じょう‐るり〔ジヤウ‐〕【浄瑠璃】
読み方:じょうるり
1 仏語。清浄で透明な瑠璃(青金石)。また、清浄なもののたとえ。
2 語り物の一。室町中期から、琵琶や扇拍子の伴奏で座頭が語っていた牛若丸と浄瑠璃姫の恋物語に始まるとされる。のちに伴奏に三味線を使うようになり、題材・曲節両面で多様に展開、江戸初期には人形操りと結んで人形浄瑠璃芝居を成立させた。初めは金平(きんぴら)・播磨(はりま)・嘉太夫(かだゆう)節などの古浄瑠璃が盛行。貞享元年(1684)竹本義太夫が大坂に竹本座を設けて義太夫節を語り始め、近松門左衛門と組んで人気を博し、ここに浄瑠璃は義太夫節の異称ともなった。のち、河東・一中・宮薗(みやぞの)・常磐津(ときわず)・富本・清元・新内節などの各流派が派生した。浄瑠璃節。
浄瑠璃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/31 08:29 UTC 版)
浄瑠璃(じょうるり)は、三味線を伴奏楽器として太夫が
注釈
出典
- ^ “「浄瑠璃」みなもとの地・岡崎~浄瑠璃姫伝説”. 岡崎ルネサンス. 岡崎市役所 (2015年11月11日). 2023年2月2日閲覧。
- ^ “生活の中の仏教用語”. 大谷大学. 2022年2月7日閲覧。
- ^ 大薩摩節. コトバンクより2020年12月26日閲覧。
- ^ “おおざつまぶし 大薩摩節 - 歌舞伎用語案内 - 歌舞伎 on the web”. 2020年12月26日閲覧。
浄瑠璃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/13 07:05 UTC 版)
近松門左衛門によるとされてきた浄瑠璃。『江州石山源氏供養』とも呼ばれる。1676年(延宝4年)5月、近松が24歳のときの作品とされて『近松全集』などにも収録されてきたが、近松作とすることには近年異論が出されている。西尾市立図書館所蔵本などが翻刻されている。
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浄瑠璃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/29 22:09 UTC 版)
江戸時代以降、音曲を語る者、またはその名の一部に用いる(竹本義太夫など。女性には用いない)。
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浄瑠璃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/18 19:12 UTC 版)
奥浄瑠璃では、「竹生島の本地」、「薬師如来本地松浦佐夜姫誕生記」、「松浦佐夜姫一代記」などの題名で翻案されている。
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浄瑠璃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 03:32 UTC 版)
職人・芸人の名誉称号としての掾号のうち、もっとも後代まで残存していたのは浄瑠璃太夫に授けられるものである。例えば、竹本義太夫は筑後掾を受領した。 江戸時代中期以後、掾号はもっぱら浄瑠璃太夫の称号とされた。掾号を授けられることは浄瑠璃太夫にとって最高の名誉とされた。称号としての掾は、大掾・掾・少掾の3等級に分かれる。 江戸時代は嵯峨御所(大覚寺門跡)、明治以後は宮家から与えられた。戦後では、1947年(昭和22年)に2代目豊竹古靱太夫が秩父宮家から山城少掾を、1956年(昭和31年)には4代目吉田文五郎が東久邇家から難波掾を受領している。
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浄瑠璃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 05:51 UTC 版)
「本能寺の変を題材とした作品」の記事における「浄瑠璃」の解説
『絵本太功記』武智(明智)光秀が主君小田春長(織田信長)を討つ過程とその後の悲劇を描く。十段目「尼崎閑居の段」が有名 『仮名写安土問答』 『三日太平記』
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「浄瑠璃」の例文・使い方・用例・文例
- 浄瑠璃を語る
- 浄瑠璃語り
- 浄瑠璃の稽古本
- 悪婆という,人形浄瑠璃のかしら
- 江戸浄瑠璃という浄瑠璃
- 徒浄瑠璃という,出まかせに語る浄瑠璃
- 人形浄瑠璃の演目を歌舞伎で演ずる狂言
- 一中節という浄瑠璃節
- 人形浄瑠璃で,井戸釣瓶という小道具
- 浄瑠璃などにおいて,挿入された他流の歌の節
- 歌舞伎や人形浄瑠璃において,情事を表現する場面
- 歌舞伎や人形浄瑠璃において,情事の場面を演ずること
- 浄瑠璃の詞を全段1冊にまとめた本
- 唄浄瑠璃という浄瑠璃
- 唄浄瑠璃という長唄
- 浄瑠璃や歌舞伎において,王朝時代を扱った作品
- 文楽浄瑠璃において,大舅という人形の頭
- 浄瑠璃や歌舞伎の時代狂言のうち、王朝時代を扱った狂言
- 前置きとして語る浄瑠璃
- 御国浄瑠璃という,盲人の語った浄瑠璃
浄瑠璃と同じ種類の言葉
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