さい‐はい【采配/采▽幣】
采配
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/05 00:51 UTC 版)
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采配(さいはい)とは戦場で軍勢を率いる際に用いた指揮具。1尺ほどの柄に千切りの紙片や獣毛(犛〈はぐま〉の毛という、白旄)などを細長く垂らしたもので、振って合図を送るために用いられた。
概要
16世紀頃から軍陣で広く使用されはじめたものと思われるが、江戸時代には形式化が進み、金箔や朱塗りなど豪華な意匠が施され威儀具としての意味合いしか持たなくなった。武将の肖像画に軍配などと並んで描かれることが多い。
起源は、鷹狩りで鷹匠が合図に用いる「麾(ざい)」、犬追物に使われた「再拝」、あるいは、入道した武将が払子を指揮具としたもの、などと言われるがはっきりしない。
現在では、指図や指揮そのものを意味することもあり、「采配をとる」、「采配を振る」などと使われる。なお新たに「采配を振るう」という言い方も起こり、文化庁は「采配を振る」が本来の言い方だとしているが、次第に「采配を振るう」が優勢になっている[1][2]。
脚注
- ^ Inc, NetAdvance. “第201回 采配は“振る”のか“振るう”のか?”. JapanKnowledge. 2024年7月11日閲覧。
- ^ “采配を振る? 振るう? – 毎日ことばplus”. salon.mainichi-kotoba.jp. 2024年7月11日閲覧。
関連項目
采配(さいはい)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 07:48 UTC 版)
盆を取り仕切る実質的な責任者こと。親分である貸元が逮捕されては組織の存亡に関わるため通常は不在で、ナンバー2である若頭が担当する場合が多く、代貸や盆守(ぼんもり)とも呼ばる。胴の不調が続くようであれば、「一遍、洗ろうとけ!」と胴の交代を命じたり、場合によっては自ら胴を務めることもある。賭客が来れば「ようお越し!」、帰る時は「悪おましたな。また来とくんなはれ!」と挨拶を欠かさない。
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