帰るとは?

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かえ・る〔かへる〕【帰る/還る】

[動ラ五(四)《「返る」と同語源》

自分の家や、もといた場所に戻る。「郷里へ—・る」「まもなく—・ってくる」

今いる場所を離れて去る。「客が—・る」

野球で、走者本塁を踏んで得点になる。「ヒットランナーが—・る」

→戻(もど)る[用法]

[可能] かえれる


かや・る【反・返・帰・覆】

〔自ラ四〕 (「かえる(反)」の変化した語)

① もとの所へもどる。

*あさぢが露(13C後)「日もくれぬればかやり給はんとするに」

ひっくりかえる。

俳諧師(1908)〈高浜虚子〉二五「『奥さん雑巾は?』と三蔵は覆(カヤ)った糊皿を見て心配さうに細君の顔を見る」


かえ・る かへる 【反・返・帰・還】

〔自ラ五(四)

[一] (反・返事物事柄位置逆になる。また、物事の状態が変わる。

ひるがえって裏が表側に出る。

万葉(8C後)一〇・二〇六三天の河霧立上るたなばた雲の衣の飄(かへる)袖かも」

更級日記(1059頃)「かへる風はげしううちふきて」

ひっくりかえって上が下側になる。また、横倒しになる。くつがえる

万葉(8C後)四・五五七大船漕ぎまにまに磐(いは)に触れ覆(かへら)ば覆(かへれ)妹によりては」

宇治拾遺(1221頃)一〇「山もひびきて地もかへりぬべし」

物の形や質などが変わる。

書紀720皇極二年八月岩崎本訓)「茨 田池変(カヘリ)ての汁の如く

染色などがうすくなる。色があせる。

後撰(951‐953頃)恋四・八五二菊の花うつる心をおくにかへりぬべくもおもほゆる哉〈よみ人しらず〉」

(10C終)三六「うす色の、裏いと濃くて、上はすこしかへりたるならずは」

(5) 成長して、羽の斑点のさまが変わる。〔藻塩草(1513頃)〕

(6) 反切(はんせつ)によって漢字の音があらわされる。

玉塵抄(1563)六「嬴ここのかえしはりなり。るいは又りとかえるぞ」

[二] (返・帰・還事物事柄が、もとの場所、状態などにもどる。

① もとの場所や持主にもどる。

万葉(8C後)五・八〇一「ひさかたの天路遠しなほなほに家に可弊利(カヘリ)て業(なり)をしまさに」

源氏100114頃)明石「年経つるとまやも荒れてうき波のかへる方にや身をたぐへまし」

② もとの状態にもどる。復元する。

古今(905‐914)雑上・八九六「さかさまに年もゆかなんとりもあへず過ぐるよはひやともにかへると〈よみ人しらず〉」

源氏100114頃)若菜上若々しくいにしへにかへりて語らひ給ふ

③ 特に、本来そうあるべきところ、状態などにもどる。

無名抄(1211頃)「歌のさま世々によみ古されにける事を知りて、更に古風にかへりて幽玄の体を学ぶ事のいで来る也」

④ まわって、もとにもどる一年めぐって季節がまた新しくはじまる。

万葉(8C後)一七・三九七九「あらたまの年可敝流(カヘル)まで相見ねば心もしのに思ほゆるかも」

(5) 野球で、走者が、各塁を回り本塁にもどって得点になる。生還する。

日本野球史(1929)〈国民新聞社運動部忍苦一高又も早慶敗る河野飛球が敵の虚に落て泉谷は還(カヘ)った」

[三] (動詞連用形に付けて補助動詞的に用いる) 上の動詞表わす動作、状態が繰り返されるさま、また、はなはだしいさまを表わす繰り返し…する。はなはだしく…する。すっかり…する。

万葉(8C後)四・六〇三「思ふにし死(しに)するものにあらませば千たびそわれは死に変(かへら)まし」

源氏100114頃)桐壺はかばかしうものたまはせやらず、むせかへらせ給ひつつ」


かい・る かひる 【帰・返】

〔自ラ五(四)〕 「かえる(帰)」の変化した語。

万葉(8C後)二〇・四三三九「国巡子鳥(あとり)(かまけり)行き廻り 加比利(カヒリ)来までに斎(いは)ひて待たね」

応永本論語抄(1420)子路「士たる者は人のかいる処あらば、切瑳琢磨して正すべし」

[補注]万葉」の例は駿河国防人(さきもり)の歌で、「へ」が「ひ」に変わったもの。


帰る

作者曾野綾子

収載図書中吊り小説
出版社新潮社
刊行年月1991.12

収載図書中吊り小説
出版社新潮社
刊行年月1994.12
シリーズ名新潮文庫


帰る

作者林京子

収載図書祭りの場 ギヤマンビードロ
出版社日本図書センター
刊行年月2005.6
シリーズ名林京子全集


帰る

出典:『Wiktionary』 (2018/07/05 17:02 UTC 版)

漢字混じり表記

  1. かえる 参照



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