うし‐ぐるま【牛車】
ぎっ‐しゃ【▽牛車】
読み方:ぎっしゃ
牛にひかせる乗用の車。主として平安時代、貴族階級を中心に使われ、身分により種類が異なった。唐車(からぐるま)・雨眉(あままゆ)の車・檳榔毛(びろうげ)の車・糸毛の車・網代車(あじろぐるま)・八葉(はちよう)の車など。御所車。うしぐるま。ぎゅうしゃ。
ぎゅう‐しゃ〔ギウ‐〕【牛車】
牛車 (ぎゅうしゃ)
牛車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/04 07:05 UTC 版)
牛車(ぎっしゃ、ぎゅうしゃ、うしぐるま)は、ウシやスイギュウに牽引させる車のことで交通手段のひとつ。主に荷物を運搬する荷車タイプのものと、人を運搬する乗り物タイプのものがある。かつては世界各地で用いられており、発展途上国では今でもごく普通に見ることが出来る。2005年にはコスタリカの牛飼いと牛車の伝統がユネスコの無形文化遺産に登録されている。
- ^ a b 中村潤子「運ぶ手段」館野和己・出田和久 編『日本古代の交通・流通・情報 3 遺跡と技術』(吉川弘文館、2016年) ISBN 978-4-642-01730-5 P296-298
- ^ 『新訂総合国語便覧』(第一学習社、改訂27版1998年)p.26.
- ^ 国立民族学博物館 『旅 いろいろ地球人』 淡交社 2009年
- ^ a b c 二木謙一『中世武家の作法』 <日本歴史叢書> 吉川弘文館 1999 ISBN 4642066578 pp.98-104.
- ^ 『新訂総合国語便覧』(第一学習社)p.27.
- ^ ここでの網代とは、薄く細い板を交差させながら編んだもの。『網代』(コトバンク) 網代車を略して網代とも言う。
- ^ 難しい七種の哀音、轜車謹製の苦心『大阪毎日新聞』昭和元年12月30日(『昭和ニュース事典第1巻 昭和元年-昭和3年』本編p365 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
- ^ 轜車を引く牛四頭を買い上げ『大阪毎日新聞』昭和2年1月5日(『昭和ニュース事典第1巻 昭和元年-昭和3年』本編p365)
- ^ 軺車是什麼車
牛車
「牛車」の例文・使い方・用例・文例
- この牛車で島一周めぐりしませんか。
- 青糸で編んだ牛車の簾
- 網代車という牛車
- 尼眉という,牛車の部分
- 出衣の装飾を施した牛車
- 女房などが出衣の装束で乗った牛車
- 五つ緒という,牛車の簾
- 牛車の牛使い
- 牛車の牛を使う人
- 小車錦という,牛車の形を織り出した錦
- 平安時代以降の女房用の牛車
- 祭礼のための飾りたてた牛車
- 唐車という牛車
- 牛車という乗物
- 祭り見物などで,牛車を止める場所を取り合うこと
- 「源氏物語」において,車争いという,六条の御息所と葵の上の牛車とが,止める場所を取り合って争う場面を描いた画題
- 牛車の部分としての車箱
- 牛車という乗り物
- 牛車の踏み板
- 牛車の後方の出入り口
牛車と同じ種類の言葉
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