科白とは?

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か‐はく〔クワ‐〕【科白】

舞台における俳優のしぐさとせりふ。また、単にせりふのこと。


せりふ【台詞/科白】

俳優劇中で話す言葉。「—をとちる」

人に対す言葉言いぐさ。「気のきいた—を吐く」「そんな—は聞きくもない

きまり文句。「頼み事をするときのお得意の—だ」

理屈言い分並べること。談判すること。

「これ半七、お花はこちの奉公人親仁との—なら、どこぞ外でしたがよい」〈浄・女腹切〉

支払いをすること。

今夜中に—して下さんせにゃなりませぬ」〈伎・五大力


か‐はく クヮ‥ 【科白】

〔名〕 (「科」はしぐさ、「白」はせりふ) 舞台での俳優のしぐさとせりふ。現在ではとくにせりふをいう場合が多い。

青年(1910‐11)〈森鴎外〉一七「俳優種々人物に扮して、それぞれ自然らしい科白(クヮハク)をしなくてはならない


せりふ【台詞・科白・白】

〔名〕

役者劇中で言うことば。せるふ。せれふ。

わらんべ草(1660)五「其時の脇は、進藤久右衛門左近のぜうは、同権右衛門にてせりふに、云分有しに」

常日頃からの言いぐさ。きまり文句儀礼的慣用句

浮世草子風俗遊仙窟(1744)二「貧賤に素しては、此糟を用ひよとの世理賦(セリフ)を用ひず」

③ (一般的に) ことば。会話

浄瑠璃心中重井筒(1707)上「ぎりにつまった女房のせりふ、もっともとむねにこたへしよりふさが」

④ (━する) 苦情文句を言うこと。言い分を述べること。交渉談判すること。

浄瑠璃長町女腹切(1712頃)中「お花はこちの奉公人。おやじとのせりふならどこぞ外でしたがよい」

(5) (━する) 特に、遊里遊女自分要求や不満について客と詰め開きをすること。

洒落本・擲銭青楼占(1771)山蹇「此卦の客は、〈略〉ぶらりしゃらりよいかげんつとめておいて吉。せりふをすれば大に身についたものをはなす事あるべし」

(6) (━する) 支払いをすること。商取引をすること。

歌舞伎五大力恋緘(1793)二「爰へござんしてから三十日余り座敷代〈略〉何ぢゃあらうと今夜中にせりふして下さんせにゃなりませぬ」

[補注]会津塔寺八幡宮長帳慶長六年」には「其八月之日町にけい子屋へせりう付申候へ共、けい子之衆新たて之物二人打取申候」の例がある。

[語誌](1)能や狂言の用語から一般化したもの。「せれふ(台詞)」の挙例八帖花伝書‐三」に、「次第みちゆき、付ふし、せれふ、かかるふし〈略〉あひの謡、出は、きり、かくのごとくのうたひわけ」と記されているように、能の中での謡の構成要素として挙げられている。特に狂言においてはせりふが中心であったところから、近世になると、広く相手のことばや、談判、きまり文句などの意味で使用されるようになった
(2)節用集類には、「世流布(セルフ)」〔延宝八年合類節用集運歩色葉〕や「世理否」「世利布」〔万代節用集〕といった漢字表記見える。明治になって、「言海」などの国語辞書が、漢字表記として「台詞」を採用したが、中国語にもある「台詞」「科白」を日本でも使うようになったであろう。「セレフ」「セルフ」は「セリフ」よりも古い語形かとも考えられる


せれふ【台詞・科白・白】

〔名〕 =せりふ(台詞)

八帖花伝書(1573‐92)三「大夫のせれふ・脇のせれふ、違ふべし」


科白

読み方:カハク(kahaku)

芝居俳優演劇中に述べる言葉


台詞

(科白 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 03:33 UTC 版)

台詞(せりふ、日本語表記揺れせりふセリフ)とは、演劇創作物の作中で登場キャラクターが発する言葉である。転じて、日常会話文章などにおいての「決まり文句(きまりもんく)」、または、会話や言葉そのものをも指す。


  1. ^ 山口 1998 [要ページ番号]
  2. ^ 『日本国語大辞典 第二版』小学館 Web版「せりふ」の項目。


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