和ニュース事典第7巻 昭和14年-昭和16年』本編p299 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
- ^ 芸妓同伴、昼酒は禁止『朝日新聞』昭和15年12月15日(『昭和ニュース事典第7巻 昭和14年-昭和16年』本編p300)
- ^ 幕内の仕切り制限時間、七分に短縮『東京日日新聞』昭和16年12月27日夕刊(『昭和ニュース辞典第7巻 昭和14年-昭和16年』本編p300)
- ^ このような設備を持つジョイフルトレインは、カラオケなど団体輸送向けの特別な設備を備え、グリーン車となっている場合がある。2014年現在現役の車輌の一例としてJR西日本のあすか (鉄道車両)が挙げられる。
「桟敷」の例文・使い方・用例・文例
- 桟敷が落ちてけが人が数名出た.
- 桟敷がメリメリとすさまじい音がして落ちた
- 桟敷が落ちてけが人ができた
- 人の重みで桟敷が落ちた
- 桟敷を取っておいた
- 聾桟敷の観客
- 聾桟敷で芝居を見る
- 彼は2階桟敷の最後部席からの不平を無視した
- 男だけが入れる桟敷
- 川船や河原の桟敷で涼むこと
- 通天という,芝居小屋の張出し桟敷
- 天井桟敷という,劇場の最上階の後方の席
- 劇場において,東西の桟敷とその前面の高土間にある見物席
- 前船という,歌舞伎劇場の2階桟敷のうち,前方の席
- 芝居小屋において,二階桟敷に置かれた見物席
- 川床という,河原に張り出した納涼用の桟敷
- 芝居の劇場で,舞台正面2階の桟敷
- 桟敷という観覧席
桟敷と同じ種類の言葉
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