十手とは? わかりやすく解説

じっ‐て【十手】

読み方:じって

江戸時代捕吏犯罪人捕らえるのに用いた道具長さ45センチ真鍮(しんちゅう)などの棒の手元に鉤(かぎ)があり、相手の刀を防いだり、攻撃用いたりする。柄には総紐(ふさひも)がついていて、その色により所管の別を明らかにした。手木(てぎ)。じってい


十手


十手

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/20 09:11 UTC 版)

十手(じって、じってい、実手)は、日本武器および捕具の一つ。30cm - 60cm[1]ほどの鍛鉄真鍮鍛銀(打ち伸ばした銀)といった金属や、などの堅牢な木でできた棒の手元にをつけたものである。敵刃からの防御に用いたり、突いたり打つなどの攻撃、時には短棒術として用い犯人の関節を極める・押さえつける・投げるなど柔術も併用して制圧し捕縛に用いる。


注釈

  1. ^ 時代小説で聞き込みの際に「おいらが聞きたいんじゃねぇんだぜ、この十手が聞きたいって言ってんだ」と懐からチラつかせるシーンがあるのはこれにちなむ
  2. ^ 例として、心見流には、「鎖附き十手」と呼ばれる隠し武器があり、接近戦闘外や奇襲も想定されていた。

出典

  1. ^ 戦術、時代背景がよくわかる カラー版 戦国武器甲冑辞典、監修者中西豪、大山格、発行所株式会社誠文堂新光社、2015年4月16日、p.125.
  2. ^ a b 岩下忠輝「十手 : その起源と変遷に関する考察」『國學院大學大学院紀要文学研究科』第49巻、國學院大學大学院、2018年2月、207-230頁。 
  3. ^ a b c d e 藤沢衛彦,伊藤晴雨『日本刑罰風俗図史』国書刊行会、2010年4月、89-91頁。 



十手

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/14 07:28 UTC 版)

魔王連獅子」の記事における「十手」の解説

Aボタン近くにいる敵にダメージ与える。威力高く通常より離れた間合い攻撃できる

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十手

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 22:31 UTC 版)

ルパン三世 カリオストロの城」の記事における「十手」の解説

銭形愛用の捕り具。格闘武器としての他に指揮杖代わりとしても使用された。先祖伝来の物であるのかは不明今作では設定書こそあるが、愛銃のコルト・ガバメント使用されていない

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十手(じゅて)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/20 10:10 UTC 版)

妖怪番長」の記事における「十手(じゅて)」の解説

スキンヘッドの男の顔面周囲に、筋骨隆々の腕が無数についているだけの奇怪な姿をした妖怪。その無数の腕を使いトリッキー動き攻撃をしてくるが知能は低いらしく「ウン」しか言葉発しない

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十手(實手)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/28 14:28 UTC 版)

捕具」の記事における「十手(實手)」の解説

時代が進むにつれ用途合わせ様々な形状や大きさ考案された。形状については 十手を参照

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十手

出典:『Wiktionary』 (2018/07/05 08:45 UTC 版)

名詞

(じって、じってい

  1. 罪人捕縛使用する武器捕具一種

異表記・別形

関連語


「十手」の例文・使い方・用例・文例

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