ト書きとは? わかりやすく解説

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と‐がき【ト書(き)】

読み方:とがき

脚本で、登場人物出入り動き場面状況照明音楽効果など指定をせりふの間に書き入れたもの。歌舞伎脚本で、「ト思入れあって…」などと「ト」を用いたころからいう。


ト書き

作者西村望

収載図書終着駅
出版社光文社
刊行年月1988.4
シリーズ名光文社文庫


ト書き

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/13 02:17 UTC 版)

脚本」の記事における「ト書き」の解説

「ト書き」の言葉の由来歌舞伎台本の「…と立ち上がりながら」などの「と」から来ている。文体は「…であった」などの過去形ではなく「…である」などの現在進行形で書くのが一般的脚本 登場人物動作や、照明演出大まかな指示記述する目に見える具体的な動作書くこと必須とされており、人物の心理描写抽象的な表現書くこと通常行われないまた、必要ならば映像効果指定する最終的に監督演出家采配委ねるが、これは台詞人物の性格浮き彫りにすると同様、映像描写関わることは脚本家仕事である。また、男女絡みいわゆる濡れ場アクションなどはストーリーの流れだけ書き具体的なことは書かない。この長さ全体の尺の長さ左右されることが多くアクションは特に殺陣師領域になるため。 戯曲 舞台上に何があるか。役者板付きか。上手、下手どちらから出るかが中心になる。舞台装置との絡みがあればそれも書くが、重要でなければ書かない台詞よりも映像作画見せ脚本または漫画原作とはここが大きく違う。台詞だけでストーリー分かり役者演出家自由に表現できる遊び」がある。様式決まっている歌舞伎台本戯曲とは、今日では大きな隔たりがある。 漫画原作 美術小道具衣装などのスタッフがいないためト書きの他、必要ならば設定書を作成し全て書く(主人公タバコを吸うか。吸うなら銘柄は何か。マッチライターか。ライターなら〜など)。時代年代大きく分かれる場合は、そのストーリー年表作成する。また原作を書く上で収集した資料など作画にも必要なもの揃え場合もある。濡れ場アクション・シーンできるだけ具体的になおかつ荒唐無稽作りこむストーリー構成起承転結ではなく、「起承転」までで、引きを作る。これは連載でも読み切りでも同じだが、ストーリー内容によってはラスト・シーン作画見せ余韻作る1ページの大ゴマ見開きなどの指定要求される場合もある。梶原一騎少年小説出身なので、原作小説式で書いていた。

※この「ト書き」の解説は、「脚本」の解説の一部です。
「ト書き」を含む「脚本」の記事については、「脚本」の概要を参照ください。

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